Avantiクラス
今期最多の34台のエントリーを集めたAvantiクラス。HKCからは9台のエントリー。公式予選最上位は、自己ベストとなる川北浩之(FA-KART)2位。松浦優一(CRG)が9位、葛西徳昭(FA-KART)が11位。以下、加藤雄祐(TONYKART)14位、平野達矢(FA-KART)18位、浅野秀彦(FA-KART)20位、葛西佑紀(CRG)25位、武内広明(FA-KART)26位、辻野弘之(FA-KART)はアタックできず34位となった。
初めてのフロントロースタートの川北は、PPの牽制にタイミングが合わずスタートで順位を落としてしまう。さらに5位の選手にバトルを仕掛けられ、トップを逃がしてしまう。しかし、好調の川北は落ち着いてこれらを捌き、3位にポジションを上げる。さらに2位の選手に迫るが、ここは無理はしない。最終的に3位でフィニッシュし、決勝へ向けていいポジションを得た。松浦は1つポジションを上げ8位。葛西佑紀は25位⇒11位と驚異的な追い上げを見せた。辻野も34位⇒20位と大幅に順位を上げた。
決勝ヒート。ドライ路面でのスタート。PPのドライバーがスタートで若干出遅れる。この煽りをくったのが3番手スタートの川北。またしても5位争いに巻き込まれてしまう。その間にトップと2位は大きなマージンを築いていく。8位スタートだった松浦は集団に飲み込まれ、大幅に順位を落としてしまった。中盤では葛西佑紀、武内、加藤、辻野、平野、浅野のHKC勢がバトルを展開する。3位にポジションを回復させた川北は、一気に後方を引き離し、トップ2台を追っていく。トップ2台も徐々に間隔が詰まり、バトルになれば川北の逆転もありえた。しかし、2位の選手はランキング争いの真っ只中で無理はしない。結局そのままの順位でフィニッシュ。優勝も見えていたが、それでも川北はうれしい初表彰台を獲得した。
X30クラス
こちらも今期最多エントリー、32台を集めたX30クラス。HKCからは5台のエントリー。全日本、地方選のFS125ドライバーが多く出場している中、公式予選で橋詰拓馬(FA-KART)が9位。織田祥平(FA-KART)が14位、高瀬啓太(TONYKART)が15位、橋詰龍二(FA-KART)が25位、岡野将季(FA-KART)が26位。予選ヒートは拓馬が7位でフィニッシュし、入賞へ大きく前進。高瀬は14位。織田は後半のペースが悪く18位にポジションダウン。岡野はポジションアップの20位。龍二は23位で予選を終えた。
決勝ヒート、スタートで好発進の拓馬は、前方のアクシデントを避けながらポジションアップ。さらにペースもよく順位を上げ、一時は4位まで浮上。しかし、後方から速いペースのドライバーにバトルを仕掛けられ、激しいポジション争いを展開。このあたりは少しの経験の差か、順位を失い最終的に8位フィニッシュとなった。中盤争いも全日本ドライバーがひしめくハイレベルなこのクラス。高瀬は17位、織田が19位、岡野は21位、龍二は25位であった。
2012年9月27日木曜日
鈴鹿選手権 第6戦 レースレポート(SSS、Cell、Masters、SS)
鈴鹿選手権シリーズ第6戦は、9月23日開催された。
週間天気予報ではずっと晴れを予想していたのに対し、前日の予報では雨に変わってしまった。迎えた日曜日、天気は雨。路面はもちろんウェット。朝から各ドライバー、シャーシのセットアップ、ギア比の変更など、忙しいレース前となった。そんな天気も昼前には雨は上がり、路面は急激に乾いて、決勝では各クラス、ドライ路面で行われた。今回のレースは予選ヒートが10⇒8周、決勝ヒートが16⇒12周に減算された。
YAMAHA SuperSSクラス
今シーズンの最終戦となるこのクラス。水谷圭児が出場していないため、今回は松村元晃(FA-KART)が1人参戦。公式予選を4位で通過すると、続く予選ヒートでは3位にポジションアップ。好位置から表彰台を目指す。決勝はスタートでPPのドライバーが少し遅れてしまう。松村もその煽りをくって出遅れてしまい、下位とのバトルになってしまう。その間にトップは逃げてしまう。中盤、4位を確保し集団を抜け出した松村。そこから驚異的なペースでトップグループに追いついていく。残り3周、トップ3台との差は1.2秒。しかし、松村はファステストラップを刻みながら急激にその差を縮めていく。ファイナルラップ、ついにグループの後方に追いついた。しかし、そこからオーバーテイクするには周回が足りなかった。フィニッシュは4位。惜しくも表彰台は逃したものの、復帰2戦目で入賞。さらに決勝でのファステストラップを記録した。
