2012年8月23日木曜日

SL中日本シリーズRound5

9月16日SL中日本シリーズRound5が開催されます。

暑い中でのレースはドライバー、シャーシセットの集大成が試されます。
また、初心者にとっても暑い日のレースを経験することにより、おおきなレベルアップ、タイムアップに繋がります。
参戦希望の方はお早めに当店へご来店・ご連絡ください。

開催クラス
YAMAHA TRYカデット
YAMAHA カデットオープン
YAMAHA TIAジュニア
YAMAHA TIAエキスパート
SSチャレンジカップ
YAMAHA SS
PRD Avanti

サーキットサービスDay
9月8日(土)
9月9日(日) …店長がGoPRO(車載カメラ)を持って行きます。自分のドライビングを見直し、アドバイスを受けれるチャンス!! 撮影希望の方は、できたら事前連絡ください。
9月15日(土)

鈴鹿選手権 第6戦

残暑が厳しそうな週が続きそうです。
熱中症など気をつけましょう。

鈴鹿選手権 第6戦は9月23日に開催されます。開催クラスは以下の通り。

J-RMC
Parilla X30
YAMAHA SuperSS
Suzuka Masters
YAMAHA SS
PRD Avanti
CellIOPEN

エントリー受付は9月9日(日)までとなっております。
参加希望の方はお早めにご来店・ご連絡ください。

鈴鹿の走行日は以下の通りです。
9月4日(火) サーキットサービス有
9月16日(日) KLMレースのため朝一(AM6:00ごろ)のみサービス有
9月30日(日) サーキットサービス有

9月16日はSL中日本シリーズRound5が開催されるため、サーキットサービスが朝一(AM6:00ごろ)のみとなります。必要なパーツ、トランスポートが必要などがある場合は、事前にご連絡ください。

また、まだ暑く、体力的にも厳しいので、その1週間前の土日のどちらかで、カートランド三重などで100LAPくらいトレーニング走行しましょう。これだけで鈴鹿での走行がかなり楽になります。9月9日は店長がKLMにサービスに行きます。

全日本 美浜大会 公式エントリーリストなど

9月1~2日に開催される全日本選手権・美浜大会の公式通知が発表されました。

エントリーリスト ⇒http://mihama-ck.com/event/2012/2012alljapantuuti2
KF1…23台 佐伯新
KF2…17台
FS125…14台
FS125(地方)…18台 橋詰拓馬
FP-3(地方)…5台
FP-Jr.…29台 稲寄速人・岩田啓佑
FP-Jr.Cadet…11台
総台数…117台

タイムスケジュール ⇒http://mihama-ck.com/event/2012/2012alljapantuuti1
土曜日に全クラスの公式予選(タイムトライアル)、KF1 第7戦の予選ヒートまで行う2Day開催となります。
土曜日の練習走行は各クラス15分x2回となります。(KF1のみ20分x2回)
金曜日からクラス分けが行われ、各クラス15分x5回となります。(KF1のみ20分x5回)
木曜日・金曜日からジュニアの走行ができます。

その他各種公式通知は美浜HPへ
http://mihama-ck.com/event_kart8.html

2012年8月15日水曜日

全日本選手権 エントリーリスト

9月1~2日に開催される全日本選手権・美浜大会のハラダカートクラブからのエントリー。
今回は西地域とKFシリーズの初の同時開催である。

KF1クラス
佐伯新 FA-KART/VORTEX/BS

FS125(地方選手権)
橋詰拓馬 FA-KART/IAME/DL

FP-Jr.
稲寄速人 FA-KART/YAMAHA/BS
岩田啓佑 FA-KART/YAMAHA/BS

佐伯はチャンピオンに向けてはもう落とせるレースは1つも無い。この美浜で連勝を飾ることがトップへの最低条件となる。昨年は中止されたが、練習では非常に好調であったため、夢ではないであろう。
橋詰は美浜初のレース。トップグループにどこまで迫れるかが目標。
稲寄は前回初の表彰台を獲得。次に狙うは優勝のみ。本人はコース自体はいい感触を持っているため、シャーシセットやエンジンの調子では十分狙える。
岩田は初参戦。しかもカートレース3戦目がこの全日本となった。目標は完走。ここでの経験は来年に必ず繋がるであろう。

