鈴鹿選手権の第2戦は3月23日、快晴の中開催された。
ハラダカートクラブからは総勢16名のドライバーが参戦した。
SFCクラス
5名のドライバーが参戦したSFCクラス。エントリー台数は12台。公式予選で2番手につけたのは岡本孝之(CRG)。清水寿昭(FA-KART)が3番手、藤松楽久(FA-KART)はチェーントラブルに見舞われながらも5番手。野田卓司(FA-KART)が6番手、高瀬啓太(TONYKART)が7番手とHKCドライバーが上位に入った。予選ヒートはトップの選手が逃げ、その後を岡本が追う展開。以下清水が3番手、藤松は若干スタートで遅れ6番手で上位を追う。しかし、レース後半にアクシデントが発生し、藤松は最後尾に後退。変わって高瀬が5番手に浮上し予選が終了。
決勝ヒートは岡本がセカンドグリッドから抜群のスタートを切りトップに浮上。さらにハイペースで逃げ始め、レース中盤には2秒以上のマージンを得ることに成功する。清水も2番手に浮上。高瀬は4番手に順位を上げる。しかし、PPだった選手がハイペースで追い上げ清水の後方まで迫る。中盤、清水が4コーナーで押し出されポジションをドロップ。高瀬・藤松が清水の前に出る。この中でペースがよかったのは藤松で、高瀬をオーバーテイクすると3位の選手に迫っていく。トップを悠々と走行していた岡本であったが、2番手の選手がかなりのハイペースで追い上げてくるのを察知し、後半にスパートをかける。一時は1秒5まで迫られるが、そこからは近づかれることなくファイナルラップ。岡本は今季初優勝を飾った。藤松は3位の選手にテールトゥノーズまで迫るものの、後一歩決め手がなく4位に終わった。高瀬は5位でフィニッシュしたが、スタートでのペナルティを取られてしまい3ポジションダウンの8位となった。苦しいシーズンを送っている清水は6位に終わった。
Avantiクラス
6名のドライバーが参戦したAvantiクラス。エントリー台数は27台。公式予選で加藤雄祐(TONYKART)は前日練習ができなかったものの、HKC最上位の5位を獲得。小田宗孝(TONYKART)が7位、葛西徳昭(FA-KART)が9位とHKCが誇る60歳オーバードライバーが2名TOP10に入った。浅野秀彦(FA-KART)、金田敦史(FA-KART)両名は出遅れ、それぞれ18位、19位となる。トラブルに見舞われた前回表彰台の葛西佑紀(CRG)は22位と後方からの追い上げとなる。予選ヒートは加藤がポジションキープの5位でフィニッシュ。小田が6位と1つポジションを上げた。葛西徳昭が9位で葛西佑紀は追い上げ10位フィニッシュ。金田はセーフティな走りで14位とポジションを上げる。浅野はアクシデントに巻き込まれたこともあり、順位を上げられず18位となった。
決勝ヒートはスタートで加藤、小田が若干ポジションをドロップ。しかし、特に加藤は10位付近まで順位を落とすこととなった。しかし、レース中盤からペースをどんどん上げ次々にポジションアップ。小田も加藤に負けじと追い上げを開始する。葛西徳昭は自分のペース配分をうまくレースに対応させ、ポイント圏内を走行。一方葛西佑紀はこの決勝ヒートでなかなかペースを上げることができず苦しい展開。レース後半、加藤は4位の選手にテールトゥノーズまで迫る。残り3周、果敢に攻めるが後一歩の決め手がない。後方では小田も追いついてきた。ファイナルラップ、わずかな隙さえあればオーバーテイクできる距離ながら、最後までそのポジションを奪うことができず、加藤は5位となった。小田は6位となり、うれしい鈴鹿での初表彰式を獲得。葛西徳昭も9位でポイントを獲得。葛西佑紀は11位となり、ランキング的には痛いノーポイントに終わった。金田は15位フィニッシュ。浅野は決勝に向け大幅にセットアップを変更して挑んだが、17位と思わぬ順位でのフィニッシュとなった。
