2011年11月5~6日、滋賀県・琵琶湖スポーツランドにてSL全国大会が開催された。
ハラダカートクラブからは7名のドライバーが挑戦。天候が不安定な難しいレースとなった。
YAMAHA TRYカデットクラスには真弓陽(TRY)が出場。真弓はウェットのタイムトライアルを10位で終えると、予選ヒートのスタートでジャンプアップ。しかし、オープニングラップのS字でアクシデントに巻き込まれリタイヤ。決勝ヒートもウェット。予選同様10位スタート。今回は慎重にスタートし、周回を重ねる。終盤、熾烈な9位争いを演じたが、結果は10位に終わった。
YAMAHA カデットオープンクラスには田中大貴(FA-KART)が出場。ウェットとなったタイムトライアル、最後の最後に自己ベストをたたき出し16位。同じくウェットの予選ヒートはスタートでポジションを上げ、10位争いを展開。しかし、レース中盤にスピンを喫し26位にドロップ。初のドライコンディションとなった決勝ヒートも、なれないバトルを見事にこなし、徐々に順位を回復させ、最終的に20位で完走を果たした。
YAMAHA TIAジュニアクラスは、SL中日本シリーズランキングトップの松藤翔也(TIA)、同3位の広瀬光結(TIA)が出場。タイムトライアルは突然に雨でウェットコンディションに。エア圧、ギア比などほとんどギャンブル状態で出走。結果、松藤は13位、広瀬はタイムが伸びず30位。予選ヒートもウェット。松藤は抜群にスタートから順位を上げ、一時は8位までポジションアップ。多くのバトルをしていたが、レース後半に押し出されてコースアウト。結果は29位。広瀬は慎重に、順調にポジションを回復させ18位。決勝ヒートはドライコンディション。スタートで松藤はライバルが飛ばしたパイロンにヒットしコースアウト。なんとかコース復帰し前を追っていく。広瀬は少し順位を落としたものの、危なげないスタート。上位ではジュニアとは思えない激しいバトルが繰り返される。広瀬はひとつずつ確実にポジションを回復。最終的に17位で完走した。TTからは13Pアップだった。松藤は単独走行を強いられたが、まずまずのラップタイムを記録。周回遅れにはされず、29位で完走した。
YAMAHA SSクラスはSL中日本シリーズランキング2位の橋詰拓馬(CRG)と、同7位の織田祥平(FA-KART)が出場。土曜日に行われたタイムトライアルは、計測システムの不具合により、日曜日に延期された。そのタイムトライアル。Aグループの織田は苦しみながら16位。Bグループの橋詰はキャブの不調に見舞われ20位と出遅れる。予選ヒートAグループ、ほとんどのドライバーがレインタイヤを装着。天候が回復し、徐々に路面が乾き始める。織田はドライタイヤで出走し、これが大当たり。レインタイヤ勢を次々とパスし、最終的に8位。見事予選を突破。Bグループは、またしても雨が落ちてきて、全員がレインタイヤ。スタートでポジションを上げた橋詰、次の2コーナーでアクシデント。押しがけ再スタートを行うも、予選通過は絶望的となり、結果27位。残念なDiv2行きとなった。Div2決勝ヒート。路面はウェット。しかし、雨はなく、路面が乾き始めている。スタート時間が延長となったことを利用し、ドライタイヤにスイッチ。そしてスタート。しかしまたもや2コーナーでアクシデントに巻き込まれる。押しがけで再スタートするものの、タイロッドが曲がってしまっており、その周の最終コーナーでストップ。非常に悔しいリタイヤとなった。最後に行われた決勝ヒート。15番手スタートの織田はローリングで追突されスピン。そこへ後続に衝突され、タイロッドが破損。スタートする前にリタイヤという、こちらも非常に悔しい結果となった。
YAMAHA SuperSSクラスはSL石野シリーズランキング7位の川北浩之(FA-KART)が出場。ウェットのタイムトライアルは17位。SuperSSは予選落ちがあるため、落とせない予選ヒート。ウェットコンディションで、雨がかなり降ってきた。そのため急遽ギア比を変更する。スタートは問題なかったものの、まったくスピードが上がらず苦しい展開。川北はかなりコーナーを攻めているが、どうしても最後方から抜けられない。攻めた結果、8コーナーでスピンアウト。必死に押しがけを試みるものの、エンジンがかかることなくリタイヤ。実は変更したギアを間違えて装着していた。結果22位、無念の予選落ちを喫した。
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