CellOPENクラス
VORTEX-ROKGPの事実上のワンメイクとなったこのクラス。今回は前回より台数が増え、13台でレースが行われることとなった。前回優勝の藤松楽久(FA-KART)は、5kgのウェイトハンデを背負ってのレースとなった。公式予選、ウェイトハンデをものともせず3位のタイムを記録。連勝へ向けて好発進を見せた。しかし続く予選ヒート。若干スタートで遅れた藤松は、西ストレートで果敢にポジションを上げようとする。3コーナー、タイヤが温まりきっていなかったのか、まさかのコースアウトを喫する。コースへは復帰したものの、集団からは大きく遅れてしまい、タイヤを温存するためにピットインし予選を諦めた。が、決勝はドライ。スタートで思うように順位を上げられなかった藤松だったが、中盤までには6位にそのポジションを上げた。レース後半は5位争いを展開。そしてついに5位にポジションアップ。4位以上ははるか前方なので、ここでフィニッシュ。なんとか意地を見せた藤松は、2戦連続の表彰を迎えた。
Suzuka Mastersクラス
ランキング争いをしている飯山知一(INTREPID)は、いまひとつ調子があがらないままレースを迎えた。中西智紀(FA-KART)は、徐々に指定のタイヤに慣れてきた感じだ。公式予選、飯山は9位に沈む。中西もあまり得意ではないウェットに苦戦し15位と出遅れる。予選ヒートは飯山がトラブルでリタイヤ。中西はやはりウェットで苦戦するものの、自分のベストを出し12位。少し順位を回復させた。決勝ヒート。ドライコンディションで逆転を目指す。中西はまずまずのスタートを切り、順位を上げていく。逆に飯山は思うように順位を上げられず苦しい展開。中盤、中西は10位前後を争っていたが、他者のスピンに巻き込まれコースアウト。復帰したもののポジションを落としてしまった。これ以降、2人のドライバーに見せ場はなく、飯山は9位、中西は12位でフィニッシュするのがやっとであった。最終戦は12月に行われる。
YAMAHA SSクラス
全日本ジュニア選手権に出場している稲寄速人(FA-KART)が今季初参戦。出走台数が35台のため、予選ヒートまではA、Bの2グループに分けられ行われた。Aグループの公式予選、清水聖也(INTREPID)はユーズドのウェットタイヤに苦戦しタイムが伸びず13位、岩田啓佑(FA-KART)は、コースイン直後にコースアウトを喫してしまい、抜け出すのにかなりの時間を要した。そのため、アタックラップは1周だったため16位に沈む。続く予選ヒート、清水は相変わらず苦しいが、スピンやコースアウトするドライバーを尻目にポジションを上げ11位でフィニッシュ。岩田は一時予選通過ライン内を走行していたが、ペースが悪く最後に1台抜かれて15位。セカンドチャンスヒートに回ることとなった。
Bグループは稲寄が貫禄の2位を獲得。広瀬もまだなれないウェットながら12位のタイムを記録。予選ヒート、スタートでトップに立った稲寄は他のドライバーと激しいバトルを繰り返す。しかし、展開の悪さとタイヤの磨耗に苦しみ、徐々にポジションを失う。最終的に5位で負ニッ主。広瀬は危なげなく走りきり10位。予選は無事通過した。昼後に行われたセカンドチャンスヒートは路面が乾き始めたところで行われた。7台中4台がウェットタイヤ、3台がドライタイヤ。岩田はドライタイヤで出走。PPスタートだったが、初めての最前列でタイミングが合わず出遅れてしまう。ペースもよくなかったが、1台がコースアウトしたため何とか6位でフィニッシュ。決勝へこまを進めた。
