CIK-FIA World Karting Championship(WKC)とAsia Pacific Championship(APC)は、5月18日にノンクオリファイングプラクティスの4回が行われた。
FA-KART RACING TEAMの佐伯新はWKC KF1クラスに出場する。1回目の走行、路面は昨晩に降った雨の影響でダーティーである。WKCの練習用タイヤは各自2SETと決められている。この1回目に新品を投入しなければならない。他の選手もこの路面状況では新品を使いたくない心境で、なかなかコースインしない。わずかにタイム計測を行った選手も、それほどいいタイムを刻めず、結局この1回目の走行をキャンセルすることとした。
2回目は路面も回復しコースイン。2台の異なったセットアップを施したマシンをフル活用し、ベストタイムは47.985で6番手。トップとは0.229秒差。拮抗するクラスでこのタイムは少し差がある。
3回目、ギア比などを見直しコースイン。しかし、エンジンの不調か路面状況の変化かなかなかタイムを縮められない。このままの走行はタイヤを消費するだけと判断し、すぐピットイン。マシンを乗り換え、再度コースインする。エンジンもこちらはスピードを見せ、ここではすぐにベストタイム48.689まで縮める。しかし、さらにエンジンパワーを引き出そうとしたところ、そのエンジンが焼きついてしまった。トップとの差は0.751。
今回のレースの路面は、想定した状況とかなり違った方向に進んでいると見たチームは、片方のシャーシでそれを確かめるとした。その4回目、少しその路面を理解することができた。しかし、エンジンにパワーが見せられず、タイムは48.857の14位に沈んだ。
エンジンを修理し、その日の夕方、地元のコースへエンジンの慣らしを慣行。そこでキャブレター、エンジンセットアップのテストを行い、いい結果が出た。明日に向けて上向いたと言えよう。
KFクラスに1年半ぶりに出場の藤松楽久はAPCのKF2に出場。事前のトレーニングを行い、体力的にも心配ないレベルまで身体を鍛え上げた。昨日のNQP1で新品で走行した藤松は、多くの選手に対してタイヤの磨耗が進んでいる。それを想定した走行となった。1回目の走行で昨日のベストを塗り替える49.187を記録。2回目からはさらにタイヤの磨耗が進み、なかなかタイムをあげられないが、今回最も速いであろう選手との差は、縮まりもせず広がりもせずまずまずのといった感じ。
4回目に2SET目の新品を投入。しかし、このアタックがトラフィックに引っかかり、49.292に終わる。それでもまともなスペースで走れれば48秒台が見えており、明日からのレースが期待できそう。
明日は土曜日。KF1は決勝の1回目と2回目が行われ、KF2は予選ヒートの2回目までが行われる。
CIKリザルト KF1 ⇒http://www.cikfia.com/competitions/cik-calendar/2012/suzuka/kf1/results.html
CIKリザルト KF2 ⇒http://www.cikfia.com/competitions/cik-calendar/2012/suzuka/kf2/results.html
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