2011年5月5日木曜日

鈴鹿選手権シリーズ 第3戦 レポート

2011鈴鹿選手権シリーズ第3戦はGW真っ只中の5月1日に開催された。レースウィークはじめから日曜日の天気予報は雨。しかし、ここは鈴鹿、山の天気のごとく変わりやすいことは言うまでも無いため、実際の天候は当日にならないとわからない。

迎えた日曜日、空は雲に覆われ雨。しかし、西の空が明るい。そしてこの日はウェット⇒ドライ⇒ウェット⇒ドライという、ドライバー(もちろんメカニック、スタッフ共々…)にとってこのうえなく難しいコンディションでレースが行われた。

まずはAvantiクラス。5名のドライバーが出場。ランキング争いをしている岡本孝之(TONYKART)、加藤雄祐(TONYKART)、今期初出場の松橋庸之(FA-KART)、Avanti初挑戦のベテラン水谷圭児(FA-KART)、葛西佑紀(CRG)。
公式予選はウェット。5名はウェットセッティングで出走するも、水谷11位、岡本12位、葛西13位、松橋15位。加藤にいたってはなにか間違いを起こした17位。ランキング1位の選手も下位に沈み、波乱の幕開け。
予選ヒートまでに雨はあがり、タイヤは全車ドライ。しかし、出走直前で雨が落ちてくる。無常にもそのままスタート。レース中盤には本格的になり、雨スリックでの走行を強いられる。この難しいコンディションで岡本は2位に躍進。加藤も7位まで順位を上げる。また、松橋も危なげない走りで9位、葛西11位、水谷は17位となった。
迎えた決勝。路面は濡れているが雨はない。しかし、まだレインのほうが速いと判断し、全員レインタイヤ。グリーンフラッグで出走。しかし、加藤のエンジンが始動するが前に進まない。キャブ調整をし、出走を試みるも無常にもスタート。現在のカートレースはピットスタートは認められないため、悔しいDNSとなった。レースは岡本が3位走行。2位の選手に引き離されるも、4位には差をつける。水谷は得意としている雨で本領発揮をしたいところであったが、セッティングがまったくかみ合わずタイムが伸びない。葛西は順調に追い上げ、松橋は完走を目標に走行。結果、岡本は大事に走って3位、3戦連続表彰台を獲得。葛西は8位、松橋10位、水谷14位であった。

KT100Sクラス、出場したのは平野喜丈(FA-KART)。参加台数が多いためA,B分かれての公式予選と予選ヒート。その公式予選のコンディションはウェット。セッティングを施しBグループで出走。あまり雨の鈴鹿の経験のない平野であったが、スピンせず走りきり結果15位。まずは予選通過を目指す。その予選ヒート、エンジンがかからない。メカニックとともに必死にエンジン始動をこころみるも、かかったころにはレーススタート。惜しいDNS。セカンドチャンスヒートに進むことになった。そのセカンドチャンスヒート、9台中6位以内で予選通過。レーススタート、1コーナーアウト側からポジションアップを図る平野、しかしまさかのスピンアウト。エンジン再始動し隊列復帰。前方は遥か彼方だが、なにかアクシデントがあれば予選通過になる。しかし無常にもリタイヤしたのは1台。結果8位で悔しい予選不通可となった。

つづく。

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