決勝ヒート、フルグリッドの34台が1コーナーへなだれ込む。入賞へ早く上位でレースしたい稲寄であったが、序盤はキャブ調整がうまくいかず順位を下げてしまう。逆に清水がポジションを大幅に上げ、中盤でバトルを展開。広瀬はスタートに失敗しポジションダウン。岩田はまずまずのスタートで少し順位を上げた。中盤、スピードを取り戻した稲寄はポジションを回復させていく。1台ずつ順位を上げトップグループとそん色ないラップタイムで追い上げる。しかし、10位に上がったところでフィニッシュ。岩田と広瀬は他のドライバーと終始バトルを展開し、それぞれ27位、28位。清水はペースがまったく上がらず29位でフィニッシュした。
週間天気予報ではずっと晴れを予想していたのに対し、前日の予報では雨に変わってしまった。迎えた日曜日、天気は雨。路面はもちろんウェット。朝から各ドライバー、シャーシのセットアップ、ギア比の変更など、忙しいレース前となった。そんな天気も昼前には雨は上がり、路面は急激に乾いて、決勝では各クラス、ドライ路面で行われた。今回のレースは予選ヒートが10⇒8周、決勝ヒートが16⇒12周に減算された。
YAMAHA SuperSSクラス
今シーズンの最終戦となるこのクラス。水谷圭児が出場していないため、今回は松村元晃(FA-KART)が1人参戦。公式予選を4位で通過すると、続く予選ヒートでは3位にポジションアップ。好位置から表彰台を目指す。決勝はスタートでPPのドライバーが少し遅れてしまう。松村もその煽りをくって出遅れてしまい、下位とのバトルになってしまう。その間にトップは逃げてしまう。中盤、4位を確保し集団を抜け出した松村。そこから驚異的なペースでトップグループに追いついていく。残り3周、トップ3台との差は1.2秒。しかし、松村はファステストラップを刻みながら急激にその差を縮めていく。ファイナルラップ、ついにグループの後方に追いついた。しかし、そこからオーバーテイクするには周回が足りなかった。フィニッシュは4位。惜しくも表彰台は逃したものの、復帰2戦目で入賞。さらに決勝でのファステストラップを記録した。
CellOPENクラス
VORTEX-ROKGPの事実上のワンメイクとなったこのクラス。今回は前回より台数が増え、13台でレースが行われることとなった。前回優勝の藤松楽久(FA-KART)は、5kgのウェイトハンデを背負ってのレースとなった。公式予選、ウェイトハンデをものともせず3位のタイムを記録。連勝へ向けて好発進を見せた。しかし続く予選ヒート。若干スタートで遅れた藤松は、西ストレートで果敢にポジションを上げようとする。3コーナー、タイヤが温まりきっていなかったのか、まさかのコースアウトを喫する。コースへは復帰したものの、集団からは大きく遅れてしまい、タイヤを温存するためにピットインし予選を諦めた。が、決勝はドライ。スタートで思うように順位を上げられなかった藤松だったが、中盤までには6位にそのポジションを上げた。レース後半は5位争いを展開。そしてついに5位にポジションアップ。4位以上ははるか前方なので、ここでフィニッシュ。なんとか意地を見せた藤松は、2戦連続の表彰を迎えた。
Suzuka Mastersクラス
ランキング争いをしている飯山知一(INTREPID)は、いまひとつ調子があがらないままレースを迎えた。中西智紀(FA-KART)は、徐々に指定のタイヤに慣れてきた感じだ。公式予選、飯山は9位に沈む。中西もあまり得意ではないウェットに苦戦し15位と出遅れる。予選ヒートは飯山がトラブルでリタイヤ。中西はやはりウェットで苦戦するものの、自分のベストを出し12位。少し順位を回復させた。決勝ヒート。ドライコンディションで逆転を目指す。中西はまずまずのスタートを切り、順位を上げていく。逆に飯山は思うように順位を上げられず苦しい展開。中盤、中西は10位前後を争っていたが、他者のスピンに巻き込まれコースアウト。復帰したもののポジションを落としてしまった。これ以降、2人のドライバーに見せ場はなく、飯山は9位、中西は12位でフィニッシュするのがやっとであった。最終戦は12月に行われる。
YAMAHA SSクラス
