注目のタイムトライアル。トップタイムをたたき出したのは、約1年ぶりにレース復帰となる上村和也(ハラダカートクラブ/TONYKART)。2位には辻元拓馬(ハラダカートクラブ/FA-KART)。3番手には清川善文(ハラダカートクラブ/FA-KART)。4番手には静谷優佑(ハラダカートクラブ/FA-KART)がつける。予選ヒートから激しいバトルが展開。ホールショットは2番手から辻元。上村は2番手に後退。清川は3位をキープし、4番手には岩田啓佑(ハラダカートクラブ/FA-KART)が浮上。静谷は徐々にポジションを落としてしまう。中盤、辻元は独走状態に。2位には岩田が浮上。上村は3位をキープしていたが追い上げてきた広瀬光結(ハラダカートクラブ/FA-KART)にもパスされ4位に後退。5番手には高田唯希(トレンタクワトロ鈴鹿/ART-GP)が浮上する。終盤、大きな差があったトップ辻元と岩田の差が一気に縮まり、その勢いを持って岩田が辻元をパス。トップに浮上する。後方では味岡裕輔(NEXT-ONE/INTREPID)も追い上げ上村をパス。非常に濃い内容の予選は岩田が制す。2位に辻元、3位に広瀬。以下、高田、味岡、上村、清川となった。
第5戦決勝ヒート。岩田は抜群のスタートでトップを死守。2位には3番手から広瀬が浮上。セカンドグリッドの辻元はアウト側で行き場を失くし5位までドロップ。味岡が3番手に浮上し、清川もポジションアップ。トップから数珠繋ぎでレースが展開。この中で広瀬のペースがよく、3周目に岩田を攻略しトップに浮上すると、中盤過ぎからは独走状態を築く。岩田も広瀬にパスされたものの2位の座は渡さない。しかし、味岡と4位にあがった高田がぴったりとマークする。5位争いは清川と辻元。中盤過ぎ、高田が味岡をパスし3位にポジションアップ。これで岩田は楽になった。レースは広瀬がトップをキープ。今年最初のレースで強力な強さを発揮する。広瀬はうれしいトップチェッカー。2位は岩田が入り、レース復帰組みが1-2フィニッシュ。3位は高田。4位は味岡。5位には辻元に競り勝った清川が入った。
第6戦決勝ヒート。見所多いSSクラスの第2レース。スタートはPP岩田がホールショット。2番手には広瀬が浮上。辻元はまたしても行き場を失ったが、今度は4番手に踏みとどまる。変わって3番手には味岡が浮上。序盤は岩田、広瀬、味岡のトップ争い。広瀬は再三岩田に仕掛けるが、岩田はこれを冷静に対処しトップを譲らない。辻元は序盤ペースが上がらずトップ3に少し離されるもののそのポジションを死守。後方には高田、清川、岡山直樹(NEXT-ONE/TONYKART)、上村が追走。5周目、広瀬が岩田を攻略しトップに浮上。広瀬はここからペースアップし、岩田との距離を広げていく。8周目、辻元が味岡に追いつきポジションアップ。これで広瀬と岩田は1-2で単独走行。3位争いは辻元、味岡、高田、清川の争い。辻元はこの3位のポジションを守るのに精一杯で、一時は味岡にパスされるものの、すぐに逆襲。4台が交錯する間に清川がうまく高田と味岡をパス。4位にポジションを上げる。残り2周、突然トップを独走していた広瀬にオレンジボールが振られる。マシントラブルでファイナルラップ直前にピットイン。連勝を目前にリタイヤとなってしまう。広瀬に代わって岩田がトップに立ち、ファイナルラップを悠々と駆け抜ける。そしてチェッカー。岩田は復帰戦で優勝。2位は辻元、3位は清川。4位は味岡との最後のバトルを制した高田。5位味岡。6位は上村を抑えきった岡山が入った。
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