CellOPEN MASTERS
中西智紀(FA-KART)が参戦したCellOPEN MASTERSクラスは7台のエントリー。ROTAX-MAXエンジン+YH SL07タイヤの組み合わせはシニアドライバーにピッタリのカテゴリー。公式予選は6位で終えた中西。続く予選ヒートでは一旦7位にドロップするものの、6位の選手との激しいバトルに打ち勝ちフィニッシュ。さらに上位ドライバーにペナルティがあったため決勝は5位からのスタートとなった。
決勝ヒートはスタートではポジションキープ。しかし、序盤のタイヤが冷えているときにポジションを落としてしまう。タイヤが機能してきた中盤では一気にペースアップ。6位の選手を簡単に料理し、5位の選手に追いつこうとさらにペースをあげていく。しかし、ラップタイム的には5位の選手からわずかにいいくらいでなかなかその差を埋めることができない。コースの前半では中西のが速いが、後半では同じか、少し遅れてしまう。この展開の中レースは進み、終盤、上位陣でアクシデントが発生。1人がリタイヤしたため、1つ順位を上げ、さらにポジションを上げるチャンスではあったが、中西の前で復帰したためそれは叶わず5位でのフィニッシュとなった。
YAMAHA SuperSSクラス
総勢25台のエントリーを集めたSuperSSクラス。このクラスには前回表彰台を獲得した水谷圭児(FA-KART)が参戦。公式予選、前日から不調が続いていた水谷は、そのペースを改善しようと走行する。なんとか5位を獲得したが、トップからのタイム差が大きく不安が残る。予選ヒートではその不安が的中してしまい思うようにペースを上げることができず、ポジションを下げ8位となった。
なんとかポジションを上げようとシャーシセットアップを変更して挑んだ決勝ヒート。しかし、オープニングラップでポジションを落とし、さらに苦しい展開となってしまう。しかし、ペースに関しては予選よりも若干改善し、レースの序盤から中盤にかけてポジションを回復させていく。その後後方グループを引き離した水谷は、上位からペースの苦しい選手に追いついていく。終盤、テールトゥノーズまで迫る水谷。しかし、その相手はベテランでうまく水谷の攻撃をかわし、ポジションを奪うまでには至らなかった。水谷は7位となり、なんとかできる限りのポイントを獲得することに成功した。
Parilla X30クラス
2014FA-KART RTのKFドライバーである西村拓真(FA-KART)が挑んだ同クラス。前日練習ではトップグループのタイムを刻んでおり、目標となる優勝も狙える。しかし、公式予選では謎のスローペースに悩まされ13位と沈んでしまう。改善を目的に若干のセット変更を施し予選ヒートへ。しかし、このセット変更が裏目に出てしまい、トップグループとのペースの差は大きくなってしまった。それでもそこは西村自身のドライビングでカバーし、ポジションを5つアップの8位となった。
悪い方向へ出てしまったセットを戻し、さらに路面状況を考慮。違うところを変更して挑んだ決勝ヒート。スタートでうまくポジションを上げた西村は4位の選手に迫っていく。明らかにこちらのほうがハイペースであり、すぐにオーバーテイクできる状況であったが、相手も若いながら激戦で戦っているドライバー。なかなかそのポジションを奪うことができない。しかし、西村はその経験から一気に勝負を決め、オーバーテイクに成功。4位にポジションを上げ、表彰台を目指しペースを上げていく。エンジンの個体差が少ないX30ではわずかなミスが命取りとなる。しかし、ミスが少ないレースでは一度離れた間隔を埋めることは難しい。西村は自分の限界のペースで走行していたが、その差を埋めることができず4位でフィニッシュとなった。レース後、車検で上位がレース中のペナルティを課せられたため、西村は3位で表彰台を獲得した。