全日本ジュニア選手権に出場している稲寄速人(FA-KART)が今季初参戦。出走台数が35台のため、予選ヒートまではA、Bの2グループに分けられ行われた。Aグループの公式予選、清水聖也(INTREPID)はユーズドのウェットタイヤに苦戦しタイムが伸びず13位、岩田啓佑(FA-KART)は、コースイン直後にコースアウトを喫してしまい、抜け出すのにかなりの時間を要した。そのため、アタックラップは1周だったため16位に沈む。続く予選ヒート、清水は相変わらず苦しいが、スピンやコースアウトするドライバーを尻目にポジションを上げ11位でフィニッシュ。岩田は一時予選通過ライン内を走行していたが、ペースが悪く最後に1台抜かれて15位。セカンドチャンスヒートに回ることとなった。
Bグループは稲寄が貫禄の2位を獲得。広瀬もまだなれないウェットながら12位のタイムを記録。予選ヒート、スタートでトップに立った稲寄は他のドライバーと激しいバトルを繰り返す。しかし、展開の悪さとタイヤの磨耗に苦しみ、徐々にポジションを失う。最終的に5位で負ニッ主。広瀬は危なげなく走りきり10位。予選は無事通過した。昼後に行われたセカンドチャンスヒートは路面が乾き始めたところで行われた。7台中4台がウェットタイヤ、3台がドライタイヤ。岩田はドライタイヤで出走。PPスタートだったが、初めての最前列でタイミングが合わず出遅れてしまう。ペースもよくなかったが、1台がコースアウトしたため何とか6位でフィニッシュ。決勝へこまを進めた。
決勝ヒート、フルグリッドの34台が1コーナーへなだれ込む。入賞へ早く上位でレースしたい稲寄であったが、序盤はキャブ調整がうまくいかず順位を下げてしまう。逆に清水がポジションを大幅に上げ、中盤でバトルを展開。広瀬はスタートに失敗しポジションダウン。岩田はまずまずのスタートで少し順位を上げた。中盤、スピードを取り戻した稲寄はポジションを回復させていく。1台ずつ順位を上げトップグループとそん色ないラップタイムで追い上げる。しかし、10位に上がったところでフィニッシュ。岩田と広瀬は他のドライバーと終始バトルを展開し、それぞれ27位、28位。清水はペースがまったく上がらず29位でフィニッシュした。
2012年9月17日月曜日
SL中日本シリーズRound5 レースレポート
2012年9月16日、SL中日本シリーズRound5が開催された。
台風16号の影響で、レースウィークの週間天気予報は雨を表示。コンディションが懸念される中、レース当日は朝から雨は無く、昼には蒸し暑いドライコンディションとなり、白熱したレースが展開された。
YAMAHA TIAジュニアクラス(5台)
1周のタイムトライアルでトップタイムをマークしたのは、ランキングトップの村松伸一(ハラダカートクラブ)。2位は真弓陽(ハラダカートクラブ)、3位は中森広翔(NEXT-ONE)。予選ヒート、トップ村松は危なげなく1コーナーをクリア。2位も真弓が追走。3位には4番手スタートの大橋優樹(ハラダカートクラブ)が浮上し、4位には須永光(NEXT-ONE)ポジションアップ。中森はスタートに失敗し5番手にドロップ。レースはトップ3が離れる展開ながら、須永と中森が激しいバトル。この戦いはチェッカーまで続き、須永が4位のポジションを守る。トップは村松、2位真弓、3位は大橋。
第9戦決勝ヒート。抜群のタイミングでスタートを切った真弓が、トップ村松のアウト側から仕掛ける。しかし、村松もイン側で粘る。両者接触の結果、真弓がコースアウト。後方の中森も巻き込まれトップは村松がキープ。2位に大橋が浮上し、3位は須永が追走。いち早くコースに復帰した真弓が4番手。中森は復帰に手間取り2周遅れで隊列に戻る。以降は順位変動無く、村松が独走で優勝。2位は大橋、3位は須永が入った。
第10戦決勝ヒート。今度のスタートは綺麗に決まり、村松がトップで1コーナーをクリア。2位真弓に3位大橋が仕掛けるが届かない。4位には中森が浮上し、5位は須永。序盤、真弓が村松に食いついて追走。4番手の中森も3位を狙って大橋のテールトゥノーズにつける。中盤、村松は徐々に真弓を引き離し独走状態を築いていく。真弓も村松には離されたものの、大橋には付け入る隙を与えず2位をキープ。3位であった大橋も中森を徐々に引き離し、5台は単独走行となる。そして村松は今期8勝目のチェッカー。2位は真弓、3位は大橋、4位中森、5位須永となった。
