3月18日、鈴鹿選手権第2戦が開催された。
ハラダカートクラブからは12名のドライバーが参戦。晴れ予報だった日曜日は、途中雨が降ってきたこともあり、混乱した難しいレースになった。
YAMAHA-SSクラスは22台が出走。公式予選で吉武具史(FA-KART)が15位、橋詰龍二(FA-KART)が16位。予選ヒートは吉武がアクシデントに巻き込まれ18位と順位を落とす。橋詰は追い上げていたが、レース後、スタートの違反があり失格処分となった。決勝ヒート。昼前に降った雨があり、レインタイヤでの出走。その中で橋詰が後方から積極的に追い上げ、最終的に9位フィニッシュ。初めての鈴鹿レースでシングルフィニッシュを果たした。吉武も橋詰に遅れまいと攻める。苦手な雨のレースながらトップ10まであと一歩の11位でフィニッシュした。
X30クラスは23台が出走。今年の鈴鹿はこのクラスが盛り上がりを見せる。公式予選は織田祥平(FA-KART)が6位とまずまずの滑り出し。高瀬啓太(TONYKART)が10位、橋詰拓馬(CRG)が17位、葛西佑紀(CRG)が19位。予選ヒートはスタート直後の1コーナーでアクシデント。橋詰、葛西が巻き込まれレースを終える。抜群のスタートで4位に上がった織田であったが、スリッピーな路面に苦戦し順位変動が激しい。最終的にポジションを失って10位となった。高瀬も17位と順位を落とすこととなった。決勝、路面はウェット状態。しかし、雨は上がっており状況は回復傾向。数台がレインタイヤで出走。その中に高瀬も含まれている。10位スタートの織田は、今回は無事オープニングラップを終える。バトルの間に集団に引き離されたが、レース中盤から追いつく。しかし、ペースがなかなか安定せず順位を上げられない。高瀬はギャンブルが外れ、最終的にリタイヤとなった。そして織田は8位でフィニッシュ。橋詰が12位、葛西は17位で完走を果たした。
SFCクラスは17台の出走。公式予選はドライ。トップタイムをマークしたのは白川孝広(KOSMIC)。野田卓司(FA-KART)はチェッカー直前までトップだったが2位。岡本孝之(CRG)が3位とHKCの1-2-3を達成。王者、清水寿昭(FA-KART)は時間を勘違いし6位。予選ヒート、路面はドライ。しかし、雨が落ちてきた。タイヤ選択を悩む中、HKCの4名はドライタイヤを選択。しかし、スタート直後雨が強まり、レインタイヤ勢が優勢になる。スタートでトップにたった清水もすぐにオーバーテイクされる。レインタイヤ勢は5名であったが、そのうちの2名はトラブルによりリタイヤしたため、被害は少なかった。清水が5位、野田が6位、岡本が7位、白川が11位。決勝、またしてもスタート直前に雨。路面はどちらともいえない。白川はレインを選択。清水、野田、岡本はドライを選択。半分以上の選手がレインタイヤ。ドライで出走したドライバーの中にはフォーメーションラップでピットインしレインにタイヤ交換。ピットスタートを選択する。そのままスタート。オープニングラップからレインタイヤ勢が速い。清水はスピンも喫し最後尾へ。野田、岡本も苦しい。白川は順位を上げる。レース序盤、雨が上がる。徐々にドライタイヤのほうが速くなる。ドライタイヤをうまく乗りこなした選手が猛烈な勢いでトップ浮上。レインタイヤ勢はタイムが伸び悩む中、一時20秒以上離された清水、野田、岡本が追い上げる。レインタイヤながらタイムの良い白川は3位浮上。最終的に白川は3位表彰台獲得。4位清水、5位岡本、6位野田となった。これまでにない無茶苦茶なレースであった。
RMCクラスは34台。公式予選は酒井翔大朗(FA-KART)が30位出遅れる。中西智紀(FA-KART)はトラブルにより出走できなかった。続く予選ヒートはウェット路面でのレースとなった。酒井はこの状況でまずまずの展開を見せ、18位と大幅に順位を上げて終えることとなる。中西はトラブルを解消し完走。決勝ヒートはドライ路面。天気に翻弄されたこの日の最後のレース。スタートから積極的に上位を目指す酒井であったが、バトル中スピンを喫してしまいポジションダウン。最終的に25位でレースを終えた。中西もバトルを展開し、28位フィニッシュで完走した。
次回鈴鹿選手権は4月29日に開催される。
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