YAMAHA SSクラス
今回最多の48台のエントリーを集めたYAMAHA SSクラス。公式予選は2グループに分かれて行われた。Aグループに振り分けられた広瀬光結(FA-KART)、辻元拓馬(KOSMIC)両名も果敢にタイムアタックを開始する。広瀬は誰かのスリップを利用しようとタイミングを見計らっていたところ、逆にターゲットにされてしまい、単独での走行に終始してしまう。しかし、今年好調の広瀬はその中でも3番手タイムをたたき出し、予選に向け順調なポジションを獲得した。一方辻元は前日の不調から、一か八かのエンジン交換が実り大幅にタイムアップ。トップグループには届かないものの、13位とまずまずのポジション。予選ヒートは広瀬がスタートでポジションを落としたものの、バトル強さを発揮し、何とか4位フィニッシュ。表彰台に向け最低限の仕事を完了させた。逆に辻元はまたしてもペース不足に悩まされポジションを下げていってしまう。それでもなんとか予選通過順位は守りきり、決勝に挑む。
決勝ヒート。フルグリッドの34台が一斉にスタートを切る。混戦の中、広瀬はまたしてもポジションダウン。一時は10位付近までドロップしてしまう。しかし、上位陣とそん色ないペースを見せる広瀬は、得意の混戦を抜け出し6位までポジションアップ。しかし、一度のオーバーテイクのミスからまたしてもドロップ。出入りの激しいレースとなる。それでも広瀬のペースは良く、またしてもポジションを回復。しかし、序盤のミスが響いたため、6位となったところでチェッカー。2戦連続での入賞とはなったものの、今の広瀬にとっては不満が残る一戦となってしまった。辻元は大幅にセットを変更し、決勝に挑んだものの、その効果は発揮することなく31位と下位に沈んでしまった。
2014年3月26日水曜日
2014年3月13日木曜日
今週はSL琵琶湖シリーズ & SL石野シリーズ第2戦
今週の日曜日(16日)はSL琵琶湖シリーズの開幕戦です。
全日本カート選手権の西地域が2週間後、同コースで行われる予定であり、多くのドライバーが参戦するでしょう。
ハラダカートクラブからはSSクラスに大橋優樹(FA-KART)が参戦。初めての全日本ジュニアに向けて練習レースになります。
また、SL石野シリーズは第2戦。TIAジュニアクラスに真弓陽(WF-TIA)が参戦します。開幕戦は思うようなリザルトが残せなかったので、挽回をしてほしいところです。
2014年3月12日水曜日
全日本カート選手権 西地域 第1戦 琵琶湖スポーツランド
2014年全日本カート選手権 西地域が3月29~30日、滋賀県・琵琶湖スポーツランドにて開幕します。
今年はタイヤレギュレーションが変更になり、多くのドライバーが手探り状態でのレースとなりそうです。
ハラダカートクラブからは5名のドライバーが参戦します。チーム名は「FA-KART RT+HKC」となり、ワークスのサテライトチーム扱いになります。
全日本FS125クラスには橋詰拓馬(FA-KART/IAME/BS)が2年目のシーズンに挑みます。昨シーズンは1回表彰台を獲得しており、今年に挑む意気込みは大きい。様々な関係で、テスト・練習不足がありますが、きちんと準備してレースに合わせてくれることでしょう。また、同クラスには昨シーズンKF2クラスをスポット参戦し、最終戦の鈴鹿で見事2位表彰台を獲得した稲寄速人(FA-KART/IAME/BS)が初参戦。こちらはすでに数回のテスト・練習を重ねており、優勝への期待が持たれます。また、タイヤも昨年使用した同系列のBSになったことも有利に働くでしょう。