鈴鹿選手権 第5戦 レースレポート

2012鈴鹿選手権シリーズの第5戦は8月12日に開催された。前日からの雨予報で、忙しいレースが予想されたが、朝からの天候は快晴で、一日ドライコンディションでレースが行われた。

YAMAHA SuperSSは、今年シリーズ参戦の水谷圭児(FA-KART)に加えて、約1年ぶりのレース復帰の松村元晃(FA-KART)が参戦。公式予選は復帰戦で松村がいきなりの4番手タイムを記録。水谷はうまくタイミングがあわせられず11位に終わる。セッション後、1名にペナルティがあったため、松村は3位、水谷は10位から予選ヒートをスタートする。
予選ヒートは松村が上位でレースを展開。水谷もアクシデントに巻き込まれないよう慎重なレース運びをする。終盤、松村はトップグループに追いついたが、オーバーテイクまでは至らず3位フィニッシュ。松村はこのヒートのファステストラップを記録した。水谷も調子の出ないカートでポジションを上げ、7位でフィニッシュ。両名とも決勝に向けて好位置からスタートする。
決勝ヒート、ローリングがディレイされ2周目に突入。ヘアピン立ち上がりで松村が突然失速。集団はホームストレートに帰ってきて無常にもスタート。ストップを免れた松村であったが、隊列からは大きく引き離され単独のレースを強いられた。7位スタートの水谷はポジションをキープしながらトップ集団に食いついていく。しかし、水谷に本来のスピードが無く、中盤には少し集団から遅れる形になった。それでも持ち前の経験とテクニックを駆使した水谷は瞬間的なチャンスを逃さず、終盤に2つポジションを上げ5位に浮上。そのポジションを最後まで守りきった水谷は今シーズン3回目の5位入賞を果たした。松村は悪くないペースで周回したが、最初のギャップを縮めることは不可能であったため15位フィニッシュとなった。

Suzuka-Mastersクラスはランキング争いの飯山知一(INTREPID)と久々のMasters参戦の中西智紀(FA-KART)が戦う。公式予選、飯山は0.272差の5位、中西は0.765差の15位。今回、27台と大盛況のこのクラス、下位に沈むとアクシデントなど思わぬ混乱も予想されたため、順位はまずまずといったところ。
予選ヒートは飯山が序盤~中盤で4位にポジションアップ。そのままポジションをキープしていく。トップグループには若干置いていかれる形になったが、後方も引き離し、決勝を2列目からの好位置でスタートできることとなった。中西も13位で2ポジションアップ。RMCクラスでは苦戦したが、このMastersでその存在感をアピール。決勝に向けても可能な限りセットアップを最善に施す。
決勝ヒート、スタートで1つポジションを落とした飯山であったが、序盤の早いうちに4位に復帰。今度はトップグループに食いついていく。一方中西はスタートでコース外に押し出されてしまいポジションを大きく落としてしまった。さらに追い上げを図った中西は他者との接触でシャーシにダメージを負ってしまう。これによりなかなかペースが上げられない。飯山はトップグループの最も後方でチャンスを見極める。トップの選手がかなり苦しいドライビング。最終コーナー、4台のペースが一気にダウン。ブレーキングで間隔が縮まる。思ったよりスピードダウンしたことにより、飯山がブレーキングミスから痛恨のコースアウト。ピットロード入り口を突っ切ってしまい、レースの隊列に戻ったときは中盤まで順位を落としていた。しかし、Mastersのおじさまはこれでは終わらない。トップ2台の接触など、かなり荒れたレースで飯山は8位までポジションを戻す。前方は先ほどまでトップを走っていた選手。一度は追いつくものの、後方の選手に隙を突かれオーバーテイクされてしまう。その間に7位の選手は逃げていく。9位に落ちた飯山はなんとか1台をパスし8位に復帰。そして7位の選手に迫るがここで時間切れ。ファステストラップを記録した飯山であったが、8位は残念な結果というしかない。それでも最速を誇った飯山は次戦では優勝を狙えるであろう。シャーシにトラブルを抱えた中西はペースアップは望めず23位がやっとであった。しかし、中西は手ごたえを感じており、次回ではトップ10を十分狙えるであろう。

