2015年7月7日火曜日
SL中日本シリーズ Round5 YAMAHA SSクラス
例年に加えて激しいYAMAHA SSクラス。タイムトライアルでトップタイムをマークしたのは岩田啓佑(ハラダカートクラブ/FA-KART)。2位はランキングトップの高田唯希(トレンタクワトロ鈴鹿/ART GP)。3位は上村和也(ハラダカートクラブ/TONYKART)、4位は岡山直樹(NEXT-ONE/TONYKART)。予選ヒートは岩田がホールショットから逃げの体制に入る。高田が2位、3位は上村。4位には小田宗孝(ハラダカートクラブ/TONYKART)が浮上し、岡山はドロップしてしまう。岩田がこのまま逃げ切るかと思われたが、中盤からは高田のペースが素晴らしく、6周目に岩田をパス。トップに浮上するとそのまま岩田を引き離しトップチェッカー。2位は岩田。3位上村、4位小田、5位は清川善文(ハラダカートクラブ/FA-KART)。
第9戦決勝ヒート。高田がホールショットを決めてトップをキープ。2位は岩田であったが、高田のペースについていけない。3位、4位はそれぞれ上村、小田のベテランがキープ。その後方では清川、岡山、辻元拓馬(ハラダカートクラブ/FA-KART)がポジションを争う。序盤、後方集団でアクシデントが発生。ここで復帰を試みるカートと高田がまさかの交錯。高田はコースアウトを喫しそのままリタイヤとなってしまった。変わってトップに浮上したのは岩田。後方は大きなマージンがある。2位は上村が抜け出し、小田が3位をキープするが、岡山、辻元、清川が攻め立てる。12周目、一瞬の隙を突かれた小田は、岡山と接触。岡山は復帰できたが小田はリタイヤ。辻元がこの感激を縫って3位に浮上。復帰した岡山は6位。レースはこのままフィニッシュを迎え、岩田が今シーズン3勝目。2位は上村。3位辻元。4位清川、5位臼井卓士(トレンタクワトロ鈴鹿/KOSMIC)となった。
第10戦決勝ヒート。このレースもホールショットは高田。そして岩田が追走。3位は上村。高田は序盤、岩田を引き離すが、中盤からは岩田が高田に迫っていく。3位争いは上村、清川、辻元の3名だが、なかなかポジション変動には至らない。その後方では吉田彰都(ハラダカートクラブ/FA-KART)以下が大きな集団を形成する。トップ争いはいよいよテールトゥノーズ。12周目岩田が高田をパスしトップに浮上。しかし、高田は13周目、すぐさま抜き返しトップに返り咲く。その後、高田は岩田に隙を見せずトップチェッカー。第9戦で落とした悔しさを晴らした。岩田は2位でわずかながらチャンピオンへの可能性を残した。3位は上村。4位清川、5位辻元。6位は吉田が後方からの追撃を防ぎきりフィニッシュした。
SL中日本シリーズ Round5 SSチャレンジカップクラス
第9戦決勝ヒート。オープニングラップは黒谷がトップで帰ってくる。2番手には鈴木が追走。3位は岡部が浮上し、4位は澤口。トップ争いは微妙な間隔を保ちながら黒谷がキープする。鈴木はもう少しオーバーテイクには届かない。その後方3位争いは澤口が岡部に追いつき、10周目に澤口がオーバーテイク。岡部はその後5位までドロップしてしまう。黒谷は難しいコンディションを安定した走りでトップチェッカー。2位は鈴木。3位は澤口。4位は藤田雅也(NEXT-ONE/TONYKART)が追い上げた。
第10戦決勝ヒート。鈴木はこのレースでホールショットを決めトップをキープ。2位は黒谷は追走し、その直後に澤口が虎視眈々と狙う。ポジション変動はないものの、緊張感あるレースを展開。中盤、澤口がオレンジボールを振られ緊急ピットイン。カートを修復してすぐさまコースに復帰する。これでトップ争いは鈴木と黒谷の2名となった。3位は藤田が浮上し、その後方からハイペースで笠井雅進(ハラダカートクラブ/FA-KART)が追い上げる。鈴木は黒谷にオーバーテイクの隙を見せずトップチェッカー。なんとかランキング争いに踏みとどまった。黒谷は着実に2位。注目の3位争いは、ファイナルラップの最終コーナーで笠井が仕掛けるが、藤田はこれを防ぎきり3位を守った。笠井は4位フィニッシュ。5位は里中祐基(ハラダカートクラブ/FA-KART)となった。
SL中日本シリーズ Round5 YAMAHA TIAジュニアクラス
5名のドライバーがエントリーしたYAMAHA TIAジュニアクラス。タイムトライアルでトップタイムをマークしたのは静谷龍亮(ハラダカートクラブ)。2位は加藤彰貴(ハラダカートクラブ)がつける。予選ヒートは静谷が危なげなくトップをキープ。加藤が2位で追走し、3位は松岡太志郎(TEAM CYOPIT)、龍野央樹(ハラダカートクラブ)が争う。予選での順位変動はなく、静谷、加藤、松岡の順でフィニッシュ。
第9戦の決勝ヒート。スタートで加藤がトップを奪う。静谷は2位、3位は松岡。トップ争いは接近戦。2周目、早くも静谷が加藤をパスしトップを奪取。静谷はハイペースで加藤を引き離す。加藤も静谷には離されるものの、3位以下には十分なマージンを築く。3位争いは龍野が松岡を攻略。レースはそのまま進行し、静谷が3戦ぶりの優勝。加藤が2位、3位は龍野となった。
第10戦の決勝ヒート。今度は静谷がホールショット。2位は加藤。3位に龍野が浮上し、松岡は4位にドロップ。5位からは細川舞人(NEXT-ONE)が追走。静谷は持ち前のスピードを生かしぐんぐんペースアップ。2位との差を大きなものとする。加藤は2位をキープ。3位は龍野が走行していたが、8周目にスピンを喫す。その間に、4位争いをしていた松岡と細川に先行される。レース後半、松岡がまさかのコースアウトでドロップ。細川が3位に浮上する。静谷は危なげなくトップチェッカー。2位は加藤、3位は細川、4位龍野、5位は松岡となった。
2015年5月19日火曜日
鈴鹿選手権シリーズ 第3戦 エントリーリスト
鈴鹿選手権・第3戦は5月22-24日の日程で開催される。
ハラダカートクラブからは17名のドライバーが出場する。
J-RMCクラス
岩田啓佑(FA-KART)
Parilla X30クラス
稲寄速人(FA-KART)
カデットオープンクラス
伊藤琢磨(FA-KART)
SFCクラス
岡本孝之(CRG)
藤松楽久(FA-KART)
高瀬啓太(TONYKART)
YAMAHA SSクラス
広瀬光結(FA-KART)
大橋優樹(FA-KART)
真弓陽(FA-KART)
静谷優佑(FA-KART)
PRD Avantiクラス
浅野秀彦(FA-KART)
