2011年5月26日木曜日

全日本選手権 SuperKF/KF2 Round1 もてぎ エントリーリスト

2011全日本選手権 SuperKF/KF2のエントリーリストが発表されました。
SuperKF28台、KF2 23台と目が離せない一戦となりそう。

総合エントリーリスト ⇒http://www.twinring.jp/cms-data07/j-kart_m/2011/rd1-entry_j.pdf

2011年5月25日水曜日

全日本選手権 開幕目前!!

 2011全日本カート選手権SuperKF/KF2の開幕戦(6月5日/ツインリンクもてぎ・北ショートコース)が目前となりました。レースは3月に発生した東日本大震災の影響で、約2ヶ月順延となっていました。各チーム・ドライバーはその間、テストを繰り返していたかどうかはわかりませんが、FA-KART RTは、多くはないものの、エンジンの開発・ドライバーの練習を行ってきた。
 さて、2011年のFA-KART RTのチーム体制。なかなかWEB上で正式な発表ができないでいるのだが、これは毎年、開幕戦で写真など資料を集めたところで、WEBページを作成しているので、そちらはご了承願いたい。ここで少しだけチームの体制を発表したい。

 シャーシはもちろんFA-KART。2011モデルはカウルグラフィックが一新され、見た目にもニューモデルになった。スペックは基本的なところは2010年を継続。リアのベアリングホルダーの強化が施され、トラクションアップに貢献。また、ステアリングが330mmの大径タイプに変更。毎年タイヤのグリップ増加によるドライバーへのステアリング操作の負担を軽減してくれる。他は細かいところがあるものの、「正常進化」になっている。
 エンジンはVORTEX「RAD」。昨年、KFエンジンの最強といわれたVORTEX。FA-KART RTは独自にモディファイを加え、さらなるパワーアップ、耐久性アップを果たしている。キャブレターIBEA「L8」とともに親和性を向上をもしている。2011年は瑞浪、茂原のパワーサーキットがなくなり、琵琶湖、美浜というテクニカルコースが入った。それに合わせ、トラクション重視のモディファイを開発中。
 タイヤはBRIDGESTONE。言うまでもない国内カート最強メーカー。FA-KART RTは多くのタイヤテストをこなし、レーススペックへの理解度を増している。これはレースディスタンスを走りきるのに重要なファクター。BSスタッフとの綿密な連携はチームのアドバンテージになる。

 ドライバーはSuperKF3名、KF2が3名での参戦となる。
 SuperKF、チーム4年目の佐藤奨二。チームのエースドライバーであり、開発のテストドライバー。昨年は2回の表彰台を含む7回の入賞でランキング5位になった。2011年は念願の初優勝を狙いに伴い、頂点を目指す。鈴鹿・瑞浪・茂原を得意としている。(残念ながら得意コースが2つ減った…) 35歳、SuperKFのドライバーの中では年長者となる。しかし、そのレースに対する意気込みは決して若いドライバーには負けない。
 3年目の佐々木大河。偉大な兄、佐々木大樹の兄弟。昨年はエンジントラブルなど不運にも見舞われ、ランキング入りはならなかった。しかし、他チームの誰もが注意するスピードあるドライバーだ。2010年の茂原の第2レース、最終ラップまでトップを走り、トラブルによりリタイヤになったことは記憶に新しい。兄大樹が最も警戒する2011年は飛躍のシーズンにしたい。
 初参戦、松本祥人。群馬県ハルナカートクラブ所属の16歳になるドライバー。MAXクラスでそのスピードはいかんなく発揮され、もてぎチャンピオン、榛名2位、ARTA3位、MAX3位と常に上位を快走する。2009年の地方選(X30)のチャンピオンを獲得しており、どこのコースでも速く走れる順応性も兼ね備える。先のテストでもすばらしいスピードを発揮しており、開幕戦から上位を争うであろう。
 KF2の佐伯新。ジュニア選手権、地方選手権、全日本選手権と着実にステップアップ。ジュニア選手権では優勝経験も持ち、2009年はランキング4位。昨年は地方選手権に参戦したが、途中全日本KF2にステップアップ。その初戦の茂原でいきなりTTトップを獲得するなど、そのスピードは皆を驚かせた。テストでも常に想定するタイムを上回っており、初戦からの優勝を目指す。
 新人の石川友一、河村現斗。ともに昨年までSSクラスで参戦。飛び級でKF2に参戦する。新人ながらもKF2のスピードへの対応は早く順応し期待を伺わせる。まだ、体力面、シャーシやタイヤへの理解度など改善する面も多いが、この延期となった開幕戦はこの2人にとっては、準備する有効な時間となった。まずはポイント圏内でのフィニッシュが目標だ。