SSチャレンジカップクラス(6台)
女性ドライバーが活躍するSSチャレンジカップクラス。タイムトライアルでトップタイムを記録したのはランキングトップの天白有紀(NEXT-ONE)。2番手には堤佳代(NEXT-ONE)がつける。予選ヒート、天白はトップで1コーナーをクリアすると、そのまま後続を引き離す。2位は堤がキープする。3位には打田量哉(ハラダカートクラブ)が4番手スタートからジャンプアップ。4位には須永哲也(NEXT-ONE)が追走する。しかし、その須永を前田憲汰(NEXT-ONE)がパスし4位に浮上。トップ天白は独走だが、2位以下の5台はテールトゥノーズの大激戦。その中で堤が打田の追走を振り切り2位を安泰のものとする。3位は打田がキープする展開でファイナルラップへ。天白、堤、打田はそのままフィニッシュ。しかし、前田は須永、川北秀夫(NEXT-ONE)にパスされ6位でフィニッシュすることとなった。
第9戦決勝ヒート。天白は危なげなくスタートしトップをキープ。2番手には堤、3番手には打田。4番手には川北が浮上し、5位は須永、6位は前田。レース中盤、須永が川北をパスし4位に浮上。さらに前田も川北をパスし、5位浮上。トップ2台は単独走行。3位以下は大混戦でファイナルラップ。1コーナー、須永が打田に仕掛ける。打田がバランスを崩し、ハーフスピン状態に陥り、そのままコースアウト。その打田を避けきれず前田もコースアウトしてしまう。トップチェッカーは天白。2位は堤で今期4回目の女性ドライバーによる1-2フィニッシュを達成。3位は須永、4位は川北が入った。
第10戦決勝ヒート。天白は先ほどのレースをリピートするかのような抜群のスタートでトップをキープ。そのまま後続を引き離していく。2位はスタートを決めた打田が浮上。堤は3位をキープ。4位には川北が浮上し、5位は須永。6位は前田。序盤は順位変動無く進む。7周目、堤の一瞬の隙をつき川北が3位に浮上。須永も続き、堤は5位にドロップしてしまう。このバトルを尻目に打田は2位の座をキープする。レース終盤、3位争いが激化する。14周目、須永が川北をパスし3位に浮上。堤もこれに続き4位に復帰。川北は5位にドロップしてしまう。レースは天白の圧勝。今期7勝目でチャンピオンに向けてまた一歩前進した。2位は自身最上位の打田。3位は須永が入った。
YAMAHA SSクラス(12台)
毎回激しいバトルが展開されるSSクラス。タイムトライアルでトップタイムを記録したのは最年長ドライバー小田宗孝(オダムセンKC)。63歳のPPはおそらくSL中日本シリーズで最年長記録であろう。2位はランキング1位でチャンピオンに王手をかけている稲寄速人(ハラダカートクラブ)。3位は東拓志(NEXT-ONE)。今回のTT、トップ小田のタイムは唯一の31秒台であったが、2位~8位は32.0で並ぶ大混戦となった。予選ヒート、PP小田はトップをキープ。2位は3番手スタートの東が浮上。2位スタートの稲寄はアウト側に押し出され、辻元拓馬(ハラダカートクラブ)にも先行され4位にドロップする。5周目、東が小田をパスしトップ浮上。6周目、稲寄が辻元をパスし3位浮上。SSクラスならではの激戦がこの予選から展開される。トップは東がキープし2位は小田、3位は稲寄。4位争いは辻元と上村和也(Com.DR)が展開する。この予選ヒートは東が制し、SS初のPPを獲得。小田が2位、3位は稲寄。4位は辻元が守りきり、5位は上村が入った。
第9戦決勝ヒート。ローリングスタートから東が好スタートでトップをキープ。2位は稲寄が浮上。3位にも辻元が上がり、小田は4位にドロップする。2位に上がった稲寄はその勢いのまま東も抜き去りトップに浮上する。しかし、今日の東は落ち着いていた。2周目、すぐさまトップを奪い返すと稲寄を徐々に引き離していく。稲寄も東を追走するが、なかなか追いつけない。3位は辻元がキープ。4位には味岡裕輔(NEXT-ONE)がポジションを上げ、5位清川善文(14.マースMS)とバトルを展開。小田は徐々に順位を落としてしまい、6位争いの展開となる。レース終盤は順位変動こそ無かったが、手に汗握る展開。そしてチェッカー。東はSSクラスでの初優勝を飾った。2位は稲寄。ランキング2位であった高田唯希(トレンタクワトロ鈴鹿)がノーポイントとなったため、これでチャンピオンを確定させた。3位は辻元。4位味岡、5位清川となった。