SFCクラス。ランキング3位の白川孝広が不参戦のため、チャンピオン争いは同門対決の清水寿昭(FA-KART)と岡本孝之(CRG)絞られた感がある。公式予選、今シーズン徐々に調子を上げてきている岡本はトップタイムをマークし、予選ヒートのPPを獲得。清水は4位に終わり、野田卓司(FA-KART)が3位につける。
予選ヒート、フォーメーションラップで野田のエンジンマウントにトラブルが発生し痛恨のDNS。今シーズン初の表彰台をも見えていた野田にとって痛いトラブルだ。岡本は好スタートでトップをキープ。清水は野田がいなくなったため3位をキープする。岡本は快調に飛ばし、2位以下にセーフティマージンを築いていく。清水はいつもの速さが見られず2位に選手に迫ることができない。それどころか4位の選手のアタックに防戦一方の展開。岡本は余裕のトップチェッカー。ランキングポイントも2ポイント追加し、決勝のPPを獲得。清水はなんとか3位を守りきり、決勝へ向けてシャーシセットを詰めていく。
決勝ヒート、岡本は好スタートからトップをキープ。オープニングラップでその速さを爆発させ、2以下の選手に影をも踏ませない。清水は珍しくポジションを落とし4位に後退。レースはそのまま進行し、中盤まではポジションの入れ替えはない。野田は最後方から順調にポジションを回復させ、中盤には7位まで順位を上げる。岡本のペースは他の選手と段違いでこの時点で完全な独走を披露していた。終盤、清水のペースが大きく乱れる。そこへ他の選手が一斉に清水をオーバーテイクしていく。清水は疲労困憊の体を気力で動かしポジションをキープしようとするが、ついに野田にもオーバーテイクされ6位にポジションダウン。野田は5位をキープしファイナルラップ。岡本はペースを落としクルージングでトップチェッカー。うれしい初優勝を飾った。予選、決勝ともにファステストラップを記録し、文字通りに完全試合を達成。野田は15位から追い上げ5位フィニッシュ。7位に選手に迫られた清水であったが、なんとかポジションを守りきり6位でフィニッシュした。

10代の若い3名が出場したYAMAHA-SSクラス。出走台数41台の中で予選を通過できるのは34名。公式予選、予選ヒートは2グループに分かれて行われた。3名ともがAグループに振り分けられた公式予選。チームトップは清水聖也(INTREPID)の11位。広瀬光結(TONYKART)は17位、岩田啓佑(FA-KART)は18位と出遅れる形となった。
Aグループの予選ヒート、スタート直後にアクシデントが発生。3名はこの混乱をうまく切り抜け、清水は6位、広瀬は12位、岩田は14位と大きくポジションを上げた。清水はトップ集団に食らいついて、これまででのベストレースを展開。しかし、広瀬、岩田はペースが思ったように上がらず、徐々にポジションを失っていく。終盤、清水もペースがダウンし、他の選手にオーバーテイクされていく。それでも予選通過ラインよりはかなり前方で9位でフィニッシュする。広瀬は13位争いの中、なんとか14位でフィニッシュし予選通過を果たした。岩田は序盤で得たポジションをキープすることができず16位フィニッシュ。敗者復活戦となるセカンドチャンスヒートに回ることとなった。午後の最初のプログラムで行われたセカンドチャンスヒート、岩田は4位スタート。ポジションをキープすれば予選通過であったが、スタートで大きく順位を落とし、その後も8位争いを展開してしまう。その間にトップ集団に引き離されてしまい、フィニッシュは9位であった。岩田はまだカートレース2戦目。すばらしいオーバーテイクも見せ、次戦はさらにいいレースを見せられるであろう。
34台フルグリッドの決勝ヒート。清水は18位、広瀬は28位からのスタート。大きなアクシデント無くオープニングラップを終える34名。この序盤から清水のスピードがまったく上がらない。ストレートでもレースペースにあげることができず、ピットインし状況を見極める。プラグ交換、キャブの再調整を施しコースインするも、一向に改善する様子を見せない。ついに清水はレースをあきらめリタイヤ。好調だっただけに非常に悔しいレースとなった。広瀬は自分なりのペースを最大限発揮させレースを進ませる。ポジションこそ25位争いではあるが、抜きつ抜かれつの激しいバトル。最終的にフィニッシュは27位であったが、この決勝で完走を果たしたことは次のレースに生かされるであろう。

