2014SL中日本カートミーティングシリーズは、10月19日開催された。
YAMAHA TIAジュニアクラス
YAMAHA TIAジュニアクラスは今期最多の7台がエントリー。
TTでトップタイムをたたき出したのは静谷優佑(ハラダカートクラブ)。2位には吉村篤(NEXT-ONE)が続く。優佑は予選もトップチェッカーで決勝のPPを獲得。2位にはランキングトップの真弓陽(ハラダカートクラブ)が浮上。
第11戦の決勝ヒート。優佑はスタートダッシュを決めると、そのまま2位以下を引き離していく。2位争いは真弓、吉村、静谷龍亮(ハラダカートクラブ)の3台。優佑は危なげなくトップでチェッカー。今季4勝目。2位は真弓、3位は吉村。
第12戦はスタートで真弓がトップに浮上。PPの優佑は3番手に後退。しかし、優佑はすぐさま吉村をオーバーテイクし2位に浮上。さらにその勢いを保ったまま真弓を抜き去りトップに返り咲く。優佑は今回磐石の走りで連勝。チャンピオン争いに踏みとどまった。真弓はこのレースでも2位に入りランキングトップを守った。
SSチャレンジカップクラス
SSチャレンジカップは14台のエントリー。
TTトップは臼井卓士(トレンタクワトロ鈴鹿/KOSMIC)。2位にはシャーシチェンジした黒谷颯(NEXT-ONE/INTREPID)がつける。予選ヒートは臼井がトップチェッカー。2位黒谷、3位藤田雅也(NEXT-ONE/TONYKART)とTTと同じトップ3。
第11戦決勝ヒート。臼井はスタートから逃げに入り、レース中盤には安全なマージンを築く。2位争いは藤田と黒谷。黒谷はオーバーテイクの際にミスでスピンアウト。藤田は2位を確保し、3位にはランキングトップの岩波俊幸(ハラダカートクラブ/FA-KART)が浮上。レースはこのまま進行し、臼井はランキングトップに返り咲く5勝目。2位は今季最高位の藤田。3位走行だった岩波はミスでコースアウトを喫し5位チェッカー。3位は長谷川敬(ハラダカートクラブ/FA-KART)が入った。
第12戦も臼井はトップを守る。2位争いは藤田、黒谷、岩波、長谷川、澤口宙征(ハラダカートクラブ/CRG)、さらに吉田彰都(ハラダカートクラブ/FA-KART)も入る大混戦。ここから岩波が抜け出し、黒谷が徐々に後退。予選6位だった吉田がペースを上げ3位に浮上。臼井は危なげなく連勝で6勝目。2位は岩波。3位は吉田が自身最高位を獲得した。
YAMAHA SSクラス
YAMAHA SSクラスは9台のエントリー。
TTトップは辻元拓馬(ハラダカートクラブ/KOSMIC)。2位は高田唯希(トレンタクワトロ鈴鹿/ART-GP)がつける。予選のオープニングラップ、辻元がトップをキープする。2位高田はオーバーテイクを仕掛けるも、ミスが出て後退。2位争いは東拓志(NEXT-ONE/INTREPID)と岡山直樹(NEXT-ONE/TONYKART)、清川善文(ハラダカートクラブ/FA-KART)が熾烈。終盤、東もミスが出て後退。予選は辻元、清川、岡山、高田の順でフィニッシュ。
第11戦決勝ヒート。辻元はスタートから逃げに入り、2位との差を徐々に広げていく。しかし、レース中盤からペースを上げた高田が辻元を猛追。ついには辻元をオーバーテイクしトップに浮上。辻元はレース後半でペースが上がらず、清川との2位争いを展開。高田は第10戦に続く2勝目。辻元が2位、3位は清川が入った。
第12戦、トップ争いはSL中日本シリーズならでは大混戦。辻元、高田、清川、そして予選8位からジャンプアップした東の4台が激しいバトルを繰り返す。このレースでもっとも調子のよかった東はすべてのドライバーを抜き去りトップに浮上。東はそのポジションを守りきりトップチェッカー。2位は辻元、3位は高田。
このレースでランキングトップの辻元は2位の東に対し40Pのリードを築き、最終戦を残してチャンピオンを決定させた。
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