第10戦決勝ヒート。スタートから東がトップをキープ。今回はすぐさま2位以下を引き離し独走状態を築く。2位には第9戦同様スタートで浮上した稲寄。小田は3位をキープする。小田はセットアップが決まったのかすばらしく速く、4周目に稲寄をパスし2位に浮上。逆に稲寄はペースが上がらず小田に引き離され、さらに後方から来る清川とバトルになりそうな雰囲気。東は中盤で磐石の独走。レースをコントロールし周回を重ねる。小田もいいペースで周回していたが、中盤過ぎに突如ペースが落ちてくる。一気に詰まった14周目、稲寄が小田をパスし2位に浮上。小田は苦しくファイナルラップの3コーナー、清川、松本晋吾(NEXT-ONE)、高田と交錯する。結果、小田ははじき出されそこでリタイヤ。混戦を抜け出し、3位に浮上したのは辻元。4位は松本、5位は高田。チェッカーフラッグ。東は初優勝に続き連勝。2位は稲寄、混乱を冷静に対処した辻元が3位フィニッシュ。4位松本、5位清川となった。
SL中日本シリーズ
リザルト ⇒http://www.haradakart.co.jp/result2012/Round5.pdf
ランキング ⇒http://www.haradakart.co.jp/result2012/ranking2012_5.htm
フォトギャラリー ⇒https://picasaweb.google.com/103402532164207162699/20120916SLRD5?authuser=0&feat=directlink
台風16号の影響で、レースウィークの週間天気予報は雨を表示。コンディションが懸念される中、レース当日は朝から雨は無く、昼には蒸し暑いドライコンディションとなり、白熱したレースが展開された。
YAMAHA TIAジュニアクラス(5台)
1周のタイムトライアルでトップタイムをマークしたのは、ランキングトップの村松伸一(ハラダカートクラブ)。2位は真弓陽(ハラダカートクラブ)、3位は中森広翔(NEXT-ONE)。予選ヒート、トップ村松は危なげなく1コーナーをクリア。2位も真弓が追走。3位には4番手スタートの大橋優樹(ハラダカートクラブ)が浮上し、4位には須永光(NEXT-ONE)ポジションアップ。中森はスタートに失敗し5番手にドロップ。レースはトップ3が離れる展開ながら、須永と中森が激しいバトル。この戦いはチェッカーまで続き、須永が4位のポジションを守る。トップは村松、2位真弓、3位は大橋。
第9戦決勝ヒート。抜群のタイミングでスタートを切った真弓が、トップ村松のアウト側から仕掛ける。しかし、村松もイン側で粘る。両者接触の結果、真弓がコースアウト。後方の中森も巻き込まれトップは村松がキープ。2位に大橋が浮上し、3位は須永が追走。いち早くコースに復帰した真弓が4番手。中森は復帰に手間取り2周遅れで隊列に戻る。以降は順位変動無く、村松が独走で優勝。2位は大橋、3位は須永が入った。
第10戦決勝ヒート。今度のスタートは綺麗に決まり、村松がトップで1コーナーをクリア。2位真弓に3位大橋が仕掛けるが届かない。4位には中森が浮上し、5位は須永。序盤、真弓が村松に食いついて追走。4番手の中森も3位を狙って大橋のテールトゥノーズにつける。中盤、村松は徐々に真弓を引き離し独走状態を築いていく。真弓も村松には離されたものの、大橋には付け入る隙を与えず2位をキープ。3位であった大橋も中森を徐々に引き離し、5台は単独走行となる。そして村松は今期8勝目のチェッカー。2位は真弓、3位は大橋、4位中森、5位須永となった。
SSチャレンジカップクラス(6台)