 KF2も同時全国開催となり、FA-KART RTは過去最大のチーム体制となった。もちろん目指すはチャンピオン。4年目にかけるチームスタッフの意気込みはドライバー以上だ。

 また、HKC(ハラダカートクラブ)のエンジンを使用するドライバーが2名。KF2の朝日ターボ。シャーシはINTREPIDを使用。テスト走行でかなり速いタイムを連発しており、KF2のドライバーにとっては脅威。2010年APCでの好走は記憶に新しい。さらにSuperKFに佐々木大樹。シャーシはEXPRITを使用。いうまでもない日本人最速カートドライバー。昨年は5勝を飾ったが、2戦の欠場、1度にDNS、1度のアクシデントによりランキング2位となった。逃げ始めたら手がつけられない。チームの目標となるドライバーの1人だ。

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2011年5月18日水曜日

SL石野シリーズ第3戦

5月15日、SL石野シリーズ第3戦が開催された。
ハラダカートクラブからはYAMAHA-SuperSSクラスに川北浩之(FA-KART)が出場。

公式練習を経て、挑んだ公式予選。うまい立ち回りを見せ、総合4位を獲得。その後行われた1周TTのスーパーラップでは思いのほかタイムが伸びず5位となる。
予選ヒートはイン側スタート。有利なはずだがこの日はアウト側スタートの選手が良く、6位にダウン。しかし、中盤からペースアップし1台オーバーテイク。5位に戻りレースを終える。
決勝ヒート。今回もアウト側が良く、6位にポジションダウン。セットを変えたこの決勝は序盤からすぐにペースアップし、中盤には再び5位浮上。さらに4位の選手、3位の選手の後方まで追い上げる。数回仕掛けるものの不発に終わった後半の6コーナー、痛恨のスピンアウト。押しがけ再スタートするものの、最終順位は9位となった。この決勝はラップタイムも良かっただけに悔しさが残る。次戦では表彰台を期待したい。

2011 SL中日本シリーズ Round3 YAMAHA-SSクラス

2011SL中日本シリーズRound3のYAMAHA-SSクラスは今期最多の15名のドライバーによって行われた。

タイムトライアルでトップタイムをマークしたのは、ここまで4戦3勝の奥田史憲(トレンタクワトロ鈴鹿/ARROW)。2番手には3戦連続でTTフロントローとなる辻元拓馬(ハラダカートクラブ/FA-KART)。以下、橋詰拓馬(ハラダカートクラブ/CRG)、稲寄速人(ハラダカートクラブ/INTREPID)とHKCジュニア勢が2-3-4を占めた。
予選ヒート、トップ奥田は無難なスタートでトップをキープする。2番手には橋詰が浮上。辻元は3番手。以下は稲寄、松本晋吾(NEXT-ONE/TONYKART)、山本政宏(NEXT-ONE/ZANARDI)、織田祥平(ハラダカートクラブ/FA-KART)がバトルする。ファイナルラップ。奥田と橋詰はそのままフィニッシュ。最終コーナーで稲寄が辻元のインへ。クロスラインで辻元が抵抗するが、結局稲寄が先着。奥田は決勝のPPを獲得。

