2013年12月23日月曜日

SL中日本シリーズ Round7 簡単なレポート

12月15日SL中日本シリーズRound7が開催された。今回は2013年シーズンの最終戦で、各クラスのチャンピオンがかかる大きな1戦となった。


YAMAHA TIAジュニアクラス
チャンピオン争いは岩田啓佑(ハラダカートクラブ)と真弓陽(ハラダカートクラブ)の2名。しかし、事情により真弓が不参加となり、レースの前に岩田のチャンピオンが決定した。
岩田はタイムトライアル、予選ヒートをトップで通過すると、第13戦の決勝ヒートは1周目から独走を築き、圧倒的な強さで勝利。2位は中森広翔(NEXT-ONE)がTT4位からの逆転。3位は静谷優佑(ハラダカートクラブ)が入った。
最終戦の第14戦も岩田の独走劇。1年を締めくくるベストタイムの更新で優勝。最終戦はパーフェクトウィンであった。2位はスタートで後方にドロップした静谷が最終的に入った。



SSチャレンジカップクラス
岡山直樹(NEXT-ONE)と前田憲汰(NEXT-ONE)の同門対決のSSCクラス。TTトップは長谷川敬(ハラダカートクラブ)。岡山は2案手スタートから逆転し、決勝のPPを獲得。一方前田はTT7位から予選は最後尾の11位とまさかの展開。第13戦、岡山はスタートからセーフティマージンを築きトップを快走。2番手争いは長谷川と岩波俊幸(ハラダカートクラブ)。前田はスタートから必死に追い上げる。が、レースの終盤に差し掛かったところで前方集団が交錯したところに避けきれずコースアウト。そのままリタイヤとなってしまい、チャンピオンは第13戦を制した岡山に輝いた。2位は長谷川、3位は岩波でフィニッシュ。
第14戦。チャンピオンを決めた岡山は有終の美を飾るべくオープニングラップからハイペースで逃げる。2位争いは長谷川を交わした岩波。しかし、長谷川も話されまいと食い下がる。その後方では吉田忠司(ハラダカートクラブ)が追走。中盤、チャンピオンはなくなったものの、この1年に成長した前田が追い上げ吉田をパス。4位に浮上し岩波、長谷川を追いかける。そして岡山は危なげなくチェッカー。チャンピオンらしい王者の走りを披露。2位は岩波、3位長谷川、4位前田となった。



YAMAHA SSクラス
11台のエントリーを集めたYAMAHA SSクラス。チャンピオン争いは東拓志(NEXT-ONE)が有利な状況。ランキング2位の高田唯希(トレンタクワトロ鈴鹿)はわずかながらの可能性に掛ける。TTトップは辻元拓馬(ハラダカートクラブ)。2位に東、3位に高田。予選ヒートは、今回は辻元が強さを見せトップチェッカー。2位は東が浮上し、高田は3位からの決勝スタートとなる。第13戦、辻元はスタートからホールショットを見せるとそのまま2位以下を引き離し独走状態を築く。2位争いは東、高田、広瀬光結(ハラダカートクラブ)の3名。この中で広瀬の勢いがよく、東、高田を抜き去り2位に浮上。そのまま両者を置き去りにする。なんとしてでも東の前でゴールしたい高田は3位を死守。結局、辻元が独走で優勝。2位は広瀬、3位高田、4位は東となった。チャンピオン争いは第14戦に持ち越される。
第14戦、2013SL中日本シリーズの最終レース。スタートで飛び出したのは高田。オープニングラップでトップを奪う。しかし、辻元、東、広瀬がピッタリとマーク。4名が激しい大バトルを演じる序盤戦。いち早くここから抜け出したのは辻元。トップを奪うとハイペースで逃げ独走状態に。次に抜け出したのは広瀬。しかし、中盤過ぎ、広瀬はトラブルで痛恨のリタイヤを喫する。変わって2位争いは高田と東。高田は2位でも東が3位だと逆転はできない。東もそのリスクを省みず高田を攻め立てる。終わってみればこの最終ラウンドは辻元の圧勝。2位は高田、3位は見事チャンピオンに輝いた東が入った。

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