次回の鈴鹿選手権シリーズ第6戦は9月23日に開催される。

2012年8月7日火曜日

鈴鹿選手権 第5戦 概要

鈴鹿選手権 第5戦の概要が判明しました。

今回は夏のお盆レースということもあり、非常に多くのエントリーが集まっています。
いつもと違うところもありますので、ご注意ください。

予選落ち有クラス … YAMAHA-SS、RMC、J-RMC
予選落ち無クラス … SFC、Suzuka-Masters、YAMAHA-SuperSS

金曜日 クラス分け有 … 各クラス15分x4回
土曜日 クラス分け有 … 各クラス15分x4回

両日ともAM8:00スタートです。
クラスの順番はMasters⇒SuperSS⇒SS⇒J-RMC⇒RMC⇒SFCです。

土曜日 選手受付 9:00~13:30 クラス別
土曜日 公式車検 13:00~17:00 全クラス

日曜日 選手受付&公式車検 6:45~7:15
日曜日 ブリーフィング 7:30~
日曜日 公式練習&公式予選 8:00~
クラス順 Masters⇒SuperSS⇒J-RMC(A)⇒J-RMC(B)⇒SS(A)⇒SS(B)⇒RMC(A)⇒RMC(B)

余裕を持って準備・カートチェックをするため、できる限り朝一でコースに集合しましょう。

ハラダカートクラブ バーベキュー決勝

2012年8月12日、ハラダカートクラブバーベキューを行います。

面白いイベントになる(する)と思います。
クラブ員は集合です。

詳しくはこちら。
http://www.haradakart.co.jp/team3/ba_be_.html

2012年8月3日金曜日

鈴鹿選手権シリーズ第5戦 エントリーリスト

8月12日開催、鈴鹿選手権シリーズ第5戦のハラダカートクラブからのエントリーです。

SFCクラス
清水寿昭 FA-KART/YAMAHA/DL
野田卓司 FA-KART/YAMAHA/DL
岡本孝之 CRG/YAMAHA/DL

Suzuka-Mastersクラス
飯山知一 INTREPID/ROTAX/YH
中西智紀 FA-KART/ROTAX/YH

YAMAHA SuperSSクラス
水谷圭児 FA-KART/YAMAHA/BS
松村元晃 FA-KART/YAMAHA/BS

YAMAHA SSクラス
広瀬光結 TONYKART/YAMAHA/BS
清水聖也 INTREPID/YAMAHA/BS
岩田啓佑 FA-KART/YAMAHA/BS

SFCクラスは前回1-2-3と表彰台を独占。清水と岡本のチャンピオン争いは重要な1戦を迎える。そろそろ結果の欲しい野田も表彰台が目標。
Suzuka-Mastersクラスは飯山がチャンピオンに向けて落とせない1戦となる。久々のMasters参戦の中西にも注目。
SuperSSクラスは水谷が表彰台を狙う。過去3戦、惜しいところまでいっているので、アクシデントなどに巻き込まれなければ十分狙える。復活の松村はFA-KARTで心機一転。若者中心のSSクラスで上位を走っていた実力を発揮したい。
SSクラスは若い3名が出場。高校1年生清水は今年は積極的なレース活動を展開。本来の力を発揮するいい機会だ。広瀬は5月のFP-Jr.で経験を積み、今回の鈴鹿に行かせることが重要であろう。初参加の岩田はまずは完走が目標だ。

2012年8月1日水曜日

全日本選手権(西)第4戦・中山 レースレポート

2012全日本選手権 西地域 第4戦は7月29日、岡山県・中山カートウェイにて開催された。
ハラダカートクラブからは3名のドライバーが出場。FP-Jr.クラスにランキング3位の稲寄速人(FA-KART)、地方選手権FS125クラスに橋詰拓馬(FA-KART)、そして初出場の橋詰龍二(FA-KART)だ。

地方選手権FS125クラスは15名のエントリー。今回からFA-KARTにスイッチした拓馬は、初めての中山走行にもかかわらず練習中、トップからコンマ2秒差のベストタイムを記録する。それでも接戦のFS125クラス、全体的な順位はまだまだ後方であったと思われる。龍二はまだ中学2年生とあって体力的にも経験的のみ厳しく、ベストタイムは伸び悩んだ。しかし、走行のたびに自己ベストは更新していった。
公式練習を経て、公式予選に挑んだ二人。兄弟そろってコースインするも、タイミングが悪く単独での走行に終始してしまう。拓馬は自己ベストにも届かず14位、龍二は自己ベストを更新するも15位に終わった。
予選ヒートは拓馬がスタートでポジションを上げる。トップの選手は逃げに入ったが、2位以下は数珠繋ぎの状態でレースが進んでいく。拓馬はこの予選ヒートではかなりペースがよく、自己ベストを更新する走り。しかし、タイムの伸びないドライバーをなかなかオーバーテイクすることができず、逆に隙を突かれポジションを落としてしまう。しかし、レース終盤、意地を見せた拓馬は立て続けに2台をパス。結果11位でフィニッシュする。龍二は14位でフィニッシュ。

