2014年12月2日火曜日

SL中日本シリーズ Round7 SSチャレンジカップクラス


SL中日本シリーズRound7のSSチャレンジカップクラスには今期最多の21名がエントリー。
このクラスのチャンピオン争いはトップの臼井卓士(トレンタクワトロ鈴鹿/KOSMIC)と、同2位の岩波俊幸(ハラダカートクラブ/FA-KART)に絞られた。状況は臼井が有利で、たとえ岩波が連勝したとしても、2回も2位でフィニッシュすれば臼井のチャンピオンとなる。

タイムトライアルは岩波がトップタイムをマーク。2位は臼井がつけ、3位には藤田雅也(NEXT-ONE/TONYKART)。予選ヒート、ホールショットは抜群のスタートを切った臼井。岩波は2位に後退。3位は藤田が追走。臼井は好調で序盤、岩波を引き離し独走に持ち込む。しかし、中盤に差し掛かるころは岩波がペースアップし臼井とのギャップを縮めていく。さらに臼井は周回遅れに引っかかりペースダウン。その隙を見逃さず、岩波は臼井をホームストレートで並びオーバーテイク。ここでアクシデントが発生。岩波に続き、インを狙った藤田が臼井とクラッシュ。両名ともコースアウトし、大きく遅れてしまう。岩波はこれでトップを快走。決勝のPPを獲得する。2位争いはこれまた周回遅れが絡む混戦の中、一瞬の隙をついて2位に浮上した吉田彰都(ハラダカートクラブ/FA-KART)が獲得。3位は長谷川敬(ハラダカートクラブ/FA-KART)。4位は黒谷颯(NEXT-ONE/INTREPID)がつけた。

第13戦決勝ヒート。岩波はPPからホールショットを決め、そのまま後続を引き離しトップを快走。2位は長谷川が浮上。吉田は3位を追走。その後ろは黒谷がつける。予選のアクシデントで14番手からのスタートを強いられた臼井は序盤から猛追し、4周目のは8位、9周目には5位までポジションを回復する。トップを快走していた岩波は独走状態であったが、ここで周回遅れの処理に手間取り大きくペースダウン。一時は2位長谷川が岩波の直後まで迫ることとなる。しかし、長谷川は岩波の隙を狙っていたところ、逆に吉田が長谷川の一瞬の隙をつきオーバーテイク。この2位争いを尻目に岩波は再びペースを上げ、セーフティマージンを確保する。岩波はトップでフィニッシュ。2位は吉田、3位は長谷川、4位黒谷。臼井は5位までポジションを上げたが、追い上げはここまでであった。

第14戦決勝ヒート。岩波は第13戦同様にホールショット。オープニングラップをトップで終えるとそのまま後続を引き離していく。2位は吉田、3位は長谷川、4位黒谷、5位岡部雅(ハラダカートクラブ/MARANELLO)。臼井も第13戦同様に猛追し、6周目には7位まで復帰する。2位を走行していた吉田は、3周目に長谷川にオーバーテイクされ3位に後退。さらに6周目トラブルにより戦列を離れる。臼井はどんどんポジションを回復していたが、10周目にスピンを喫しまたしても後方にドロップしてしまう。トップ岩波は危なげなく快走を続け、2位争いは長谷川、黒谷の争い。岡部は少し話されてしまった。ファイナルラップ、岩波はこのRound7をすべてトップでフィニッシュし完勝。2位は黒谷とのバトルで守りきった長谷川。3位はその黒谷。4位岡部、5位馬場康之(NEXT-ONE/TONYKART)。臼井は7位フィニッシュであった。

岩波は逆転でシリーズチャンピオンを獲得。臼井は惜しくも2位で今シーズンを終えることとなった。

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