山本大輔(FA-KART)
辻野弘之(FA-KART)
笠井雅進(FA-KART)
葛西佑紀(CRG)
小田宗孝(TONYKART)
澤口宙征(TONYKART)
エントリーリスト
http://www.eikoms.com/Info/2015/2015SuzukaRd3_Entry.pdf
全日本選手権 西地域 第2戦 中山カートウェイ
全日本選手権の西地域の第2戦は、岡山県・中山カートウェイにて5月16-17日の日程で開催された。FA-KART RT+HKCからは2名のドライバーが参戦。FP-Jr.カデットには伊藤琢磨(FA-KART/YAMAHA/DL)、FP-ジュニアクラスには静谷優佑(FA-KART/YAMAHA/YH)。
FP-Jr.カデットクラス
16名のドライバーが参戦したFP-Jr.カデットクラス。伊藤はレース日に今週初めてフレッシュタイヤを投入。公式練習を経て行われた公式予選でトップタイムをマーク。予選ヒートのPPを獲得した。続く予選ヒートでは序盤トップを快走するも、中盤には2位にドロップする。3位の選手に追い上げられ苦しい展開となったが、なんとか2位を守りフィニッシュ。決勝は2番手からのスタートとなる。
決勝ヒートは25周の長丁場。ここ中山はイン側スタートが有利で、スタートで伊藤は3番手にドロップ。さらにキャブレターの調整がうまくいかず、序盤でポジションを失い6番手まで順位を下げることとなってしまった。しかし、中盤前からペースが上がっていき、今度はどんどんポジションを回復していく。終盤、ついにスタートポジションと同じ2位までポジションを上げる。だが、トップの選手ははるか前方で独走しており、伊藤の快進撃もここまで。見事開幕戦に続く2位を獲得。公式予選でPPを獲得しながらの2位は少し悔しい部分もあるが、長いシーズンと序盤の苦しかったペースを考えれば上出来の2位であった。
FP-ジュニアクラス
22台がエントリーしたFP-ジュニアクラス。短いコースでの開催とあって、各ドライバーのタイム差は僅差で、コンマ1秒で大きく順位が変わるレースとなった。公式練習後の公式予選。2グループに分かれて行われた。最初のグループに入った静谷は今週の自己ベストをマークしグループ8位くらいに入る。トップとはコンマ2秒ほどだ。続く後半のグループが終わった後の総合順位は12位。全日本参戦2戦目で中盤のグリッドを手に入れた。予選ヒートはアウト側スタートなので、厳しい展開が懸念されたが、積極的にいった静谷は10位でオープニングラップを終える。しかし、2周目、最終セクションで激しいポジション争いの最中アクシデントが発生。最終コーナーアウト側に振られた静谷ははじき出され、ホームストレートの外側にあったタイヤバリアに激しくクラッシュ。他でもアクシデントが発生しており、レースは赤旗中断となる。現状からすぐにレースが再開されることが難しくなり、1時間後に再スタートすることとなった。再レースの予選ヒート。先ほどと同じく静谷はオープニングラップを10位でクリア。さらに前を目指しペースアップを図る。2周目2コーナー、前方の選手が、前の選手にオーバーテイクを仕掛ける。しかし、そのドライバーがスピンし、直後にいた静谷が巻き込まれる。シャーシを損傷しリタイヤ。レースペースに自信があっただけに悔しい。
決勝ヒートは18番手グリッド。タイヤの磨耗は他のドライバーよりも少なく、レースペースが好調なので、30周の中でどれだけ順位を上げられるか注目された。スタートは展開が非常に悪く、オープニングラップは最下位。しかし、すぐに2台をパスしさらにその前のグループに急速に接近していた。が、4コーナーでまさかのコースアウト。当たり所が悪く、シャーシを破損しリタイヤ。静谷は今回で大きく成長し、公式予選などのペースを考えれば十分上位でフィニッシュすることが可能であった。
次回の全日本選手権西地域の第3戦は、岐阜県・フェスティカ瑞浪にて、KFクラスとともに開催される。
FP-Jr.カデット リザルト
http://www.kart.jp/wp-content/uploads/result_20150517_cadets.pdf
FP-ジュニア リザルト
http://www.kart.jp/wp-content/uploads/result_20150517_jr.pdf
2015年5月14日木曜日
全日本選手権(西)第2戦・中山大会
全日本選手権(西)第2戦は、岡山県・中山カートウェイにて5月16-17日に開催される。
FA-KART RT+HKCからは、FP-Jr.Cadetクラスに伊藤琢磨(FA-KART/YAMAHA/DL)。FP-Juniorクラスには静谷優佑(FA-KART/YAMAHA/YH)の2名が参戦する。
伊藤は開幕戦で2位に入っており、今シーズンとしてはまずまずのスタートを切った。静谷は初参戦ということもあり、全日本の洗礼を受け上位フィニッシュとはならなかった。伊藤はシーズンを見据えて2年ぶりの優勝を狙う。静谷はポイント圏内でフィニッシュを目指しながら、更なる上位で走れるよう練習を重ねた。
今週末の天候は金曜日・土曜日が雨予報で、日曜日のみ晴れマークがついている。なれないコースでは不利な戦いが強いられそうだが、それを跳ね返すことを期待する。
2015年4月22日水曜日
2015年4月24-26日、宮城県・スポーツランドSUGO西コースにてCIK-FIA アジアパシフィック選手権Round1は開催される。
2年ぶりの開催となるアジアパシフィック選手権は初めて東北の地SUGOで行われることになり、この記念すべきレースのKFクラスには、全日本選手権から多くのドライバーがエントリー。日本唯一の国際レースを制すのは誰か注目が集まる。
FA-KART RACING TEAMからは全日本選手権KFクラス参戦の西村拓真(FA-KART/TM/BS)と、今年は鈴鹿選手権Parilla X30クラスに主戦場を移した稲寄速人(FA-KART/VORTEX/BS)が参戦する。西村にとってSUGOは地元であり、このレースにかける意気込みは並ではない。また、稲寄にとっても2年ぶりのKFレース。
4月11-12日に当地で行ったプライベートテストにおいては、かなり好調を見せており、あとはレースウィークにどれだけセットアップを決められるかが勝負となる。ライバルも強力であり、各メーカーのワークスドライバーが参戦しているので、一筋縄ではいかないであろうが、うまく進めていければ必ず好成績を残せるであろう。