女性ドライバーが活躍するSSチャレンジカップクラス。タイムトライアルでトップタイムを記録したのはランキングトップの天白有紀(NEXT-ONE)。2番手には堤佳代(NEXT-ONE)がつける。予選ヒート、天白はトップで1コーナーをクリアすると、そのまま後続を引き離す。2位は堤がキープする。3位には打田量哉(ハラダカートクラブ)が4番手スタートからジャンプアップ。4位には須永哲也(NEXT-ONE)が追走する。しかし、その須永を前田憲汰(NEXT-ONE)がパスし4位に浮上。トップ天白は独走だが、2位以下の5台はテールトゥノーズの大激戦。その中で堤が打田の追走を振り切り2位を安泰のものとする。3位は打田がキープする展開でファイナルラップへ。天白、堤、打田はそのままフィニッシュ。しかし、前田は須永、川北秀夫(NEXT-ONE)にパスされ6位でフィニッシュすることとなった。
第9戦決勝ヒート。天白は危なげなくスタートしトップをキープ。2番手には堤、3番手には打田。4番手には川北が浮上し、5位は須永、6位は前田。レース中盤、須永が川北をパスし4位に浮上。さらに前田も川北をパスし、5位浮上。トップ2台は単独走行。3位以下は大混戦でファイナルラップ。1コーナー、須永が打田に仕掛ける。打田がバランスを崩し、ハーフスピン状態に陥り、そのままコースアウト。その打田を避けきれず前田もコースアウトしてしまう。トップチェッカーは天白。2位は堤で今期4回目の女性ドライバーによる1-2フィニッシュを達成。3位は須永、4位は川北が入った。
第10戦決勝ヒート。天白は先ほどのレースをリピートするかのような抜群のスタートでトップをキープ。そのまま後続を引き離していく。2位はスタートを決めた打田が浮上。堤は3位をキープ。4位には川北が浮上し、5位は須永。6位は前田。序盤は順位変動無く進む。7周目、堤の一瞬の隙をつき川北が3位に浮上。須永も続き、堤は5位にドロップしてしまう。このバトルを尻目に打田は2位の座をキープする。レース終盤、3位争いが激化する。14周目、須永が川北をパスし3位に浮上。堤もこれに続き4位に復帰。川北は5位にドロップしてしまう。レースは天白の圧勝。今期7勝目でチャンピオンに向けてまた一歩前進した。2位は自身最上位の打田。3位は須永が入った。
YAMAHA SSクラス(12台)
毎回激しいバトルが展開されるSSクラス。タイムトライアルでトップタイムを記録したのは最年長ドライバー小田宗孝(オダムセンKC)。63歳のPPはおそらくSL中日本シリーズで最年長記録であろう。2位はランキング1位でチャンピオンに王手をかけている稲寄速人(ハラダカートクラブ)。3位は東拓志(NEXT-ONE)。今回のTT、トップ小田のタイムは唯一の31秒台であったが、2位~8位は32.0で並ぶ大混戦となった。予選ヒート、PP小田はトップをキープ。2位は3番手スタートの東が浮上。2位スタートの稲寄はアウト側に押し出され、辻元拓馬(ハラダカートクラブ)にも先行され4位にドロップする。5周目、東が小田をパスしトップ浮上。6周目、稲寄が辻元をパスし3位浮上。SSクラスならではの激戦がこの予選から展開される。トップは東がキープし2位は小田、3位は稲寄。4位争いは辻元と上村和也(Com.DR)が展開する。この予選ヒートは東が制し、SS初のPPを獲得。小田が2位、3位は稲寄。4位は辻元が守りきり、5位は上村が入った。
第9戦決勝ヒート。ローリングスタートから東が好スタートでトップをキープ。2位は稲寄が浮上。3位にも辻元が上がり、小田は4位にドロップする。2位に上がった稲寄はその勢いのまま東も抜き去りトップに浮上する。しかし、今日の東は落ち着いていた。2周目、すぐさまトップを奪い返すと稲寄を徐々に引き離していく。稲寄も東を追走するが、なかなか追いつけない。3位は辻元がキープ。4位には味岡裕輔(NEXT-ONE)がポジションを上げ、5位清川善文(14.マースMS)とバトルを展開。小田は徐々に順位を落としてしまい、6位争いの展開となる。レース終盤は順位変動こそ無かったが、手に汗握る展開。そしてチェッカー。東はSSクラスでの初優勝を飾った。2位は稲寄。ランキング2位であった高田唯希(トレンタクワトロ鈴鹿)がノーポイントとなったため、これでチャンピオンを確定させた。3位は辻元。4位味岡、5位清川となった。