地方戦FS125クラスには岡野将季(FA-KART/IAME/DL)がスポット予定で参戦。様々な状況により、近場のみの3戦を予定していますが、開幕戦の結果次第では継続参戦もありそうです。琵琶湖はジュニア時代に多く周回していたので、FS125のスピードに慣れていけば、おのずと上位に食い込むことでしょう。
ジュニア選手権FP-Juniorクラスには大橋優樹(FA-KART/YAMAHA/YH)が初参戦。昨シーズン前半はTIA-Juniorクラスに参戦し、中盤からSSにステップアップ。もちろん経験不足は否めないが、パドックやコース上で見せるやる気の表れは他のドライバーを凌ぎます。まずは現実目標としてトップ10入りを目指します。
最後にFP-JuniorCadetクラス。昨シーズン同クラスのランキング10位を獲得した伊藤琢磨(FA-KART/YAMAHA/DL)。第2戦つま恋での圧勝は記憶に新しい。2013年は小学生ドライバー特有の好不調の波が激しく、いいときはトップ争いをするものの、悪いときは最下位付近まで落ちる出入りの激しいシーズンでした。しかし、この冬の練習では終始好調をキープしており、優勝候補の一角といってもいいでしょう。
レースまであと3週間を切り、これからのテスト・練習が重要になるでしょう。チームとしても最大限のサポートをしていく予定です。
鈴鹿選手権シリーズ 第2戦 エントリーリスト
早くも行われる鈴鹿選手権第2戦(3/23決勝)のハラダカートクラブからのエントリーです。
SFCクラス
岡本孝之(CRG)
清水寿昭(FA-KART)
藤松楽久(FA-KART)
野田卓司(FA-KART)
高瀬啓太(TONYKART)
Parilla X30クラス
西村拓真(FA-KART)
CellOPENクラス(Masters)
中西智紀(FA-KART)
YAMAHA SSクラス
辻元拓馬(KOSMIC)
広瀬光結(FA-KART)
PRD Avantiクラス
浅野秀彦(FA-KART)
金田淳史(FA-KART)
葛西徳昭(FA-KART)
葛西佑紀(CRG)
小田宗孝(TONYKART)
加藤雄祐(TONYKART)
SuperSSクラス
水谷圭児(FA-KART)
総勢15名のドライバーが挑戦します。
2014年3月8日土曜日
2014 全日本選手権KFクラス FA-KARTワークスドライバー
佐伯新 |
佐伯は3年目の参戦で、初年度はランキング5位を獲得。2年目の昨年は不運・トラブルなどが重なり、ランキング13位と低迷しました。しかし、レーシングスピードは初年度をはるかに上回り、常にTOP5の位置でレースを展開。表彰台はおろか優勝も十分狙える実力を発揮していました。今年はもちろんそのスピードさらに向上させるとともに念願のチャンピオンを目指します。
西村はKF初参戦となります。昨年までは全日本FS125に参戦。序盤こそ下位に沈むことがあったものの、中盤以降は常にトップ集団に位置しており、レベルアップの早さを感じさせてくれました。すでにKFでのテストも数回行っており、マシンへの理解度、対応力は群を抜いています。開幕までのあと数回のテストで先輩ドライバー佐伯にどこまで肉薄できるかが楽しみです。
詳細はWEBに後日掲載予定となります。
FA-KART RACING TEAM
シャーシ:FA-KART
エンジン:VORTEX
タイヤ:BRIDGESTONE
今年も応援よろしくお願いします!!
西村拓真 |
FA-KART バイザーステッカー2014
FA-KART 2014シーズンバイザーステッカーが完成しました。
GP6/SK6用とジュニア用のCK6S用の2種類です。
価格は何れも¥1,200(税抜き)となります。全日本選手権に出るドライバーもこれを使用します。
数量限定ですので、お求めはお早めに!!