CIK-FIA AsiaPacific Championship ENTRY LIST
http://www.sportsland-sugo.co.jp/event-data/20150426_cik-fia/notice_03-1.pdf
SL中日本シリーズ Round3 YAMAHA-SSクラス
注目のタイムトライアル。トップタイムをたたき出したのは、約1年ぶりにレース復帰となる上村和也(ハラダカートクラブ/TONYKART)。2位には辻元拓馬(ハラダカートクラブ/FA-KART)。3番手には清川善文(ハラダカートクラブ/FA-KART)。4番手には静谷優佑(ハラダカートクラブ/FA-KART)がつける。予選ヒートから激しいバトルが展開。ホールショットは2番手から辻元。上村は2番手に後退。清川は3位をキープし、4番手には岩田啓佑(ハラダカートクラブ/FA-KART)が浮上。静谷は徐々にポジションを落としてしまう。中盤、辻元は独走状態に。2位には岩田が浮上。上村は3位をキープしていたが追い上げてきた広瀬光結(ハラダカートクラブ/FA-KART)にもパスされ4位に後退。5番手には高田唯希(トレンタクワトロ鈴鹿/ART-GP)が浮上する。終盤、大きな差があったトップ辻元と岩田の差が一気に縮まり、その勢いを持って岩田が辻元をパス。トップに浮上する。後方では味岡裕輔(NEXT-ONE/INTREPID)も追い上げ上村をパス。非常に濃い内容の予選は岩田が制す。2位に辻元、3位に広瀬。以下、高田、味岡、上村、清川となった。
第5戦決勝ヒート。岩田は抜群のスタートでトップを死守。2位には3番手から広瀬が浮上。セカンドグリッドの辻元はアウト側で行き場を失くし5位までドロップ。味岡が3番手に浮上し、清川もポジションアップ。トップから数珠繋ぎでレースが展開。この中で広瀬のペースがよく、3周目に岩田を攻略しトップに浮上すると、中盤過ぎからは独走状態を築く。岩田も広瀬にパスされたものの2位の座は渡さない。しかし、味岡と4位にあがった高田がぴったりとマークする。5位争いは清川と辻元。中盤過ぎ、高田が味岡をパスし3位にポジションアップ。これで岩田は楽になった。レースは広瀬がトップをキープ。今年最初のレースで強力な強さを発揮する。広瀬はうれしいトップチェッカー。2位は岩田が入り、レース復帰組みが1-2フィニッシュ。3位は高田。4位は味岡。5位には辻元に競り勝った清川が入った。
第6戦決勝ヒート。見所多いSSクラスの第2レース。スタートはPP岩田がホールショット。2番手には広瀬が浮上。辻元はまたしても行き場を失ったが、今度は4番手に踏みとどまる。変わって3番手には味岡が浮上。序盤は岩田、広瀬、味岡のトップ争い。広瀬は再三岩田に仕掛けるが、岩田はこれを冷静に対処しトップを譲らない。辻元は序盤ペースが上がらずトップ3に少し離されるもののそのポジションを死守。後方には高田、清川、岡山直樹(NEXT-ONE/TONYKART)、上村が追走。5周目、広瀬が岩田を攻略しトップに浮上。広瀬はここからペースアップし、岩田との距離を広げていく。8周目、辻元が味岡に追いつきポジションアップ。これで広瀬と岩田は1-2で単独走行。3位争いは辻元、味岡、高田、清川の争い。辻元はこの3位のポジションを守るのに精一杯で、一時は味岡にパスされるものの、すぐに逆襲。4台が交錯する間に清川がうまく高田と味岡をパス。4位にポジションを上げる。残り2周、突然トップを独走していた広瀬にオレンジボールが振られる。マシントラブルでファイナルラップ直前にピットイン。連勝を目前にリタイヤとなってしまう。広瀬に代わって岩田がトップに立ち、ファイナルラップを悠々と駆け抜ける。そしてチェッカー。岩田は復帰戦で優勝。2位は辻元、3位は清川。4位は味岡との最後のバトルを制した高田。5位味岡。6位は上村を抑えきった岡山が入った。
2015年4月21日火曜日
SL中日本シリーズ Round3 SSチャレンジカップクラス
SL中日本シリーズRound3のSSチャレンジカップクラスには12名のドライバーが参戦。
タイムトライアルでトップタイムをマークしたのは、ランキングトップの黒谷颯(NEXT-ONE/INTREPID)。セカンドには澤口宙征(ハラダカートクラブ/FA-KART)がつける。予選ヒートは黒谷が逃げ澤口が追う展開。3番手には馬場康之(NEXT-ONE/TONYKART)が追走。4番手は序盤ランキング2位の芝山茂樹(NEXT-ONE/TONYKART)が走行していたが、そのポジションを鈴木七瀬(トレンタクワトロ鈴鹿/GILLARD)と岡部雅(NEXT-ONE/MARANELLO)に奪われてしまう。予選は黒谷が制し、澤口は2位チェッカー。以下、馬場、鈴木、岡部、芝山となった。
第5戦決勝ヒート。黒谷はホールショットを決め、オープニングラップをトップで終える。これに澤口が追走。3番手争いは馬場、岡部、鈴木の戦い。黒谷は序盤~中盤にかけて澤口を引き離し独走状態を築いていく。注目は3番手争い。岡部が馬場を攻略するとそのバトルから徐々に逃げ始める。終盤に差し掛かるころ澤口のペースが上がり、徐々に黒谷との差を縮めていく。しかし、黒谷も良いペースで周回しておりテールトゥノーズまでには至らない。黒谷は澤口から決定的な差を埋めさせずチェッカー。澤口は惜しくも2位。3位は岡部が入り、4位は馬場。5位は藤田雅也(NEXT-ONE/TONYKART)が追い上げた。
第6戦決勝ヒート。黒谷はPPからのスタートを確実に決め、無難にトップで1コーナーを駆け抜ける。澤口はスタートに失敗し4位に後退。変わって2位に浮上したのは馬場。その後方には鈴木。黒谷はバトルする後方集団を尻目にペースアップ。序盤で安全なマージンを築くことに成功する。2番手争いは5台の団子状態。馬場を先頭に、鈴木、澤口、岡部、藤田。まず、岡部が澤口を攻略し4位に浮上。その直後鈴木が馬場をオーバーテイク。岡部もこれに続き、ポジションはトップ黒谷から鈴木、岡部、馬場、澤口、藤田となる。終盤に差し掛かるころ、馬場と澤口がアクシデントから後退。藤田は4位にポジションアップ。レースはこのまま進行しフィニッシュ。黒谷は5連勝でランキングトップを守るとともに、2位以下に大きなポイント差を築いた。2位は鈴木、3位岡部。以下藤田、笠井雅進(ハラダカートクラブ/FA-KART)となった。
SL中日本シリーズRound3 YAMAHA TIAジュニアクラス
SL中日本シリーズのRound3は、4月19日開催された。
