2013年2月10日日曜日

SL石野シリーズ 第1戦

2013 SL石野シリーズ第1戦は2月10日に開催された。

ハラダカートクラブからは2名のドライバーが出場。

YAMAHA TIAジュニアクラスには、2012SL中日本シリーズにて同クラスチャンピオンの村松伸一(TIA)が参戦。前日から好調を見せていた村松は、公式練習でトップタイムをマークすると、続く公式予選でも最速タイムをたたき出す。さらに石野名物の1周タイムアタックのスーパーラップでも見事にトップタイムをマークし、予選ヒートのPPを獲得した。
予選ヒートは序盤から飛ばしていく。すぐに2位との差を十分なものし、独走態勢を築いていく。しかし、2位の選手が中盤から速く、終盤には追いつかれてしまう。それでも、なんとかトップの座を守りきった村松は、決勝のPPと3pのランキングポイントを獲得した。
決勝ヒート。周回数は15周。予選同様、スタートを完璧に決めた村松は、序盤から2位以下を引き離していく。予選で速かったライバルは、不利なアウト側から5番手までドロップ。楽な展開になると思われたが、その選手が一気に2位までポジションを回復すると、勢いそのままに村松をパスする。この日初めて2位に下がった村松であったが、それからは持ち前の速さを取り戻し、トップの選手に食らいついていく。少し離されはまた近づく展開のままファイナルラップへ。ペースを上げてテールトゥノーズに持ち込む。しかし、オーバーテイクには至らず、そのまま2位フィニッシュ。石野での初表彰台であったが、それまですべて1位だったことを考えると、悔しい2位であった。

PRD Avantiクラスには川北浩之(FA-KART)が参戦。ユーズドタイヤでのレースということもあり、少し苦しい公式練習を終え、公式予選へ挑む。ライバルのスリップを利用し、徐々にタイムを刻む川北。残り時間が少なくなったところで、路面温度の上昇とともにタイムも上がっていく。しかし、ラスト2周で少しペースの遅いドライバーに引っかかり、最後のラップもうまくタイムアタックできず5位に甘んじる結果となった。
予選ヒートは有利なイン側から4位にポジションアップ。さらに3位の選手に迫っていく。中盤までは展開を見極めてのレースを見せた川北は、終盤に3位のポジションを狙って仕掛けていく。しかし、仕掛けどころのタイミングが合わずにオーバーテイクが成功しない。結局そのまま4位フィニッシュ。不利なアウト側から決勝をスタートする。
決勝ヒート。不利なアウト側ながら、2列目のため、スタートで一気に仕掛ける作戦。これが成功し、3位にポジションを上げてオープニングラップを終える。トップ2台を迫ろうとする川北だったが、その2台のペースは川北よりも速く、中盤には完全に置いていかれてしまう。さらに4位、5位の選手が川北に迫っており防戦のレース。自分の走りに集中した川北はピッタリマークされるものの、付け入る隙を与えない。なんとか3位を守りきった川北は、石野でのSLシリーズ戦での初表彰台を、自身のバースデーレースで達成した。

次回のSL石野シリーズは3月10日に開催される。

0 件のコメント:

コメントを投稿