2012年5月9日水曜日

CIK-FIA World Karting Championship その2

2012年5月17~20日に開催される「CIK-FIA World Karting Championship」と「CIK-FIA Asia Pacific Championship」のエントリーリストとタイムテーブルが発表されました。

CIK-FIA World Karting Championship KF1 エントリーリスト
http://www.cikfia.com/fileadmin/content/Export/2012/Suzuka/kf1_entry.pdf

CIK-FIA Asia Pacific Championship KF2 エントリーリスト
http://www.cikfia.com/fileadmin/content/Export/2012/Suzuka/kf2_entry.pdf

参戦ドライバーは予想通り豪華なメンバーとなった。

タイムテーブルは以下のようになる。
http://www.cikfia.com/fileadmin/content/Camps/Regulations/2012/Suzuka/KF1/2012_CIK-FIA_WKC_TIME_TABLE0324_V3.pdf

観戦する方のために少し解説をしましょう。

KF1クラス
土曜日
ウォームアップ(公式練習) 2グループ分け
クオリファイングプラクティス(公式予選) 2グループ分け 8分間

昨年までのレギュレーションならばこのまま決勝ヒートに進むのだが、今回はエントリー台数が38台のため、予選ヒートで決勝に進める34台を決める。

クオリファイングヒート(予選ヒート) 公式予選の結果によりA/B/Cの3グループに分けられる。
B X C 12周
A X C 12周
A X B 12周
…各グループはスターティンググリッドの1列と考える。B X Cならば、B組がイン側、C組がアウト側に並んでスタートしレースを行う。ドライバー1人あたり2回のクオリファイングヒートを行う。各ヒートの結果によりポイントが与えられる。1位は0点。2位は2点。以下順位がそのままポイントとなる。(失格やペナルティがあるとそれ以上のポイントを背負うこともある。)すべてのヒートが終了した後、ポイントの少ない上位28名がそのまま決勝に進む。29位以下はセカンドチャンスヒート(敗者復活戦)に進む。

セカンドチャンスヒート(敗者復活戦) 12周
…上位6名が決勝ヒートに進む。特に6位争いは死に物狂いな争いが展開される。

ファイナル1(決勝ヒート1) 20周
ファイナル2(決勝ヒート2) 20周
…ファイナル1はクオリファイングヒートの結果によりスターティンググリッドが配置される。ファイナル2はファイナル1の結果によりスターティンググリッドが配置される。各ファイナルヒートはそれぞれ上位3名が表彰式に迎えられる。

ここまでが土曜日である。ドライバーは6回、セカンドチャンスヒートに進んでしまったドライバーは7回出走することになり、体力、精神力が重要になる。また、ヒートの間隔も短いため、そのヒートにあわせたセットアップを迅速に行う必要があり、メカニックにも大きな技術力、正確性が求められる。

日曜日
さらに日曜日もこれと同じことを繰り返す。
土曜日に予選を通過できなかったドライバーももう一度挑戦することができる。

はっきりいって、これまでで類を見ないほど過酷なレースである。

最後にチャンピオンシップポイント。各ファイナルの上位15名に与えられる。25、20、16、13、11、10~1…になる。土曜日と日曜日の2回ずつ計4回のファイナルから上位でフィニッシュした3つを持ち点とできる。世界選手権のシリーズタイトルは鈴鹿とマカオのレースで決定される。

観戦は土曜日から、しかも朝からがお勧めできます。すべてではないが、世界のトップドライバーが出場する今回のレース。見所も多く、必ず楽しめるでしょう。

KF2は後日にします。

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