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2014年3月4日火曜日
SL中日本シリーズRound1 YAMAHA SSクラス
2014SL中日本シリーズRound1のYAMAHA SSクラスには強豪の8名がエントリー。ハイレベルなバトルが期待された。
雨上がりのTT。トップタイムをマークしたのは辻元拓馬(KOSMIC/ハラダカートクラブ)。2位は昨シーズンSSチャレンジカップクラスチャンピオンの岡山直樹(TONYKART/NEXT-ONE)、3位は昨年同シリーズチャンピオンの東拓志(INTREPID/NEXT-ONE)がつける。予選ヒートから辻元が快走を見せ、一度もトップを譲らずチェッカー。2位は岡山を逆転した東。3位は岡山。4位は昨年の雪辱に燃える高田唯希(ART-GP/トレンタクワトロ鈴鹿)が虎視眈々。
注目の第1戦。ホールショットは辻元。東が2位で、3位には高田が浮上。岡山は4位に後退。辻元は今回絶好調で、東をもじりじりを引き離し、安全なマージンを築いていく。2位の東も高田に付け入る隙を見せずにそのポジションを守る。以下高田、岡山と続き、後方から追い上げた味岡裕輔(INTREPID/NEXT-ONE)がその集団に喰らい付く。味岡は6周目に岡山をパスすると高田を執拗に攻め立てる。さらにその後方では清川善文(FA-KART/ハラダカートクラブ)がスタートの失敗を挽回し追い上げてきた。トップの辻元は幸先の良いトップチェッカー。2位は東、3位は高田と昨年からのTOP3が上位を占めた。4位は味岡。岡山は5位に終わった。
第2戦。路面コンディションは完全なドライになり、さらに激しいバトルが予想された。辻元は今回もうまくスタートを決め、さらにすぐさま2位以下を引き離していく。2位は東だが、3位いいか岡山、高田、清川、味岡と接近戦が展開される。この第2戦の岡山は元気がよく、チームメイトであり、昨年チャンピオンの東に対して執拗に攻め立て、ついには東をオーバーテイクするところまでいく。しかし、レース経験の多い東は抜かれたあとの隙を見逃さず、すぐさまのポジションを奪い返す。その後方では高田をオーバーテイクした清川が前方2台の動きを確かめながら、オーバーテイクする隙間を狙っている。緊迫したレースは終盤まで続く。そのバトルを尻目に辻元は完全独走状態。そしてチェッカー。辻元は開幕ラウンドを全ヒートトップのパーフェクトウィンで飾った。2位は守りきった東。3位岡山、4位は清川。5位は終盤に高田をパスした味岡が入った。
雨上がりのTT。トップタイムをマークしたのは辻元拓馬(KOSMIC/ハラダカートクラブ)。2位は昨シーズンSSチャレンジカップクラスチャンピオンの岡山直樹(TONYKART/NEXT-ONE)、3位は昨年同シリーズチャンピオンの東拓志(INTREPID/NEXT-ONE)がつける。予選ヒートから辻元が快走を見せ、一度もトップを譲らずチェッカー。2位は岡山を逆転した東。3位は岡山。4位は昨年の雪辱に燃える高田唯希(ART-GP/トレンタクワトロ鈴鹿)が虎視眈々。
注目の第1戦。ホールショットは辻元。東が2位で、3位には高田が浮上。岡山は4位に後退。辻元は今回絶好調で、東をもじりじりを引き離し、安全なマージンを築いていく。2位の東も高田に付け入る隙を見せずにそのポジションを守る。以下高田、岡山と続き、後方から追い上げた味岡裕輔(INTREPID/NEXT-ONE)がその集団に喰らい付く。味岡は6周目に岡山をパスすると高田を執拗に攻め立てる。さらにその後方では清川善文(FA-KART/ハラダカートクラブ)がスタートの失敗を挽回し追い上げてきた。トップの辻元は幸先の良いトップチェッカー。2位は東、3位は高田と昨年からのTOP3が上位を占めた。4位は味岡。岡山は5位に終わった。
