2012鈴鹿選手権シリーズがいよいよ開幕した。
ハラダカートクラブからは16名のドライバーがエントリー。
Suzuka-Mastersクラス
2011年ランキング3位の飯山知一が出場。練習から好調をキープしており、初優勝への期待がかかる。公式予選を3位で通過すると、予選ヒートで2位にポジションアップ。フロントローから優勝を狙う。しかし、スタートでこうほうの選手に先行を許してしまう。すぐさま2位へ復帰した飯山であったが、今回のトップの選手は終始強く、ファステストラップを刻む飯山を寄せ付けない。結局、飯山は2位でフィニッシュ。惜しくも優勝は逃したものの、シーズンを考えればいい結果であった。
飯山知一(INTREPID/ROTAX/YH) TT3位/予選2位/決勝2位(FL獲得)
YAMAHA SuperSSクラス
30歳以上のSuperSSクラスに水谷圭児が初挑戦。なかなか練習時間の作れなかった水谷だったが、公式予選で4位を獲得。予選ヒートも上位を狙ってバトルしていたが、レース中盤で接触。後方にドロップし、18位となった。決勝は18位スタート。スタートから積極的に攻めた水谷は最終的に5位フィニッシュ。久々の入賞を果たした。
水谷圭児(FA-KART/YAMAHA/BS) TT4位/予選18位/決勝5位
Parilla X30クラス
27台のエントリーを集めたParilla X30クラス。初参戦の織田祥平が公式予選4位と上位につける。継続参戦の高瀬啓太は14位と出遅れる。織田は予選ヒートのスタートで2位にポジションアップ。しかし、冷えたタイヤに手を焼いてしまい、徐々に後退。落ち着いた先は6位であった。高瀬は中盤で多くのバトルを繰り返し、スタート順位から1つポジションアップの13位で決勝に挑む。決勝ヒート、スタート直後の2コーナーで織田がアクシデントに巻き込まれる。隊列に復帰したものの、マシンにダメージを負ってしまい、ペースが上がらず1周遅れの20位でフィニッシュするのがやっとであった。高瀬は決勝セットが決まり中盤からペースアップ。残り2周、5~6位集団に追いつくが、オーバーテイクの際に痛恨のコースアウト。順位は落とさなかったものの、そのまま7位フィニッシュであった。
高瀬啓太(TONYKART/IAME/DL) TT14位/予選13位/決勝7位
織田祥平(FA-KART/IAME/DL) TT4位/予選6位/決勝20位
PRD Avantiクラス
6名のハラダカートクラブ員が出場したAvantiクラス。3年目の加藤雄祐は公式予選で5位につける。初参戦の川北浩之が10位。しかし、川北はタイムアタック中にエンジントラブルに見舞われていた。予選ヒート、5位スタートの加藤はすぐ2位にポジションアップ。トップの選手に追いつき、ラスト3周はアタックを仕掛ける。しかし、相手も隙を見せず2位でフィニッシュ。川北はキャブのトラブルでペースが上がらなかったが、9位でフィニッシュ。浅野秀彦は13位、武内広明が14位、松浦優一が15位、平野達矢が16位。決勝ヒートスタート。加藤は抜群のダッシュでトップに躍り出る。一方川北はキャブの調整ニードルが勝手に動いてしまい、1コーナーでスピン。最後方までドロップしてしまう。トップに出た加藤であったが、序盤に逆転され2位にドロップ。しかし、3位との差は大きく、テールトゥノーズでトップの選手を追走する。いつでもいける距離の加藤。しかし、相手もうまいレース運びで隙を一切見せない。ファイナルラップ、3コーナーで最も近づくがオーバーテイクには至らずそのままフィニッシュ。加藤にとって初表彰台は嬉しいが、目の前に優勝があったため、悔しさが残った。
加藤雄祐(TONYKART/PRD/BS) TT5位/予選2位/決勝2位(FL獲得)
川北浩之(FA-KART/PRD/BS) TT10位/予選9位/決勝12位
松浦優一(CRG/PRD/BS) TT11位/予選15位/決勝13位
平野達矢(FA-KART/PRD/BS) TT26位/予選16位/決勝15位
武内広明(FA-KART/PRD/BS) TT18位/予選14位/決勝20位
浅野秀彦(FA-KART/PRD/BS) TT20位/予選13位/決勝DNF
SFCクラス
4年連続チャンピオンの王者・清水寿昭を筆頭に4名のドライバーが出場。公式予選、ニューシャーシを投入した清水は1人48秒台に叩き込み貫禄のトップタイム。同じくニューシャーシ投入の野田卓司が5位。SFCに5年ぶりに復帰した岡本孝之は9位。白川孝広はトラブルにより計測できず最下位に終わる。予選ヒートは清水が序盤から後続を引き離す展開。野田はペースがいまいち上がらず集団に埋もれてしまう。代わりに岡本が追い上げ4位。白川は最後の最後に野田をパスし7位まで追い上げる。野田は8位となった。決勝ヒートも清水がPPからダッシュ。セーフティマージンを見ながらレースをコントロールする。岡本は好調でレース中盤過ぎに2位にポジションアップ。白川も少しずつ順位を上げていく。野田はまたしてもペース不足で後退してしまう。2位に上がった岡本はトップ清水よりもいいペースで追い上げる。しかし、清水はそれに屈せずトップチェッカー。2012年のファーストレースをパーフェクトウィンで飾った。2位は岡本、HKCの1-2フィニッシュ。白川は5位、野田は10位となった。
清水寿昭(FA-KART/YAMAHA/DL) TT1位/予選1位/決勝1位
岡本孝之(CRG/YAMAHA/DL) TT9位/予選4位/決勝2位(FL獲得)
白川孝広(KOSMIC/YAMAHA/DL) TT17位/予選7位/決勝5位
野田卓司(FA-KART/YAMAHA/DL) TT5位/予選8位/決勝10位
RMCクラス
高校生ドライバー酒井翔大朗が初参戦。中西智紀は諸事情により今回のレースをキャンセルした。2グループに分かれた公式予選、Bグループの酒井はキャブセットが決まらず14位と出遅れる。予選ヒートは若干持ち直し2ポジションアップの12位でフィニッシュ。MAXの気難しいキャブをセットして決勝へ。フルグリッドのRMCクラスあちこちでアクシデントが発生。その中で最終コーナーで起こったアクシデントに酒井が巻き込まれる。なんとかレースには復帰したものの、後方になり、さらにエンジンも不調に陥り24位でフィニッシュするのがやっとであった。
酒井翔大朗(FA-KART/ROTAX/MOJO) TT14位(B)/予選12位(B)/決勝24位
次回鈴鹿選手権第2戦は3月18日に開催される。
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