YAMAHA TIAジュニアクラスは4名のドライバーがエントリー。タイムトライアルは朝からの雨影響で、ウェットタイヤで行われた。このタイムトライアルでトップタイムをマークしたのは静谷龍亮(ハラダカートクラブ)。2位には細川舞人がつける。予選ヒート、静谷はトップをキープしたまま快走。2位争いは1周目に2位に上がった龍野央樹(ハラダカートクラブ)、同じく3位にあがった加藤彰貴(ハラダカートクラブ)と細川の戦い。静谷は安定した走りでトップチェッカー。2位争いは龍野が制し、3位加藤、4位細川となった。
第5戦決勝ヒート。ホールショットは静谷。2位に加藤が浮上し、細川が3位に上がる。龍野は4位にドロップするが、オープニングラップの最終コーナーで3台が交錯する。アクシデントとなり、3台ともが復帰するが、最初に抜け出したのは龍野。3位は加藤で、細川は4位にドロップする。レースは静谷が独走。2位争いはまたも3台が争われたが、龍野が加藤を徐々に引き離す。静谷は独走で開幕から5連勝。2位は龍野、3位は加藤、4位は細川となった。
第6戦決勝ヒート。静谷はこのレースでもトップを快走。1周目から2位以下を引き離し独走を築く。2位争いは龍野、加藤、細川。この2位争いは白熱し、ポジションの入れ替えはないものの、3台がテールトゥノーズで展開し、一触即発の状態で緊張感あるレースを披露。レース中盤、細川が少し引き離され、龍野と加藤のマッチレースに。終盤、加藤が龍野に仕掛けるが、龍野は落ち着いてこれを守りきる。静谷はひとり異次元のペースで開幕6連勝。ラップタイムもかなり速く、昨年の同レースのトップレベルのものであった。2位は龍野、3位加藤。細川は4位となった。
2015年4月9日木曜日
全日本カート選手権 西地域 第1戦
2015年 全日本カート選手権は3月29日、滋賀県・琵琶湖スポーツランドにて開幕した。
FA-KART RT+HKCからはFP-Jr.カデットクラスに伊藤琢磨(FA-KART/YAMAHA/DL)、FP-Jr.クラスには静谷優佑(FA-KART/YAMAHA/YH)の2名が参戦した。
FP-Jr.カデット
ドライでの前日走行で、まずまずの調子であった。日曜日は公式練習直前に雨が降り始め、ドライタイヤとレインタイヤの皮むきをすることに。公式予選の時点では完全にウェットコンディションになった。その公式予選ではうまくタイムを伸ばすことができず8番手となる。
予選ヒートの周回数は14周。スタートから積極的に攻める伊藤は、オープニングラップを5位で終える。さらに2周目には4位、3周目には3位に浮上する。攻める手を休めない伊藤は5周目には2位に浮上し、トップ追撃の体制を整える。レース中盤、伊藤はトップの背後に迫る。そしてついにトップに躍り出る。しかし、トップの選手も負けじと逆襲し、トップ争いの2人はポジションを入れ替えながら周回を重ねる。伊藤は最後は無理はせず、2位でフィニッシュし、決勝のフロントローを獲得した。
決勝ヒート。チャンピオンに向けての第1歩である。スタートでトップに躍り出る伊藤。しかし、オープニングラップの8コーナーでインを差され2位に後退。伊藤はこの序盤、キャブレターの調整に苦しみスピードが出せず、トップを追うどころか3位の選手に攻められる。それでもレース中盤にはキャブレターセットもかみ合い後ろを引き離していく。伊藤はトップよりも速いタイムで周回を始める。しかし、序盤で3秒近い差をつけられたマージンは、わずかずつしか縮まらない。終盤、トップの選手もペースアップし、その差を守られてしまう。結局、伊藤は2位でフィニッシュ。今回は負けてしまったが、チャンピオンシップに関して言えば大きなポイントを獲得した。
FP-Jr.
今年から全日本カート選手権に初参戦する静谷は、思うようにラップタイムを刻めず苦しい展開が予想された。公式練習では雨の影響を考え、伊藤と同じくドライ、ウェットともに熱入れをすることになった。続く公式予選はウェットコンディション。雨を得意としていない静谷は思うようにタイムを更新することができず23番手とほぼ最後方に沈んでしまう。
予選ヒート、シャーシセットアップを大幅に変更し調子が上がってきた。スタートからポジションをどんどん上げていくと、他のドライバーのアクシデントもあり序盤で10位前後までポジションアップ。しかし、中盤に移ろうとするところで、追いかけていた選手がスピンアウト。ギリギリでよけれたと思ったがリアタイヤが接触し、チェーンが外れてしまってリタイヤ。悔しい予選となってしまった。
決勝ヒート。グリッドは22番手。予選で完走できなかったため、タイヤのエア圧などギャンブル性の高いセットアップで挑まざるをえなくなった。スタートからオープニングラップは好調で他の選手の隙をかいくぐりポジションを回復していく。しかし、バトルが激しいFP-Jr.クラスでは、少しの躊躇が大きな溝となり、攻めあぐねていたところ逆にオーバーテイクされペースダウン。そしてさらに後方の選手に迫られ、常に守りの体制となってしまう。こうなると自分のペースで走ることが許されず最後尾までドロップすることになってしまった。また、セットアップが前半過ぎて後半は苦しい走りになり、最終的に19位でフィニッシュ。だが、完走というのは次のレースに向けての大きな一歩となり、自身のレベルアップにつながる。(1名がペナルティを受けたため、最終結果は18位)
次回の全日本カート選手権 西地域 第2戦は、5月16~17日に岡山県・中山カートウェイにて開催される。
鈴鹿選手権シリーズ 第2戦 SSJクラス
今シーズンから新たに鈴鹿選手権に加わったSSJクラス。ほぼ全日本選手権のFP-Jr.クラスと同じレギュレーションで行われる。この記念すべき最初のレースにハラダカートクラブから3名のドライバーが参戦した。
公式予選で真弓陽(FA-KART)は5位を獲得。静谷龍亮(WF-TIA・以下龍亮)が9位、静谷優佑(FA-KART・以下優佑)は11位と出遅れた。ちなみにラップタイムが驚異的で、トップの選手は53.662。これは鈴鹿においてのKTエンジンでの最速で、Avantiクラスに匹敵する。予選ヒート、真弓は1つポジションを上げ4位フィニッシュ。龍亮はスタートと同じ9位フィニッシュ。優佑はスタート時のペナルティで13番手から決勝をスタートする。あるドライバーがコースレコードを更新し53.439。驚速…。