第2戦。路面コンディションは完全なドライになり、さらに激しいバトルが予想された。辻元は今回もうまくスタートを決め、さらにすぐさま2位以下を引き離していく。2位は東だが、3位いいか岡山、高田、清川、味岡と接近戦が展開される。この第2戦の岡山は元気がよく、チームメイトであり、昨年チャンピオンの東に対して執拗に攻め立て、ついには東をオーバーテイクするところまでいく。しかし、レース経験の多い東は抜かれたあとの隙を見逃さず、すぐさまのポジションを奪い返す。その後方では高田をオーバーテイクした清川が前方2台の動きを確かめながら、オーバーテイクする隙間を狙っている。緊迫したレースは終盤まで続く。そのバトルを尻目に辻元は完全独走状態。そしてチェッカー。辻元は開幕ラウンドを全ヒートトップのパーフェクトウィンで飾った。2位は守りきった東。3位岡山、4位は清川。5位は終盤に高田をパスした味岡が入った。
SL中日本シリーズRound1 SSチャレンジカップクラス
2014SL中日本シリーズRound1のSSチャレンジカップクラスは10台のエントリーを集め開幕した。
TTでトップタイムをマークしたのは岩波俊幸(FA-KART/ハラダカートクラブ)。2位には黒谷颯(REDSPEED/NEXT-ONE)、3番手には藤田雅也(TONYKART/NEXT-ONE)。
予選ヒートはスタート直後にアクシデントが発生。その混乱を尻目に岩波がトップを快走。2位は藤田が浮上し、レースが進む。リタイヤする選手も現れる中、ノーリスクで走りきった岩波がトップチェッカー。決勝のPPを獲得。2位は藤田、3位はTT9位から岡部雅(MARANELLO/ハラダカートクラブ)が浮上した。
第1戦の決勝ヒート。ホールショットは岩波。2位には5番手から長谷川敬(FA-KART/ハラダカートクラブ)、3位には深間内清(TONYKART/ハラダカートクラブ)がジャンプアップ。藤田は4位に後退し、岡部5位でオープニングラップを終える。2位以下が混戦でペースアップできない中、岩波は自身のペースでトップを快走し必要なマージンを築いていく。しかし、3位以下を突き放した長谷川がさらに速いラップで岩波を追いかける。レース中盤にはその直後にまで迫り、7周目トップを奪い取る。オーバーテイクされた岩波であったが、長谷川になんとか離されないようペースアップする。長谷川に離されてしまった深間内も4位以下にはマージンを築き、そのポジションを確実なものとする。トップ長谷川のペースは非常に良く、ついには岩波に対して安全なマージンを確保。このままトップチェッカーとなり、初優勝を飾った。2位は岩波、3位は深間内。4位は最終ラップのチェッカー直前のホームストレートで藤田をオーバーテイクした秀里泰生(FA-KART/ハラダカートクラブ)が入った。
第2戦。岩波は第1戦同様うまくスタートを決めトップでオープニングラップを終える。2位には黒谷、3位は長谷川が浮上する。藤田、岡部はポジションダウンしてしまう。岩波は黒谷の追撃を許さずマージンを築いていく。黒谷は3位の長谷川に執拗に追い立てられる。5周目の複合コーナーの出口で2台が並ぶ。それでも黒谷はそのポジションを守りきる。一方長谷川は痛恨のコースアウトでポジションダウン。さらにタイヤに付着した汚れの影響で6周目3コーナーで痛恨のクラッシュ。そのままリタイヤとなってしまった。変わって3位争いは深間内と後方から追い上げた秀里。2人はテールトゥノーズでのバトルを繰り広げる。レースは進み、岩波は危なげなくトップチェッカー。2位は黒谷、3位は秀里とのバトルを制した深間内。秀里は4位。5位は笠井雅進(FA-KART/ハラダカートクラブ)が入った。
TTでトップタイムをマークしたのは岩波俊幸(FA-KART/ハラダカートクラブ)。2位には黒谷颯(REDSPEED/NEXT-ONE)、3番手には藤田雅也(TONYKART/NEXT-ONE)。
予選ヒートはスタート直後にアクシデントが発生。その混乱を尻目に岩波がトップを快走。2位は藤田が浮上し、レースが進む。リタイヤする選手も現れる中、ノーリスクで走りきった岩波がトップチェッカー。決勝のPPを獲得。2位は藤田、3位はTT9位から岡部雅(MARANELLO/ハラダカートクラブ)が浮上した。