第5戦決勝ヒート。奥田は予選同様、無難なスタートから徐々に後方を引き離す。2番手争いは橋詰、稲寄、辻元、松本、織田。その後ろは清川善文(14マースMS/BIREL)と宮崎知巳(ジャッカルHKC/TONYKART)のベテラン勢が追い上げる。このレースで光ったのは稲寄。一気に2位まで浮上すると松本を従えて奥田を追う。橋詰、辻元に順位変動はない。結局奥田はこのレースも制し4勝目。2位は稲寄、3位松本となった。

第6戦決勝ヒート。奥田は三度好スタートでトップをキープ。2位橋詰、3位稲寄が続く。後方では辻元がドロップダウン。序盤、稲寄が橋詰をオーバーテイク。早い段階で2位に躍り出たと思いきや、すぐさま橋詰が抜き返す。元ジュニア同士の迫力バトル。しかし、稲寄はさらに橋詰を抜き返す。バランスを失った橋詰は松本、織田にも先行を許す。このバトルで楽な展開となった奥田はすでに独走状態。稲寄、松本は接近戦を展開。後方では橋詰が織田をオーバーテイクし4位浮上。織田の後方は清川、宮崎。奥田はチャンピオンシップを有利に進める5勝目を飾る。稲寄は2戦連続2位、松本も2戦連続3位となった。

ランキングは奥田が116Pと2位に大きな差をつける。その2位は松本(66P)、3位橋詰(48P)、4位織田(40P)、5位稲寄(38P)となっている。

2011 SL中日本シリーズ Round3 SSチャレンジカップクラス

SL中日本シリーズRound3のSSチャレンジカップクラスは8名のドライバーで激戦が繰り広げられた。

タイムトライアル、トップは柳秀治(ハラダカートクラブ/TONYKART)。2番手は初参戦の藤野能樹(ハラダカートクラブ/FA-KART)。ランキングトップの平野元則(ハラダカートクラブ/FA-KART)は6番手と出遅れる。
予選ヒート、好スタートを決めたのは前回2連勝の平野喜丈(ハラダカートクラブ/FA-KART)。1コーナーで2番手に浮上するとすぐさま柳を捕らえてトップ浮上。しかし、ペースが上がらず柳、藤野に抜かれ3番手に逆戻り。トップ柳、藤野は僅差で走行。喜丈が3番手。トップにそれ以上順位変動はなく、4番手には初参戦の北山深翠(ファームレーシング/MARANELLO)が追走。

第5戦の決勝ヒート。柳、藤野は予選同様逃げ始める。中団グループは混戦。喜丈、元則、山本大輔(ハラダカートクラブ/FA-KART)。その後方では川島愛生(ハラダカートクラブ/KOSMIC)が追走。いったんは藤野を引き離した柳であったが、中盤から藤野がスパート。テールトゥノーズのバトルに。中団グループもバトルが激化し、後半に差し掛かるころ元則と川島が接触。そこにトップバトルの柳、藤野が進入。柳は止まっているカートに接触してしまいストップ。逆転で藤野が優勝を飾った。2位山本、3位喜丈、4位は復帰した川島がフィニッシュした。

第6戦、全車無事スタートを切りレースが始まる。トップはPPから柳がキープ。2番手には藤野が追走。以下喜丈、元則、山本など混戦が続く。柳と藤野のバトルは中盤、藤野が柳を逆転しトップを奪取。後方でも競り合いが続き、チャレンジカップとは思えないほどのバトルが勃発。しかし、リタイヤは1台もない。トップ争いは終盤、ファイナルラップまで緊迫した接戦が続き、迎えたファイナルラップの最終コーナー、藤野はブロックラインでポジションを守る。柳もそのさらにインを狙ってカートをねじ込む。両者若干接触。藤野はバランスを崩しコースアウト。柳もバランスを失ったが、なんとか立て直しフィニッシュラインへ。優勝は柳。2位喜丈、3位元則、4位山本が入った。

