by Triple-K |
多くのワークスドライバーが参戦する中、日本人ドライバーは3名。全日本選手権SuperKFランキング2位の佐々木大樹(TONYKART RACING TEAM JAPAN)。ヨーロッパで奮闘中の金丸悠(TONYKART RACING TEAM)。全日本選手権KF2クラス参戦の久保凛太朗(ROBOT RACING)。
TTはWSKチャンピオンのA.CONVERS(KOSMIC/VORTEX)が驚異的なタイムでトップ奪取。2位にA.KOZLINSKI(CRG/MAXTER)。佐々木大樹(TONYKART/VORTEX)は4位、金丸悠(TONYKART/VORTEX)は苦戦の15位、久保凛太朗(RK/BMB)は20位。
ここからは結果表がないので佐々木大樹特集に。佐々木はTTを4位で終えると、予選ヒート1回目、2回目を無難に5位フィニッシュ。そして3回目はなんとトップチェッカー。世界のワークス相手に日本人が押さえ込みました。予選総合は3位。
プレファイナルは3位スタートから5位フィニッシュ。ファイナルでスピードを爆発させるため若干、抑え気味に走ったのでしょう。そのファイナル、佐々木はトラブルを抱えてしまい、序盤でポジションを後退。しかし、なんとか持ち直し、最終的に9位フィニッシュでした。金丸は13位、久保は17位でした。
SuperKFというクラスはワールドワイドな世界ではこれが最終レースとなります。2011年からはエンジン規定が変わり、名称もKF1に戻されます。一言で言えば「何でもあり」だったSuperKF。この平等性のある「何でもあり」は各メーカー、チームが全力を振り絞ってマシンの開発、ドライバーの育成に力を注ぎ込んだ素晴らしいクラスでした。しかし、現在の不況は世界各地でまだまだ深刻な状況を示しており、メーカーもなかなか辛いところもあったそうです。2011年からのKF1は自由なところを残しつつ、若干のスピードダウンが図られています。しかし、その試みは、より多くの素晴らしい選手を育て上げるでしょう。その昔、FSAがなくなり、このままカート業界が衰退するのではという懸念もありましたが、レーシングカートに携わるすべての関係者の成果でまたここまでの状況を作り上げました。レーシングカートレースは2011年以降も続いていきます。素晴らしい戦いは、また世界各地で繰り広げられるでしょう。
ちなみにまだ決まっていませんが、全日本選手権は2011年もSuperKF規定を採用するそうです。とすると、ミッション付を除く、世界で最もスピードあるカートレースは全日本選手権になります。
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