決勝ヒート。真弓はスタートで1つポジションを失うと、一瞬の隙をつかれ6位にドロップ。龍亮・優佑はそれぞれ8位・10位でオープニングラップを終える。2周目、真弓が1コーナーでうまくオーバーテイクし5位に浮上。真弓は勢いそのままに後ろを引き離し、トップグループを目指していく。しかし、思うようにペースが上がらず、レース中盤手前に5位にドロップ。あまりバトルをするとトップグループが離れてしまうため、無理をせず、ぴったりマークする。その後方では優佑が8位にポジションアップ。龍亮はペースが上がらず後退してしまう。中盤過ぎから真弓が攻め始める。なかなかペースが上げられない前方のドライバーの隙をうかがっていく。10周目、ついに真弓が5位に浮上。そのバックストレートではうまく相手の攻撃をかわし、そのポジションを確実なものとする。その後は少し引き離し5位でフィニッシュ。落ち着いた走りを披露した。優佑は8位、龍亮は11位となった。
鈴鹿選手権シリーズ 第2戦 SuperSSクラス
鈴鹿選手権シリーズ第2戦のSuperSSクラスには2名のドライバーが参戦。昨年のランキング6位水谷圭児(FA-KART)は今シーズン初参戦。公式予選は10位で終える。松村元晃(FA-KART)は、今回の公式予選でも出遅れ20位となってしまう。予選ヒートは水谷が混戦の中、まさかのスピンアウトを喫しポジションをドロップ。松村はこの予選ヒートで復調し13位で予選ヒートを終えた。
決勝ヒート。松村はスタートで少しポジションを下げてしまう。水谷は後方スタートから上位をうかがう。松村・水谷両名はペースはよく、他のドライバーのリタイヤ等もあり少しずつポジションを回復させていく。そして手堅くレースを進めた松村は7番手でファイナルラップに突入。前方の6番手との距離は大きく、このままフィニッシュ。松村は前回の4位に続き連続でポイントを獲得した。水谷も20番手から10位フィニッシュなり、まずはポイントを獲得した。
鈴鹿選手権シリーズ 第2戦 Parilla X30クラス
鈴鹿選手権シリーズ第2戦のParilla X30クラスには稲寄速人(FA-KART)が出場。
稲寄は公式予選を5位で終えると、続く予選ヒートも5位でフィニッシュ。タイヤを温存しながら決勝に向けて効果的なセットアップを施す。
決勝ヒート。スタートで少し出遅れた稲寄だったが、混戦をかいくぐりオープニングラップは4位で帰ってくる。3周目ヘアピンで3番手に浮上すると、次のターゲットは2位の選手。このとき少しマージンが開いていたが、ラップごとにその差を詰め、中盤にはテールトゥノーズ状態となる。しかし、レース折り返しのところでオーバーテイクを仕掛けた稲寄はまさかの接触。コースアウトを喫し、大きくポジションを失ってしまった。結局稲寄は完走は果たしたものの、17位フィニッシュとなりポイントを獲得することはできなかった。
鈴鹿選手権シリーズ 第2戦 PRD-Avantiクラス
鈴鹿選手権シリーズ第2戦のPRD-Avantiクラスには、ハラダカートクラブから10名のドライバーが参戦した。開幕戦で4位の結果を残した浅野秀彦(FA-KART)は、公式予選でトップタイムをマーク。鈴鹿での自身初のPPを獲得した。初参戦の辻元拓馬(FA-KART)が7番手、金田敦史(FA-KART)が14位となった。続く予選ヒート。スタートからしばらくトップを快走していた浅野であったが、途中2台にオーバーテイクされ3位にドロップ。浅野は無理はせずそのポジションをキープ。辻元は2ポジションアップで5位で予選ヒートを終えた。ポイント圏内付近では、小田宗孝(TONYKART)が10位、金田が11位となった。
決勝ヒート。スタートで浅野が4位にドロップ。辻元はキープの5番手。金田が9番手に上がり、小田は10番手。その後方11番手には葛西佑紀(TONYKART)が浮上する。1周目を最終コーナーで辻元が浅野を捕らえ4番手に浮上。レース中盤、辻元が3位に浮上。浅野も続き4位にポジションアップする。辻元は前が開けたことにより、トップ2台を追いかける。レース中盤過ぎ、浅野が急にペースダウン。スピードが上がったり下がったりと何かトラブルを抱えてしまう。レース終盤、辻元は自身よりもペースの速いドライバーにパスされ4位にドロップ。しかし、辻元はすぐに抜き返し3位に戻る。その後さらに4位に落ちる。ファイナルラップ直前の最終コーナーで再び3位にポジションアップ。そしてファイナルラップでそのポジションを守りきり辻元は3位表彰台を獲得した。葛西が9位でポイントを獲得。金田は11位で惜しくもポイントを逃した。
鈴鹿選手権シリーズ 第2戦 J-RMCクラス
鈴鹿選手権の第2戦、J-RMCクラスには岩田啓祐(FA-KART)が今期初参戦。岩田は練習中から好調をキープしており、2年目のシーズンに期待がかかる。
しかし、公式予選で思うようにタイムが伸びず12位。それでも予選ヒートはポジションを上げ9位フィニッシュ。ラップタイムも向上したが、狙うトップからはまだまだ差があり、エンジン・シャーシセットアップを煮詰めていく。
決勝ヒート、スタートからのオープニングラップはポジションどおりの9位。序盤から団子状態を形成する中段グループ。岩田は他者のコースアウトのあおりをくってポジションをドロップ。後方に下がってしまった岩田はペースアップにも苦しみ前方のライバルを追いつくことができない。結局岩田は自身のベストラップも上げられず12位フィニッシュ。受験によるブランクがあったとはいえ、非常に悔しい結果となってしまった。
鈴鹿選手権シリーズ 第2戦 SFCクラス
鈴鹿選手権シリーズの第2戦、SFCクラスは今シーズン初開催となった。
ハラダカートクラブからは3名のドライバーが出場。チャンピオン奪還に燃える岡本孝之(CRG)は公式予選で2番手を獲得。しかし、トップからは約0.5秒の差をつけれてしまう。昨年のランキング3位藤松楽久(FA-KART)は5位、高瀬啓太(TONYKART)は8位で公式予選を終える。予選ヒートは岡本が速いトップを追いかえるものの、中盤以降で離されてしまい2位フィニッシュ。藤松は1つポジションを上げて4位。高瀬はペナルティもあり決勝を最後尾からスタートすることとなった。
決勝ヒート。岡本は今回はスピードで負けているトップの選手に、序盤で前に出ようという作戦でスタートに集中する。しかし、相手の好スタートもあり前に出ることはできなかった。藤松は3番手に浮上。高瀬は2ポジションのアップに成功。スタートで前に出られなかった岡本は、勝負の序盤トップの選手に食らいつく。その後方では藤松も追走。レース中盤、なかなかペースの上げられない岡本は2位をキープするのが目標となった。後方のチームメイト藤松が果敢に攻めていく。この争いはファイナルラップまで続き、岡本は最後まで藤松からの攻撃を防ぎきり2位フィニッシュ。藤松は3位であった。高瀬は少しポジションを回復しフィニッシュしたが、車検で重量が足りなかった。
