鈴鹿選手権シリーズ第3戦は4月29日、快晴の暖かい気温の中で開催された。
YAMAHA-SSクラスは鈴鹿初出場の広瀬光結(TONYKART)が参戦。コースレコードも飛び出したハイレベルな公式予選は19位。KTならではの多くのバトルを展開した広瀬。予選17位、決勝15位とすべて完走を果たした。広瀬は次回、世界選手権併催のFP-Jr.チャレンジに参戦する。そのためのいい練習になったであろう。
SUZUKA-Mastersクラスは開幕戦で2位に入った飯山知一(INTREPID)が参戦。優勝を目指したい飯山であったが、公式予選、予選ヒート共に3位で終わる。トップの選手とはじりじりと離される展開であった。そのため決勝を集中しスタートで2位に浮上。しかし、またしてもトップの選手に少しずつ離されてしまう。そしてレース中盤、アクシデントで後退。ポイント圏外でのフィニッシュとなってしまい、痛いノーポイントとなってしまった。
RMCクラスは今回、唯一予選落ちのあるレースになった。公式予選Aグループに出走した中西智紀(FA-KART)は19位であったが、予選ヒートはポジションを上げ14位フィニッシュ。予選通過を果たした。Bグループの酒井翔大朗(FA-KART)も公式予選は20位と出遅れる。その予選ヒートでは14位まで上がったところもあったが、最終的に16位でセカンドチャンスヒート行きとなった。そのセカンドチャンスヒートはスタートから無難にまとめ、2位フィニッシュ。予選を通過した。決勝はスタート直後の1コーナーでアクシデント発生。これに中西、酒井共に巻き込まれる。酒井はシャーシを破損しリタイヤ。中西はキャブレタートラブルを起こしていたが、なんとか走りきり、29位で完走した。
YAMAHA SuperSSクラスは水谷圭児(FA-KART)が出場。公式予選を5位で終えると、続く予選ヒートではアクシデントに巻き込まれる。大幅に順位を落としてしまうものの、少し挽回し14位。その14位スタートからの決勝は見事な追い上げを見せる。レース中盤には7位にポジションアップ。トップグループがバトルを繰り返すうちに7台におよぶトップ争いに発展。一触即発の戦いの中、水谷は一瞬の隙を突き5位にジャンプアップ。さらなる上位を目指したが、ここでチェッカー。開幕戦に続く5位入賞を果たした。
じわじわ人気が上がり、ついにエントリー台数30台に達したPRD Avantiクラス。ハラダカートクラブからは8名が出場。公式予選で最上位だったのは川北浩之(FA-KART)。開幕戦2位だった加藤雄祐(TONYKART)はエンジン不調により、まさかの24位と出遅れた。予選ヒート、なかなか上位に食い込めないHKC勢であったが、その中でも川北が10位でフィニッシュを果たす。しかし、川北はレース終了後の車検で重量失格となり、最後尾グリッドになってしまった。代わっての最上位は11位の武内広明(FA-KART)。数年ぶりに参戦した葛西徳昭(FA-KART)が13位、平野達矢(FA-KART)が14位。加藤は調子戻らず20位。Avanti2戦目の辻野弘之(FA-KART)が21位、葛西佑紀(CRG)が22位、吉武具史はコースアウトもあり24位となった。決勝ヒート。初のポイント獲得を目指す武内は10位を走行。自己ベストを更新し周回したが、最後にオーバーテイクされ惜しくも11位となった。加藤はこの決勝でも速さを見せることが出来ず、18位とノーポイントとなってしまった。
次回、鈴鹿選手権シリーズ第4戦は7月8日に開催される。
0 件のコメント:
コメントを投稿