ポイントランキングは山本が74Pでトップ返り咲き。2位は元則が3P差で続く。僅差の争いはまだまだ続きそうだ。

2011年5月14日土曜日

2011 SL中日本シリーズ Round3 YAMAHAジュニアクラス

Round3を迎えたSL中日本シリーズ。YAMAHAジュニアクラスには5名のドライバーがエントリー。

タイムトライアルでトップに立ったのは東拓志(NEXT-ONE)。僅差で松藤翔也(ハラダカートクラブ)、広瀬光結(ハラダカートクラブ)が続く。4番手は村松伸一(ハラダカートクラブ)、5番手は中森翔広(NEXT-ONE)。
予選ヒート東が好スタートを切りオープニングラップを制する。2番手松藤、3番手広瀬。序盤から松藤が東を執拗に攻め、最終的にはオーバーテイク。そのままトップチェッカーを受け決勝のPPを獲得する。2番手東、以下広瀬、村松、中森と続く。
第5戦決勝ヒートは、先に行われたカデットの途中での降雨により若干スタート時間が遅らされる。路面状況が回復しレースがスタートする。まだところどころ水が残っている状態での難しいコンディション。松藤は好スタートを決めたかに思われたが、東が1コーナーアウト側から大胆に松藤をオーバーテイクしトップに立つ。その後、松藤は予選同様に東を攻め立てる。何度も仕掛けるが、その水に濡れたところは東のほうがうまく、攻撃をかわしていく。そのバトルはファイナルラップまで続くものの東が逃げ切り優勝。2位は惜しくも松藤。3位は堅持に広瀬が入った。
第6戦は完全ドライでのレース。今度は松藤が好スタートを決めトップを堅守。2位東はなかなかペースが上がらず3位広瀬に攻められる展開。4位争いも村松と中森が激化。その中松藤はレースをコントロールしながら逃げていく。3位広瀬は東の隙をうかがい、そのチャンスを待つ。中盤~後半、広瀬がスパートを掛け東に近づく。しかし、東も要所を押さえ抜かせない。松藤は独走でのトップチェッカー。東は2位を守りきり辛くもランキングトップを守る。3位は惜しくも広瀬。4位は中森とのバトルに勝利した村松が入った。

2011年5月11日水曜日

2011 SL中日本シリーズ Round3 YAMAHAカデット&カデットオープンクラス

2011SL中日本シリーズRound3は5月8日開催された。週間天気で懸念されていた雨は土曜日の午前中で上がり、朝から蒸し暑い夏のレースを伺わせた。しかし、カデット&カデットオープンクラスは若干、天気に翻弄されることに…。

エントリー台数は両クラス合わせて6台。今期最多だ。1周のタイムトライアルでトップタイムをマークしたのは鶴田哲平(トレンタクワトロ鈴鹿/TRY)。唯一の33秒台を刻み貫禄のPP。2番手は初参戦の女性ドライバー川崎瀬夏(KAKIE RACING TEAM/CRG)、3番手は山田杯利(KART KOZO R/KOSMIC)、4番手は遠山ライゴ(ユキレーシング/TONYKART)と初参戦組が続く。以下5番手真弓陽(ハラダカートクラブ/TRY)、6番手に田中大貴(ハラダカートクラブ/FA-KART)が追い上げを狙う。予選ヒートはスタート直後、遠山と田中が接触。2名がリタイヤに追い込まれる。レースは鶴田が独走し、川崎と山田がバトル。真弓は少し遅れながら追走。結果、鶴田は決勝のPPを獲得。2位に川崎、3位山田、4位真弓。

