2015年7月7日火曜日
SL中日本シリーズ Round5 YAMAHA SSクラス
例年に加えて激しいYAMAHA SSクラス。タイムトライアルでトップタイムをマークしたのは岩田啓佑(ハラダカートクラブ/FA-KART)。2位はランキングトップの高田唯希(トレンタクワトロ鈴鹿/ART GP)。3位は上村和也(ハラダカートクラブ/TONYKART)、4位は岡山直樹(NEXT-ONE/TONYKART)。予選ヒートは岩田がホールショットから逃げの体制に入る。高田が2位、3位は上村。4位には小田宗孝(ハラダカートクラブ/TONYKART)が浮上し、岡山はドロップしてしまう。岩田がこのまま逃げ切るかと思われたが、中盤からは高田のペースが素晴らしく、6周目に岩田をパス。トップに浮上するとそのまま岩田を引き離しトップチェッカー。2位は岩田。3位上村、4位小田、5位は清川善文(ハラダカートクラブ/FA-KART)。
第9戦決勝ヒート。高田がホールショットを決めてトップをキープ。2位は岩田であったが、高田のペースについていけない。3位、4位はそれぞれ上村、小田のベテランがキープ。その後方では清川、岡山、辻元拓馬(ハラダカートクラブ/FA-KART)がポジションを争う。序盤、後方集団でアクシデントが発生。ここで復帰を試みるカートと高田がまさかの交錯。高田はコースアウトを喫しそのままリタイヤとなってしまった。変わってトップに浮上したのは岩田。後方は大きなマージンがある。2位は上村が抜け出し、小田が3位をキープするが、岡山、辻元、清川が攻め立てる。12周目、一瞬の隙を突かれた小田は、岡山と接触。岡山は復帰できたが小田はリタイヤ。辻元がこの感激を縫って3位に浮上。復帰した岡山は6位。レースはこのままフィニッシュを迎え、岩田が今シーズン3勝目。2位は上村。3位辻元。4位清川、5位臼井卓士(トレンタクワトロ鈴鹿/KOSMIC)となった。
第10戦決勝ヒート。このレースもホールショットは高田。そして岩田が追走。3位は上村。高田は序盤、岩田を引き離すが、中盤からは岩田が高田に迫っていく。3位争いは上村、清川、辻元の3名だが、なかなかポジション変動には至らない。その後方では吉田彰都(ハラダカートクラブ/FA-KART)以下が大きな集団を形成する。トップ争いはいよいよテールトゥノーズ。12周目岩田が高田をパスしトップに浮上。しかし、高田は13周目、すぐさま抜き返しトップに返り咲く。その後、高田は岩田に隙を見せずトップチェッカー。第9戦で落とした悔しさを晴らした。岩田は2位でわずかながらチャンピオンへの可能性を残した。3位は上村。4位清川、5位辻元。6位は吉田が後方からの追撃を防ぎきりフィニッシュした。
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