第10戦決勝ヒート。スタートから東がトップをキープ。今回はすぐさま2位以下を引き離し独走状態を築く。2位には第9戦同様スタートで浮上した稲寄。小田は3位をキープする。小田はセットアップが決まったのかすばらしく速く、4周目に稲寄をパスし2位に浮上。逆に稲寄はペースが上がらず小田に引き離され、さらに後方から来る清川とバトルになりそうな雰囲気。東は中盤で磐石の独走。レースをコントロールし周回を重ねる。小田もいいペースで周回していたが、中盤過ぎに突如ペースが落ちてくる。一気に詰まった14周目、稲寄が小田をパスし2位に浮上。小田は苦しくファイナルラップの3コーナー、清川、松本晋吾(NEXT-ONE)、高田と交錯する。結果、小田ははじき出されそこでリタイヤ。混戦を抜け出し、3位に浮上したのは辻元。4位は松本、5位は高田。チェッカーフラッグ。東は初優勝に続き連勝。2位は稲寄、混乱を冷静に対処した辻元が3位フィニッシュ。4位松本、5位清川となった。
SL中日本シリーズ
リザルト ⇒http://www.haradakart.co.jp/result2012/Round5.pdf
ランキング ⇒http://www.haradakart.co.jp/result2012/ranking2012_5.htm
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2012年9月11日火曜日
鈴鹿選手権シリーズ 第6戦 エントリーリスト
9月23日に開催される鈴鹿選手権シリーズ第6戦のハラダカートクラブからのエントリーリストです。
CellOPEN
藤松楽久(FA-KART/VORTEX/DL)
Suzuka-Masters
飯山知一(INTREPID/ROTAX/YH)
中西智紀(FA-KART/ROTAX/YH)
YAMAHA SuperSS
松村元晃(FA-KART/YAMAHA/BS)
Parilla X30
高瀬啓太(TONYKART/IAME/DL)
織田祥平(FA-KART/IAME/DL)
橋詰拓馬(FA-KART/IAME/DL)
橋詰龍二(FA-KART/IAME/DL)
岡野将季(FA-KART/IAME/DL)
YAMAHA SS
稲寄速人(FA-KART/YAMAHA/BS)
岩田啓佑(FA-KART/YAMAHA/BS)
清水聖也(INTREPID/YAMAHA/BS)
広瀬光結(TONYKART/YAMAHA/BS)
PRD Avanti
加藤雄祐(TONYKART/PRD/BS)
武内広明(FA-KART/PRD/BS)
平野達矢(FA-KART/PRD/BS)
葛西徳昭(FA-KART/PRD/BS)
浅野秀彦(FA-KART/PRD/BS)
辻野弘之(FA-KART/PRD/BS)
川北浩之(FA-KART/PRD/BS)
葛西佑紀(CRG/PRD/BS)
松浦優一(CRG/PRD/BS)
CellOPEN
藤松楽久(FA-KART/VORTEX/DL)
Suzuka-Masters
飯山知一(INTREPID/ROTAX/YH)
中西智紀(FA-KART/ROTAX/YH)
YAMAHA SuperSS
松村元晃(FA-KART/YAMAHA/BS)
Parilla X30
高瀬啓太(TONYKART/IAME/DL)
織田祥平(FA-KART/IAME/DL)
橋詰拓馬(FA-KART/IAME/DL)
橋詰龍二(FA-KART/IAME/DL)
岡野将季(FA-KART/IAME/DL)
YAMAHA SS
稲寄速人(FA-KART/YAMAHA/BS)
岩田啓佑(FA-KART/YAMAHA/BS)
清水聖也(INTREPID/YAMAHA/BS)
広瀬光結(TONYKART/YAMAHA/BS)
PRD Avanti
加藤雄祐(TONYKART/PRD/BS)
武内広明(FA-KART/PRD/BS)
平野達矢(FA-KART/PRD/BS)
葛西徳昭(FA-KART/PRD/BS)
浅野秀彦(FA-KART/PRD/BS)
辻野弘之(FA-KART/PRD/BS)
川北浩之(FA-KART/PRD/BS)
葛西佑紀(CRG/PRD/BS)
松浦優一(CRG/PRD/BS)
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