2014年3月4日火曜日

SL中日本シリーズRound1 YAMAHA SSクラス

2014SL中日本シリーズRound1のYAMAHA SSクラスには強豪の8名がエントリー。ハイレベルなバトルが期待された。

雨上がりのTT。トップタイムをマークしたのは辻元拓馬(KOSMIC/ハラダカートクラブ)。2位は昨シーズンSSチャレンジカップクラスチャンピオンの岡山直樹(TONYKART/NEXT-ONE)、3位は昨年同シリーズチャンピオンの東拓志(INTREPID/NEXT-ONE)がつける。予選ヒートから辻元が快走を見せ、一度もトップを譲らずチェッカー。2位は岡山を逆転した東。3位は岡山。4位は昨年の雪辱に燃える高田唯希(ART-GP/トレンタクワトロ鈴鹿)が虎視眈々。


注目の第1戦。ホールショットは辻元。東が2位で、3位には高田が浮上。岡山は4位に後退。辻元は今回絶好調で、東をもじりじりを引き離し、安全なマージンを築いていく。2位の東も高田に付け入る隙を見せずにそのポジションを守る。以下高田、岡山と続き、後方から追い上げた味岡裕輔(INTREPID/NEXT-ONE)がその集団に喰らい付く。味岡は6周目に岡山をパスすると高田を執拗に攻め立てる。さらにその後方では清川善文(FA-KART/ハラダカートクラブ)がスタートの失敗を挽回し追い上げてきた。トップの辻元は幸先の良いトップチェッカー。2位は東、3位は高田と昨年からのTOP3が上位を占めた。4位は味岡。岡山は5位に終わった。


第2戦。路面コンディションは完全なドライになり、さらに激しいバトルが予想された。辻元は今回もうまくスタートを決め、さらにすぐさま2位以下を引き離していく。2位は東だが、3位いいか岡山、高田、清川、味岡と接近戦が展開される。この第2戦の岡山は元気がよく、チームメイトであり、昨年チャンピオンの東に対して執拗に攻め立て、ついには東をオーバーテイクするところまでいく。しかし、レース経験の多い東は抜かれたあとの隙を見逃さず、すぐさまのポジションを奪い返す。その後方では高田をオーバーテイクした清川が前方2台の動きを確かめながら、オーバーテイクする隙間を狙っている。緊迫したレースは終盤まで続く。そのバトルを尻目に辻元は完全独走状態。そしてチェッカー。辻元は開幕ラウンドを全ヒートトップのパーフェクトウィンで飾った。2位は守りきった東。3位岡山、4位は清川。5位は終盤に高田をパスした味岡が入った。

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