2015年4月8日水曜日
SL中日本シリーズ Round2 YAMAHA-SSクラス
毎戦大バトルが繰り返されるYAMAHA-SSクラス。今回は13名のドライバーが集まった。タイムトライアルでトップタイムをマークしたのは昨年のTIAジュニアクラスチャンピオンの静谷優佑(ハラダカートクラブ/FA-KART)。2位はランキングトップの清川善文(ハラダカートクラブ/FA-KART)、3位は昨年の同クラスチャンピオン辻元拓馬(ハラダカートクラブ/FA-KART)。TTからコンマ数秒の接戦が展開される。予選ヒート、スタートで静谷がトップをキープ。2位には辻元が浮上。清川は3位にドロップ。4位には真弓陽(ハラダカートクラブ/FA-KART)が浮上。静谷と辻元は3位以下を引き離しマッチレースに持ち込む。4周目辻元が静谷をパスしトップに浮上すると、8周目に再び静谷が辻元をパス。その直後、さらに辻元が抜き返し、辻元はそのままトップチェッカー。決勝のPPを獲得。2位は静谷。3位はオープニングラップでドロップした高田唯希(トレンタクワトロ鈴鹿/ART GP)が巻き返す。4位は味岡裕輔(NEXT-ONE/INTREPID)が追い上げた。
第3戦決勝ヒート。ローリングスタートからトップをキープ。静谷はドロップし、高田が2位に浮上。3位には真弓がポジションアップ。辻元は安定した走りでトップの座を確実なものとする。2位争いは高田、真弓、静谷。静谷は中盤に真弓をパスし3位に浮上。その後方には吉田彰都(ハラダカートクラブ/FA-KART)が追い上げてきた。トップは辻元。2位は高田がキープ。3位争いは昨年TIAジュニアクラスで争った真弓と静谷。終盤、静谷が真弓をパスするが、真弓がすぐさま抜き返す激しいバトルを展開。そしてチェッカー。辻元は今季初優勝。2位は高田。3位は静谷とのバトルを制した真弓が入った。
第4戦決勝ヒート。辻元はこのレースも序盤からトップをキープし、レースをコントロールする。2位には高田が浮上し、静谷は3位にドロップ。4位には味岡、真弓は5位をキープ。レース中盤、静谷が高田をパスし2位に浮上。しかし、ベテラン高田は落ち着いてレースを見極め、終盤に差し掛かるころ静谷をパス。2位に復帰する。その後、オーバーテイクはないものの、微妙な駆け引きの中静かなバトルが展開され終盤からファイナルラップへ。トップ辻元は終始安定した走りで連勝。ランキングもトップに浮上する。2位は高田、3位は静谷、4位味岡、5位吉田となった。
SL中日本シリーズ Round2 SSチャレンジカップクラス
SL中日本シリーズのSSチャレンジカップクラスには12名のドライバーが参戦した。
タイムトライアルで予選のPPを獲得したのは澤口宙征(ハラダカートクラブ/FA-KART)。2位には鈴木七瀬(トレンタクワトロ鈴鹿/GILLARD)がつけ、3位には黒谷颯(NEXT-ONE/INTREPID)。予選ヒートから激しいバトルが繰り返される。予選ヒート中盤までトップをキープした澤口であったが、2位に浮上した黒谷、そして鈴木にオーバーテイクされ3位にドロップする。黒谷はそのまま安全圏になり、鈴木に澤口が攻めるもそのままフィニッシュ。トップは黒谷、2位鈴木、3位澤口、4位は岡部雅(NEXT-ONE/MARANELLO)、5位は里中祐基(ハラダカートクラブ/FA-KART)。
第3戦決勝ヒート。PP黒谷は好スタートでトップをキープ。2位は澤口が浮上し、鈴木は3位でオープニングラップを終える。4位は里中が浮上。岡部は5位。6位は馬場康之(NEXT-ONE/TONYKART)がポジションアップ。中盤、鈴木が澤口をパスし2位に浮上。しかし、澤口はもう一度鈴木を抜き返し2位に戻る。トップ黒谷は安定した走りでトップをキープ。4位には岡部が浮上。これに馬場が続く。黒谷はトップチェッカー。第2戦に続く連勝。2位は澤口、3位は鈴木が入った。
第4戦決勝ヒート。黒谷はここでも好スタートを決めトップをキープしたままオープニングラップを終える。2位には澤口が浮上し、鈴木は3位。4位には里中がポジションアップ。緊迫した展開の中、黒谷は第3戦に続き安定した走りを披露。澤口に攻める手立てを与えない。澤口も2位をキープする。4位争いは里中と岡部。お互いテールトゥノーズでバトルを繰り返す。中盤、岡部が里中をパスし4位に浮上。その後里中は後方にドロップしてしまう。レースは黒谷がトップチェッカーで3連勝。ランキングもトップに浮上した。2位は澤口、3位は鈴木。それぞれランキングも3位、5位に浮上した。
SL中日本シリーズ Round2 YAMAHA-TIAジュニアクラス
SL中日本シリーズのRound2は3月8日に開催された。
YAMAHA-TIAジュニアクラスには6名のドライバーが参戦。タイムトライアルでトップタイムをマークしたのは静谷龍亮(ハラダカートクラブ)。2位には吉村篤(NEXT-ONE)がつける。
予選ヒートは静谷がトップをキープ。2位の吉村も危なげなくポジションを守る。3位争いは龍野央樹(ハラダカートクラブ)、細川舞人(NEXT-ONE)、加藤彰貴(ハラダカートクラブ)の戦い。このバトルは龍野が制し3位。4位は加藤、5位は松岡太志郎(TEAM CYOPIT)。
第3戦の決勝ヒート。スタートで飛び出したのは静谷。吉村もこれを追う。3番手には加藤が浮上し、龍野は4位ドロップ。その後方では細川が5位に浮上する。レースはそのまま進み、静谷は開幕3連勝。2位は吉村。3位は加藤が入った。
第4戦の決勝ヒート。スタート直後は第3戦と同じ展開で静谷がトップをキープし、吉村が追う。加藤と細川がそれぞれポジションを上げ、龍野と松岡がドロップする。第3戦と違い、静谷に迫る吉村。チャンピオンシップを考えるとこれ以上離されるわけにはいかない。加藤は3位をキープし、4位争いは龍野と細川。中盤、細川が龍野をパスし4位に浮上。静谷は最後まで吉村に付け入る隙を与えず見事4連勝。今シーズン負けなしの快挙。吉村は惜しくも2位。3位は加藤がキープした。
鈴鹿選手権シリーズ 第1戦 Parilla X30クラス