第5戦の決勝ヒート。鶴田、川崎が序盤バトル。川崎は鶴田に仕掛けようとするが、この日の鶴田はいつも以上に速く、中盤には独走状態を築く。しかし、8周目あたりから雨が落ちてくる。まだドライで走れそうなので、オフィシャルも安心していたが、直後土砂降りの豪雨に変化。田中、真弓が相次いでスピンを喫し、ついには鶴田までもがスピンアウト。この間隙を縫って川崎、山田が鶴田の前に出る。11周目、ドライでは危険と判断しチェッカーが振られる。優勝は川崎。2位山田、3位に鶴田。以下遠山4位、真弓5位、田中はスピンの際、再スタートできず6位となった。

雨もすっかりあがり晴れた第6戦決勝ヒート。トップ鶴田に川崎が迫る序盤の展開。山田は少し遅れ、4位以下は遠山、真弓、田中の3つ巴バトル。鶴田は徐々に川崎を引き離し、独走を築いていく。川崎はペースが上がらず、山田に攻められる苦しい展開。山田はついに川崎をオーバーテイクし2位浮上。しかし、トップ鶴田はかなり前方。4位争いは真弓が前で引っ張る。最終的に鶴田はトップチェッカー。2位山田、3位川崎となった。

Round3総合結果は鶴田が優勝。2位川崎、3位山田、4位遠山、5位真弓、6位田中となった。

2011年5月5日木曜日

鈴鹿選手権 第3戦 レポート2

RMCクラスには中西智紀(FA-KART)が出場。公式予選、雨はあがりドライタイヤでの出走。しかし、まだ路面は滑りやすいコンディション。各車走るたびにタイムアップ。中西もアタックするが18位と出遅れた。予選ヒート、今度はウェットコンディション。スタートの1コーナーを危なげなく通過した中西。案の定、上位ではアクシデント発生。それを尻目にポジションアップ。終盤には2台オーバーテイクし13位フィニッシュ。予選を通過した。決勝は25番手スタート。コンディションは濡れているがドライタイヤでの出走。渋滞が発生するがバトル開始。しかし、序盤でコースアウトを喫する。後方選手がうまく避けてくれたためカートにダメージはなく再スタート。ところどころ濡れている路面は難しい。中西はクランクコーナーでまたしてもコースアウトしてしまい、そのままリタイヤとなった。

SFCクラスはいつもの3名が出場。公式予選は最後に行われ、ドライタイヤでのタイムアタック合戦。この中で「3 Times Champion」清水寿昭(TONYKART)は貫禄のトップタイム。野田卓司(KOSMIC)も調子よく4位、白川孝広(KOSMIC)も当日いりながら5位と健闘。今回のSFCはレベルが高く、1位~8位までのタイム差は0.119秒。…激戦。予選ヒートは雨。全員がほぼ初めての新型レインタイヤ「SLW2」を履いての出走。清水、白川、野田はすばらしいスタートダッシュ。3コーナー時点でハラダカートクラブの1-2-3を形成。しかし、S字1つ目、清水が痛恨のスピンアウト。最下位まで順位を下げてしまう。変わってトップは白川、2位野田。白川は危なげなくペースアップし独走状態。一方野田は2位を守っていたが、S字でスピン。後方にドロップしてしまう。この予選結果は白川1位、清水は追い上げ8位、野田は16位。決勝ヒート、ドライコンディション。PP白川は珍しくスタート失敗。清水は好スタートで3位浮上。野田もまずまずのスタート。清水は猛然と攻め序盤で2位浮上、トップの選手に追いすがる。白川はなかなかペースが上げられない。野田は順調にポジションアップする。中盤、トップの選手とテールトゥノーズになった清水は隙を探す。しかし、トップの選手もうまくギリギリのバトルが続いていく。最終ラップ、その最終局面を迎えるが、清水はランキングを視野に入れ無理はしない。2位でフィニッシュしポイントを伸ばした。白川も不調ながら5位。野田は11位となった。

