2015年2月3日火曜日

SL中日本シリーズ Round1 YAMAHA-SSクラス


2015SL中日本シリーズRound1のYAMAHA-SSクラスには12名のドライバーが出場。昨年からの継続参戦組みに加えて、SSチャレンジカップ、YAMAHA TIAジュニアクラスからのステップアップ組がそろい、激しいレースが期待された。

路面にところどころウェットなところがある中のタイムトライアルで、トップタイムをマークしたのは岡山直樹(NEXT-ONE/TONYKART)。2番手には昨年のチャンピオンである辻元拓馬(ハラダカートクラブ/KOSMIC)。3番手にはステップアップ組の吉田彰都(ハラダカートクラブ/FA-KART)。YAMAHA SSクラスは予選から予想通りの大激戦。スタートから飛び出したのはPP岡山。2位には吉田が浮上するが、すぐさま辻元が抜き返し、ポジションは岡山、辻元、吉田の順。その後方には高田唯希(トレンタクワトロ鈴鹿/ART GP)と臼井卓士(トレンタクワトロ鈴鹿/KOSMIC)が追走する。中盤、吉田が辻元をパスし2位に浮上するが、またしても辻元が抜き返す。その隙に高田も吉田をパスし吉田は4位にドロップ。高田は勢いに乗りトップの岡山に迫る。辻元もその高田をもう一度パスしようと仕掛けるが、まさかのコースアウトでリタイヤ。高田はトップ岡山にファイナルラップの最終コーナーで仕掛けるが、2台が接触。その隙に吉田が抜け出し、なんとトップチェッカー。2位は臼井が入り、チャレンジカップからのステップアップ組が決勝のフロントローを獲得した。3位にはTT11位から追い上げた清川善文(ハラダカートクラブ/FA-KART)が入った。

予選からハイレベルなバトルが見られたSSクラス。開幕戦から誰が勝つか予想できない。決勝のPPであった吉田はスタートに失敗し3位にドロップ。変わってトップに浮上したのは臼井。中盤までトップをキープした臼井を岡山が7周目にパスしトップに浮上。臼井はその次の周に清川にもパスされ3位にドロップ。さらに吉田が臼井を攻め立て11周目に3位に浮上。トップは岡山、わずかの差で清川が2位。3位争いは吉田、臼井、味岡裕輔(NEXT-ONE/INTREPID)、辻元、高田が接近していく。ファイナルラップ、岡山は安全なマージンを保ったままYAMAHA SSにおいての初優勝。2位は清川。3位争いはこのファイナルラップに動きがあり、7位だった辻元が一気に3位フィニッシュ。4位は味岡、5位臼井、6位高田。吉田は最後にベテラン勢に巻き込まれ7位となった。

第2戦の決勝ヒート。吉田は今度はスタートを決めトップをキープ。2位には清川が浮上し、臼井は7位までドロップしてしまった。辻元は11番手からオープニングラップで5位までジャンプアップ。4周目、清川が吉田をパスしトップに浮上。その隙を高田も続き、吉田は3位にドロップ。高田のペースが良く、7周目に清川をパスしトップに浮上。負けじと清川も高田を追走する。3位の吉田の後方には味岡、辻元、岡山がぴったりマークし、吉田にプレッシャーを与える。しかし、自分のポジションも守らなければならない接近バトルは、下手に仕掛けると大きくドロップアウトする可能性があるので、なかなか吉田を攻略できない。トップの高田は中盤から終盤にかけて清川を突き放し独走状態を築いていく。手探り状態の3位争いは、12周目に辻元が味岡をパスし4位に浮上。吉田は少し楽になりファイナルラップへ。高田は危なげなくトップをキープし優勝。清川は2位であったが、表彰対象のポイントではトップになり、総合での優勝。3位はルーキーながら吉田が入った。以下、辻元、味岡、岡山の順でフィニッシュした。

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