鈴鹿選手権シリーズ第1戦のParilla X30クラスには稲寄速人(FA-KART)が参戦。稲寄は練習中から好調をキープし、公式予選では2位を獲得。続く予選ヒートでは3位に甘んじるものの、落ち着いた走りでタイヤも労わることができた。
決勝ヒートは3番手グリッドからのスタート。1周目はポジションをキープし、序盤で2位にポジションアップ。そのまま後続を引き離しトップを追いかけたいところだったが、思うようにペースが上げられずトップの選手に逃げられてしまう。レース中盤までは2位をキープする稲寄であったが、中盤過ぎに3位にドロップ。しかし、すぐに抜き返し2位に戻る。レースの注目は2位争いとなった。残り数周の終盤、3位の選手にオーバーテイクされドロップ。ファイナルラップ、少しマージンを築かれた稲寄は最終コーナーでインへ飛び込む。しかし、距離がありすぎ入りきれずそのまま3位でフィニッシュした。
鈴鹿選手権シリーズ 第1戦 カデットオープンクラス
鈴鹿選手権シリーズ第1戦のカデットオープンクラスには、伊藤琢磨(FA-KART)が参戦。2015年のカデットオープンクラスは年間5戦となった。公式予選、唯一の56秒台を刻んだ伊藤はトップタイムをマーク。続く予選ヒートでは他を寄せ付けない圧巻の走りトップチェッカー。幸先のいいスタートとなった。
決勝ヒート。スタートからトップをキープする伊藤だが、この決勝では2位以下のドライバーが食らいついてくる。しかし、バトルに長けた伊藤は、オーバーテイクされても動じず抜かれても抜き返す走りで常に上位につける。しかし、レースも終盤に差し掛かろうというところでまさかのアクシデント。コースアウトを喫し、10位前後までポジションを下げてしまう。残りの周回数は少なく、そこから数台をパスするが8位でフィニッシュ。優勝に近かっただけに悔しいレースとなった。
鈴鹿選手権 第1戦 YAMAHA-SSクラス
鈴鹿選手権第1戦のYAMAHA-SSクラスには静谷優佑(FA-KART)と真弓陽(FA-KART)の2名が参戦。両名とも鈴鹿でのSSクラスは初参戦。エントリー台数が多く、2グループに分かれて行われる予選。静谷・真弓はBグループに振り分けられた。公式予選は静谷が10位、真弓は15位となった。予選ヒート、ここで14位以内にはいらないとセカンドチャンスヒートにまわされてしまう。静谷はスタートから安定した走りでポジションをキープ。しかし、真弓は追い上げ中にアクシデントに巻き込まれポジションを下げてしまう。静谷はスタートと同じ10位でフィニッシュ。真弓は17位となり、セカンドチャンスヒートにまわされることとなった。そのセカンドチャンスヒートではスタートから積極的に動く真弓。上位でのバトルを繰り返しながら見事に6位フィニッシュ。しかし、レース後、スタートペナルティがあり、順位降格。惜しくも予選不通可となってしまった。
決勝ヒートの静谷は20番手グリッド。フルグリッドのレースがスタートした。隊列の中盤で多くのバトルを繰り返した静谷はポジションを上げたり下げたりの出入りの激しいレース展開。最終的にグリッド同じ20位でフィニッシュ。今回は両名とも多くのドライバーが参戦するレースで、多くのバトルを経験した。
鈴鹿選手権シリーズ 第1戦 SuperSSクラス
鈴鹿選手権シリーズ第1戦のSuperSSクラスには松村元晃(FA-KART)と、岩波俊幸(FA-KART)が参戦。岩波は鈴鹿初レースとなる。公式予選は岩波が12位、松村が13位と出遅れてしまった。続く予選ヒートは、松村が少し追い上げ9位フィニッシュ。岩波は公式予選と同じ12位でフィニッシュした。
決勝ヒート。出走直前に雨が降り路面がウェットコンディションへと変化していく。しかし、雨の勢いはそれほどでもなく、ヒート中に乾いていきそうな雰囲気も。松村・岩波はウェットタイヤを選択しコースイン。中にはドライタイヤで出走するドライバーも。スタートからウェットタイヤのほうが有利で、ドライタイヤ勢はペースが上がらない。この中で松村は得意なウェットを味方にしポジションを浮上させる。岩波は初の鈴鹿ウェットに苦戦する。途中、雨が上がりラップタイムが向上することもあったが、路面は終始ウェットで、松村は見事4位でフィニッシュ。岩波も終盤はコンディションに慣れ、ラップタイムを向上させ9位フィニッシュとなった。
2015年2月19日木曜日
鈴鹿選手権シリーズ 第1戦 PRD Avantiクラス
鈴鹿選手権シリーズの開幕戦のPRD Avantiクラスには、ハラダカートクラブから8名のドライバーが参戦した。
公式予選は浅野秀彦(FA-KART)が5番手でチームの最上位。葛西佑紀(CRG)が9位、金田敦史(FA-KART)が11位であった。
予選ヒート。スタートで浅野が3番手に浮上。しかし、トップ2台のペースについていくことができず、徐々にその差を広げられてしまう。それでも後方から追い上げてきた選手にはポジションを守り3位でフィニッシュ。葛西、金田はポジションを上げ、それぞれ7位、8位でフィニッシュ。小田宗孝(TONYKART)もポジションを上げ10位に入り、HKC勢はトップ10に4名が入る。
決勝ヒート直前、雨が路面を濡らす。ドライかウェットか迷う状況で、ほとんどのドライバーがウェットを選択。山本大輔(FA-KART)のみドライタイヤで出走することとなった。浅野はまずまずのスタートから3位でオープニングラップを周回すると、最終コーナーで2位に浮上。葛西もポジションを上げ6番手を走行。小田も8位に浮上する。金田は少し順位を落としてしまう。浅野は2位で2周目に突入したが、この周回で4位にポジションを落としてしまう。この時点から速いのはドライタイヤ勢となり、ウェットタイヤ勢はなかなかタイムを上げられない状況になる。浅野はペースに苦しみ4番手を守りながらも前から離されてしまう。葛西、小田も苦しい状況。大きなポジション変動はなくレースは終盤戦へ。ペースの苦しい浅野は、後方から追い上げてきた選手にパスされ5位にドロップ。葛西もポジションを失ってしまった。浅野はそのまま5位でフィニッシュ。しかし、レース後の車検で上位にペナルティがあったため、正式結果は4位となった。以下、小田が10位、ドライタイヤで奮闘した山本が11位、金田が12位。葛西徳昭(FA-KART)が14位、笠井雅進(FA-KART)が18位。前日好調だった澤口宙征(TONYKART)は度重なるトラブルで順位を上げられず21位となった。また、葛西佑紀はレース後に重量が足りずペナルティとなってしまった。
2015年2月5日木曜日
FA-KART 2015モデル 入荷!!