Suzuka-Mastersクラスには飯山知一(INTREPID)が出場。ウェットコンディションのなか行われた公式予選。飯山にいつもスピードがない。タイムも伸びず9位。予選ヒートもウェット。なかなかシャーシセットが決まらず苦しい展開。ラップタイムが伸びないためポジションアップも難しく8位。迎えた決勝ヒート。路面はハーフウェット、雨はない。各車がドライタイヤかレインタイヤか悩みグリッドにつく。13台中飯山、PPの選手を含む5台がドライ、残り8台はウェットを選択。レーススタート。序盤、濡れているところでは極端に遅いものの、ラップタイムはほぼ互角。飯山はその濡れているところに手間取り順位を上げられない。中盤に差し掛かるころ、ドライタイヤ選手がタイムアップ。飯山も追い上げを始動する。が、無常にもここで雨。一気にペースダウン。最終的にレインタイヤが正解となり、飯山は11位となってしまった。

鈴鹿選手権シリーズ 第3戦 レポート

2011鈴鹿選手権シリーズ第3戦はGW真っ只中の5月1日に開催された。レースウィークはじめから日曜日の天気予報は雨。しかし、ここは鈴鹿、山の天気のごとく変わりやすいことは言うまでも無いため、実際の天候は当日にならないとわからない。

迎えた日曜日、空は雲に覆われ雨。しかし、西の空が明るい。そしてこの日はウェット⇒ドライ⇒ウェット⇒ドライという、ドライバー(もちろんメカニック、スタッフ共々…)にとってこのうえなく難しいコンディションでレースが行われた。

まずはAvantiクラス。5名のドライバーが出場。ランキング争いをしている岡本孝之(TONYKART)、加藤雄祐(TONYKART)、今期初出場の松橋庸之(FA-KART)、Avanti初挑戦のベテラン水谷圭児(FA-KART)、葛西佑紀(CRG)。
公式予選はウェット。5名はウェットセッティングで出走するも、水谷11位、岡本12位、葛西13位、松橋15位。加藤にいたってはなにか間違いを起こした17位。ランキング1位の選手も下位に沈み、波乱の幕開け。
予選ヒートまでに雨はあがり、タイヤは全車ドライ。しかし、出走直前で雨が落ちてくる。無常にもそのままスタート。レース中盤には本格的になり、雨スリックでの走行を強いられる。この難しいコンディションで岡本は2位に躍進。加藤も7位まで順位を上げる。また、松橋も危なげない走りで9位、葛西11位、水谷は17位となった。
迎えた決勝。路面は濡れているが雨はない。しかし、まだレインのほうが速いと判断し、全員レインタイヤ。グリーンフラッグで出走。しかし、加藤のエンジンが始動するが前に進まない。キャブ調整をし、出走を試みるも無常にもスタート。現在のカートレースはピットスタートは認められないため、悔しいDNSとなった。レースは岡本が3位走行。2位の選手に引き離されるも、4位には差をつける。水谷は得意としている雨で本領発揮をしたいところであったが、セッティングがまったくかみ合わずタイムが伸びない。葛西は順調に追い上げ、松橋は完走を目標に走行。結果、岡本は大事に走って3位、3戦連続表彰台を獲得。葛西は8位、松橋10位、水谷14位であった。

KT100Sクラス、出場したのは平野喜丈(FA-KART)。参加台数が多いためA,B分かれての公式予選と予選ヒート。その公式予選のコンディションはウェット。セッティングを施しBグループで出走。あまり雨の鈴鹿の経験のない平野であったが、スピンせず走りきり結果15位。まずは予選通過を目指す。その予選ヒート、エンジンがかからない。メカニックとともに必死にエンジン始動をこころみるも、かかったころにはレーススタート。惜しいDNS。セカンドチャンスヒートに進むことになった。そのセカンドチャンスヒート、9台中6位以内で予選通過。レーススタート、1コーナーアウト側からポジションアップを図る平野、しかしまさかのスピンアウト。エンジン再始動し隊列復帰。前方は遥か彼方だが、なにかアクシデントがあれば予選通過になる。しかし無常にもリタイヤしたのは1台。結果8位で悔しい予選不通可となった。

つづく。