第1戦の決勝ヒート。ホールショットは岩波。2位には5番手から長谷川敬(FA-KART/ハラダカートクラブ)、3位には深間内清(TONYKART/ハラダカートクラブ)がジャンプアップ。藤田は4位に後退し、岡部5位でオープニングラップを終える。2位以下が混戦でペースアップできない中、岩波は自身のペースでトップを快走し必要なマージンを築いていく。しかし、3位以下を突き放した長谷川がさらに速いラップで岩波を追いかける。レース中盤にはその直後にまで迫り、7周目トップを奪い取る。オーバーテイクされた岩波であったが、長谷川になんとか離されないようペースアップする。長谷川に離されてしまった深間内も4位以下にはマージンを築き、そのポジションを確実なものとする。トップ長谷川のペースは非常に良く、ついには岩波に対して安全なマージンを確保。このままトップチェッカーとなり、初優勝を飾った。2位は岩波、3位は深間内。4位は最終ラップのチェッカー直前のホームストレートで藤田をオーバーテイクした秀里泰生(FA-KART/ハラダカートクラブ)が入った。
第2戦。岩波は第1戦同様うまくスタートを決めトップでオープニングラップを終える。2位には黒谷、3位は長谷川が浮上する。藤田、岡部はポジションダウンしてしまう。岩波は黒谷の追撃を許さずマージンを築いていく。黒谷は3位の長谷川に執拗に追い立てられる。5周目の複合コーナーの出口で2台が並ぶ。それでも黒谷はそのポジションを守りきる。一方長谷川は痛恨のコースアウトでポジションダウン。さらにタイヤに付着した汚れの影響で6周目3コーナーで痛恨のクラッシュ。そのままリタイヤとなってしまった。変わって3位争いは深間内と後方から追い上げた秀里。2人はテールトゥノーズでのバトルを繰り広げる。レースは進み、岩波は危なげなくトップチェッカー。2位は黒谷、3位は秀里とのバトルを制した深間内。秀里は4位。5位は笠井雅進(FA-KART/ハラダカートクラブ)が入った。
SL中日本シリーズRound1 YAMAHAジュニアクラス
2014年SL中日本シリーズは3月2日に開幕した。
前日からの雨の影響もあり、路面コンディションは完全ドライではないものの、レインタイヤを使うほどもなく、難しい状況の中行われた。
開幕戦のYAMAHAジュニアクラスのエントリーは4台。TTでトップタイムをマークしたのは静谷優佑(ハラダカートクラブ)。セカンドには真弓陽(ハラダカートクラブ)がつけ、3位に吉村篤(NEXT-ONE)、4位はデビュー戦の静谷龍亮(ハラダカートクラブ)がグリッドに並んだ。予選ヒートは優佑がトップを快走。2位の真弓は突き放されずついていく。3位は吉村。4位は龍亮が続く。このままの順位で終わると思われた予選ヒートであったが、残り2周でトップ優佑が痛恨のスピン。変わって真弓がトップに踊り出る。優佑は素早く立て直し、3位吉村には先行されず、なんとか2位を確保した。
開幕戦、PPは真弓。隣には優佑が並ぶ。この決勝の始まる直前、急に雨が落ち始め路面を濡らしていく。しかし、すぐに止みそうな雰囲気だったため、スタート時間を若干ディレイ。10分遅れで決勝がスタートした。真弓は見事なホールショットでトップを堅持。2位は3番手からうまくスタートを決めた吉村が浮上。優佑は3位に後退。しかし優佑はすぐに2位を取り戻し、トップ真弓を追いかける。若干濡れた滑りやすいコンディションの中、見事なマシンコントロールを見せ、2位以下を突き放していく。2位の優佑は序盤こそ慣れない路面に苦労していたが、レース後半にはコンディションの回復もあり、真弓にそん色ないラップタイムを刻む。しかし、序盤に引き離されたギャップは縮まることなく、真弓は幸先のよい優勝を飾った。2位は優佑。3位吉村、4位龍亮となった。