FA-KART 2015モデル VICTORYが入荷しました。
写真のとおりかなりアグレッシブなビジュアルになっています。サーキットでの目立ち度はNo.1でしょう。鈴鹿で遠くても目立つこと間違いなし!!
また、FA-KARTの2015モデルのスポーツウェアも入荷。こちらもアグレッシブなデザインです。
レーシングスーツはもう少し後からの入荷になります。
お店に展示してありますので、ぜひ一度見に来てください!!
OTK ステアリングシャフト
OTK製のステアリングシャフト。
このステアリングシャフトですが、長さが標準で470mmとなっております。
がしかし、結構なドライバーがスペーサーなどを使用してステアリングを近づけています。その中で、ドライバーによっては何十ミリもスペーサーを入れなきゃいけないこともあります。
実はOTK純正品には490mmという少し長いモデルもラインナップされています。これと純正のラッキングボス(斜めボス)があれば、ほとんどのドライバーに対応できそうです。ステアリング位置が気になる方におススメです。
また、OTK製にはSPモデルがあり、これはタイロッドを取り付けるベロの部分が少し長くなっているモデルとなります。
通常、ノーマルでは外側(遠いほう)にタイロッドを取り付けるのですが、SPの内側(近いほう)にタイロッドを取り付けることにより、ステアリング操作が若干軽くなります。腕力の弱いジュニアドライバーにおススメです。
では、ノーマルで近いほうにすれば・・・となりますが、タイロッド取り付け位置を近くするとステアリングを切ったときのナックル(タイヤ)の動きが遅くなる(切り角が少なくなる)ので、大きくステアリングを動かさないといけなくなります。それではどれだけステアリングが軽くなっても本末転倒になります。SPが絶妙な位置にあるということですね。
もちろん、感覚的な問題なので、好みは分かれると思いますが、試してみる価値は十分にあり、安定したステアリング操作ができるようになるかもしれません。
OTK ステアリングシャフト 470mm
OTK ステアリングシャフト/SP 470mm
OTK ステアリングシャフト 490mm
OTK ステアリングシャフト/SP 490mm
2015年2月3日火曜日
SL中日本シリーズ Round1 YAMAHA-SSクラス
2015SL中日本シリーズRound1のYAMAHA-SSクラスには12名のドライバーが出場。昨年からの継続参戦組みに加えて、SSチャレンジカップ、YAMAHA TIAジュニアクラスからのステップアップ組がそろい、激しいレースが期待された。
路面にところどころウェットなところがある中のタイムトライアルで、トップタイムをマークしたのは岡山直樹(NEXT-ONE/TONYKART)。2番手には昨年のチャンピオンである辻元拓馬(ハラダカートクラブ/KOSMIC)。3番手にはステップアップ組の吉田彰都(ハラダカートクラブ/FA-KART)。YAMAHA SSクラスは予選から予想通りの大激戦。スタートから飛び出したのはPP岡山。2位には吉田が浮上するが、すぐさま辻元が抜き返し、ポジションは岡山、辻元、吉田の順。その後方には高田唯希(トレンタクワトロ鈴鹿/ART GP)と臼井卓士(トレンタクワトロ鈴鹿/KOSMIC)が追走する。中盤、吉田が辻元をパスし2位に浮上するが、またしても辻元が抜き返す。その隙に高田も吉田をパスし吉田は4位にドロップ。高田は勢いに乗りトップの岡山に迫る。辻元もその高田をもう一度パスしようと仕掛けるが、まさかのコースアウトでリタイヤ。高田はトップ岡山にファイナルラップの最終コーナーで仕掛けるが、2台が接触。その隙に吉田が抜け出し、なんとトップチェッカー。2位は臼井が入り、チャレンジカップからのステップアップ組が決勝のフロントローを獲得した。3位にはTT11位から追い上げた清川善文(ハラダカートクラブ/FA-KART)が入った。
予選からハイレベルなバトルが見られたSSクラス。開幕戦から誰が勝つか予想できない。決勝のPPであった吉田はスタートに失敗し3位にドロップ。変わってトップに浮上したのは臼井。中盤までトップをキープした臼井を岡山が7周目にパスしトップに浮上。臼井はその次の周に清川にもパスされ3位にドロップ。さらに吉田が臼井を攻め立て11周目に3位に浮上。トップは岡山、わずかの差で清川が2位。3位争いは吉田、臼井、味岡裕輔(NEXT-ONE/INTREPID)、辻元、高田が接近していく。ファイナルラップ、岡山は安全なマージンを保ったままYAMAHA SSにおいての初優勝。2位は清川。3位争いはこのファイナルラップに動きがあり、7位だった辻元が一気に3位フィニッシュ。4位は味岡、5位臼井、6位高田。吉田は最後にベテラン勢に巻き込まれ7位となった。
第2戦の決勝ヒート。吉田は今度はスタートを決めトップをキープ。2位には清川が浮上し、臼井は7位までドロップしてしまった。辻元は11番手からオープニングラップで5位までジャンプアップ。4周目、清川が吉田をパスしトップに浮上。その隙を高田も続き、吉田は3位にドロップ。高田のペースが良く、7周目に清川をパスしトップに浮上。負けじと清川も高田を追走する。3位の吉田の後方には味岡、辻元、岡山がぴったりマークし、吉田にプレッシャーを与える。しかし、自分のポジションも守らなければならない接近バトルは、下手に仕掛けると大きくドロップアウトする可能性があるので、なかなか吉田を攻略できない。トップの高田は中盤から終盤にかけて清川を突き放し独走状態を築いていく。手探り状態の3位争いは、12周目に辻元が味岡をパスし4位に浮上。吉田は少し楽になりファイナルラップへ。高田は危なげなくトップをキープし優勝。清川は2位であったが、表彰対象のポイントではトップになり、総合での優勝。3位はルーキーながら吉田が入った。以下、辻元、味岡、岡山の順でフィニッシュした。
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