決勝ヒート、周回数は長い長い30周。イン側スタートの有利さを生かし、アクシデントを掻い潜って7位にジャンプアップ。そのままの順位でオープニングラップを終える。しかし、2周目の2コーナー、インからオーバーテイクされる際コースアウトを喫する。これで大幅に順位を落としてしまう。龍二はアクシデントを避けたこともあり、ポジションをあげることができなかった。11位争いを他のドライバー、拓馬、龍二の3名で展開しレースが進む。しかし、中盤からはその3名の間隔は徐々に広がり続け、終盤には完全に単独走行になった。龍二はレース終盤、エキゾーストトラブルに見舞われてしまう。そして長い30周のレースはチェッカーが振られる。拓馬は12位とスタートポジションから1つ順位を落としてフィニッシュ。龍二はチェッカーは受けたものの、エキゾーストのトラブルのため失格のリザルトとなった。
次回は地方選手権最終戦となる美浜大会。拓馬は瞬間的なスピードは、過去2戦より上がってきており、体力面を鍛えればもっと上位でレースできるであろう。龍二も速くなったカートに慣れれば本来の力を発揮できるであろう。

FP-Jr.クラスは久しぶりの予選落ちが発生するレースとなった。ここ中山のフルグリッド28台に対し、エントリー台数は30台。予選ヒート、セカンドチャンスヒートを経て、決勝に残れるドライバーを決定する。同クラスランキング3位につける稲寄は、有効ポイントの関係もあり、上位でのランキングに残るためにビッグなポイントが欲しいところ。しかし、土曜日に行われた抽選でデリバリーされたエンジンが思いのほか不調。自己ベストにも遠く及ばず、ペースも悪く、この時点では絶望的な状況に追い込まれた。
日曜日、朝の公式練習。不思議とエンジンは少しではあるが復調する。それでも上位でレースするには厳しい。公式予選、グリーンとともにコースインする稲寄。他のドライバーに警戒されてか、3台で走行する先頭に出されてしまう。スリップの効かない状況ではタイムを伸ばすことができず苦しい展開。1台が稲寄をパスする。そのドライバーを利用しタイムを伸ばそうとする稲寄。時間的にもラスト1周、渾身のアタックで全体の5番手タイムを叩き出す。
公式予選の結果によりAグループの3位スタートとなった稲寄は、予選ヒートでスタートから上位を狙う。しかし、スタートの瞬間、イン側から差されアウト側のドライバーと挟み撃ちにあってしまう。しかし、2コーナーを大外から捲くった稲寄はなんとか3位をキープしオープニングラップを終える。前方の2台はバトルを展開し、後方からも追い上げる選手がいる。緊張感あるレース展開であったが、稲寄は3位の座をキープしフィニッシュ。決勝ヒートは5番手からのスタートとなった。

決勝ヒート。周回数は過酷な30周。スタートはイン側が有利。その通りになり2コーナーで3位に浮上。さらに4コーナーで2位に浮上。完璧なオープニングラップを決めた稲寄。トップの選手は逃げ始めたが、稲寄の後方もバトルがあり、少しマージンを持って序盤戦を終える。中盤、2位をキープしたいところであったが後方からファステストラップで追い上げる選手にオーバーテイクされてしまう。反撃を試みる稲寄だが、絶対的なスピードが足りず、逆に徐々に差を広げられてしまう。それでもその後方のドライバーにはまったく隙を与えない。その後方のバトルもあって稲寄は3位をキープしファイナルラップ。前方のドライバーとは大きな差をつけられてしまったが、後方にもオーバーテイクされるマージンを持っていた稲寄。そしてチェッカー。全日本FP-Jr.において見事自身初の表彰台を獲得する3位でフィニッシュした。これまでもその可能性は十分あったが、なかなか実現には至らなかった。ランキング3位もキープし、次戦は美浜大会に挑む。
今回、調子の出なかったエンジンを引きながら、メカニックである父とともにその最大限の結果を残した。この結果はかならずこれからのレースに役立つであろう。