全日本選手権の西地域シリーズは早くも4戦目を迎えた。開催場所は岡山県・中山サーキット。開幕戦に続き2回目のレースである。ハラダカートクラブからはFPジュニアクラスに稲寄速人(INTREPID)、全日本FS-125クラスに米川直宏(FA-KART)が参戦。
FPジュニアクラスの稲寄は土曜日から好調。上位に食い込めるだけではなく、表彰台を目指せるタイムを叩き出す。
迎えた日曜日、公式練習を経て、公式予選に移っていく。その公式予選は思うようにタイムが上がらない。結果は9位。今の稲寄にとっては少しよくない。続いて予選ヒート。有利なイン側スタートながら、2コーナーからバックストレート、90度コーナーの競り合いで1つポジションダウン。しかし、今年の稲寄はレースに強い。ファイナルラップまでに2台をパスし8位フィニッシュ。
そして決勝ヒート。ポジションはアウト側8番手ではあるが、予選を見ると必ずしもイン側が有利とは言えずチャンスはある。そのスタート、2コーナーでの競り合いをうまく切り抜けた稲寄はオープニングラップから飛ばし4位までジャンプアップ。しかし、3位争いに加わろうとした序盤で1台のカートにインを差され、さらに3台に抜かれ8位にドロップ。そのから終盤まで8位のポジションで4位争いをすることになる。なかなか決定打が見つからないなか、終盤に1台をパスし7位浮上。しかし、そこでレースはフィニッシュ。今年2回目のポイント獲得なるシングルフィニッシュではあったが、調子がよかっただけに悔しい7位であった。
FS-125クラスの米川。今年初めて金曜日入りし練習を重ねる。迎えた日曜日。公式練習も最後まで走り、シャーシセットアップに専念。そして公式予選。米川はここで自己ベストを更新するタイムを刻むものの、ポジションは13位。しかし、トップとの差もコンマ6秒と少ない。予選ヒートはスタートでポジションダウン。自分よりペースの遅いドライバーをパスし、ポジションの回復を狙う。しかし、結果は14位と1つ順位をドロップした。
決勝ヒート、周回数は30周の長丁場。スタートで目の前のグリッドのドライバーが接触。そのアクシデントをギリギリで交わした米川はポイント圏内目指して加速していく。決勝はギャンブル気味のシャーシセットアップを導入した。前半はグリップ不足に悩んだが中盤からはペースを徐々に上げていく。しかし、そのペースアップは他のドライバーも同じでギャップを縮めることができない。終盤は10位を走行し、そのままフィニッシュ。体力的にも厳しい中山で完走は果たした。このデータを元に次戦美浜ではシングルフィニッシュを目指す。
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