続く第2戦。今回はほぼドライコンディション。真弓は開幕戦と同じようにうまくスタートを決めトップで1コーナーを通過。2位は吉村が浮上し、優佑は3位に後退。龍亮がその後に続く。1周目は真弓、吉村、優佑、龍亮。吉村は開幕戦ですぐに抜き返されたのを守った。しかし、2周目の3コーナーで優佑がインから吉村をオーバーテイク。優佑は真弓に離されないよう早目の仕掛けを行った。これで真弓、優佑、吉村、龍亮の順でレースは進行。真弓は開幕戦のようなかなか突き放せず、緊張感をもったまま後半戦へ。12周目1コーナー、若干残っている水溜りに真弓が足をとられオーバーラン。その隙を優佑が見逃さずトップに躍り出る。真弓はコースアウトこそしなかったものの2位に後退。その3コーナー、再びトップに出ようと優佑のインに飛び込むが抜ききれず、さらに痛恨のスピンを喫してしまう。この隙に吉村は2位に浮上し、真弓は3位に後退することになってしまった。レースは残り3周、4台が離れ離れになってしまったため、このままレースはチェッカー。優佑は自身初優勝を飾った。2位は吉村、3位真弓、4位は龍亮となった。
前日からの雨の影響もあり、路面コンディションは完全ドライではないものの、レインタイヤを使うほどもなく、難しい状況の中行われた。
開幕戦のYAMAHAジュニアクラスのエントリーは4台。TTでトップタイムをマークしたのは静谷優佑(ハラダカートクラブ)。セカンドには真弓陽(ハラダカートクラブ)がつけ、3位に吉村篤(NEXT-ONE)、4位はデビュー戦の静谷龍亮(ハラダカートクラブ)がグリッドに並んだ。予選ヒートは優佑がトップを快走。2位の真弓は突き放されずついていく。3位は吉村。4位は龍亮が続く。このままの順位で終わると思われた予選ヒートであったが、残り2周でトップ優佑が痛恨のスピン。変わって真弓がトップに踊り出る。優佑は素早く立て直し、3位吉村には先行されず、なんとか2位を確保した。
開幕戦、PPは真弓。隣には優佑が並ぶ。この決勝の始まる直前、急に雨が落ち始め路面を濡らしていく。しかし、すぐに止みそうな雰囲気だったため、スタート時間を若干ディレイ。10分遅れで決勝がスタートした。真弓は見事なホールショットでトップを堅持。2位は3番手からうまくスタートを決めた吉村が浮上。優佑は3位に後退。しかし優佑はすぐに2位を取り戻し、トップ真弓を追いかける。若干濡れた滑りやすいコンディションの中、見事なマシンコントロールを見せ、2位以下を突き放していく。2位の優佑は序盤こそ慣れない路面に苦労していたが、レース後半にはコンディションの回復もあり、真弓にそん色ないラップタイムを刻む。しかし、序盤に引き離されたギャップは縮まることなく、真弓は幸先のよい優勝を飾った。2位は優佑。3位吉村、4位龍亮となった。
続く第2戦。今回はほぼドライコンディション。真弓は開幕戦と同じようにうまくスタートを決めトップで1コーナーを通過。2位は吉村が浮上し、優佑は3位に後退。龍亮がその後に続く。1周目は真弓、吉村、優佑、龍亮。吉村は開幕戦ですぐに抜き返されたのを守った。しかし、2周目の3コーナーで優佑がインから吉村をオーバーテイク。優佑は真弓に離されないよう早目の仕掛けを行った。これで真弓、優佑、吉村、龍亮の順でレースは進行。真弓は開幕戦のようなかなか突き放せず、緊張感をもったまま後半戦へ。12周目1コーナー、若干残っている水溜りに真弓が足をとられオーバーラン。その隙を優佑が見逃さずトップに躍り出る。真弓はコースアウトこそしなかったものの2位に後退。その3コーナー、再びトップに出ようと優佑のインに飛び込むが抜ききれず、さらに痛恨のスピンを喫してしまう。この隙に吉村は2位に浮上し、真弓は3位に後退することになってしまった。レースは残り3周、4台が離れ離れになってしまったため、このままレースはチェッカー。優佑は自身初優勝を飾った。2位は吉村、3位真弓、4位は龍亮となった。
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