2011SL中日本シリーズRound5は、9月18日快晴の天候で開催された。
今回開催されたクラスはYAMAHAジュニア、SSチャレンジカップ、YAMAHA-SS、PRD-Avantiの4クラス。
YAMAHAジュニアクラスは5台のエントリー。
TTトップは東拓志(NEXT-ONE)。2番手は広瀬光結(ハラダカートクラブ)、3番手は松藤翔也(ハラダカートクラブ)。予選ヒートは東が無難にトップ。2番手は松藤が浮上。3番手に広瀬。以下4位は村松伸一(ハラダカートクラブ)、5位中森広翔(NEXT-ONE)が続く。
第9戦決勝ヒート。スタートは東、松藤が好スタート。広瀬は失敗し、最後尾まで順位を落とす。東と松藤はテールトゥノーズで周回を重ねる。広瀬は中森、村松をパスし3位浮上。レース終盤に差し掛かるころ、松藤が東をパスする。しかし、東はすぐさま返し、トップを奪い返す。そのバトルの間に広瀬が追いついてきた。そしてファイナルラップ。若干距離はあったものの、松藤が東のインに飛び込む。2人は軽く接触し、スピードが落ちる。そのインを広瀬がすり抜ける。松藤はいち早く加速し、広瀬の先行を阻むが、フィニッシュラインは半車身差で広瀬がシーズン初優勝を飾った。2位松藤、3位東。
第10戦決勝ヒート。スタートは東、松藤、広瀬の順。今回は松藤がスピードを見せ付ける。早めに東をパスすると、そのまま後続を引き離し、独走状態を築く。激しいのは2位争い。東と広瀬の熾烈なバトル。4位走行村松、5位中森。松藤はファイナルラップまで安定した走りを見せつけ、ランキング1位を守る6勝目。2位は守りきった東、3位は広瀬、以下村松、中森をフィニッシュした。
SSチャレンジカップクラスは8台のエントリー。
TTトップは柳秀治(ハラダカートクラブ)。2位は三好慶太(トレンタクワトロ奈良)。予選ヒートは柳がスタートからトップを守る。スタートで2番手に上がったのは藤野能樹(ハラダカートクラブ)。3番手に落ちた三好であったが、すぐに藤野をパスし2番手に返り咲く。藤野は3番手。4番手は山本大輔(ハラダカートクラブ)。予選ヒートはこのまま終了。柳が決勝のPPを獲得した。
第9戦決勝ヒート。柳は無難なスタートからトップを快走。藤野は2番手に浮上。三好が3番手。4番手には山本が追走。レースはこのオーダーのままファイナルラップまで進み、嬉しい優勝を柳が飾った。2位は藤野、3位は三好。
第10戦決勝ヒート。ここまで土付かずの柳、このヒートもスタートから快調に飛ばす。2位は三好がつけ、3位は藤野。ランキング争いの山本はローリングでトラブルでストップ。痛いDNS。レースは柳、三好、藤野の一進一退のバトルが展開される。オーバーテイクはないものの、緊張感あるレースで、いつひっくり返るかわからない。しかし、3名のドライバーは落ち着いたレース運びをし、そのままチェッカー。柳はカルテット4(1位x4回)で完全勝利。2位は三好、3位は藤野。4位は天白有紀(NEXT-ONE)が追い上げ総合でも4位となった。
初開催のPRD-Avantiクラス。4名のドライバーがエントリー。
TTトップはSSクラスランキング3位であった松本晋吾(NEXT-ONE)。2位は加藤雄祐(ハラダカートクラブ)、3位は仁科真一(ハラダカートクラブ)、4位は武内広明(ハラダカートクラブ)。予選ヒートは松本が快調にトップを走りチェッカー。以下に順位変動はなく終了。
第9戦決勝ヒート。スタートから順位変動がなく、松本は徐々に2番手以下を引き離す展開。接線なのは2位争い。加藤と仁科がテールトゥノーズでのバトル。武内は少しずつ離されていく。加藤と仁科のバトルは終盤、仁科が力尽き、加藤は2位を確定。優勝は松本。2位加藤、3位仁科、4位武内であった。
第10戦決勝ヒート。スタートから松本が4度好スタート。2番手には仁科が上がる。3番手加藤、4番手武内。松本は中盤には独走状態を築き、安全マージン。加藤は必死で仁科を追いかけるが、なかなかオーバーテイクまで至らない。ファイナルラップ、松本はペースを落として確実に優勝を飾った。2位はなんとか守りきった仁科、3位加藤、4位武内であった。
SL中日本シリーズのメインイベントYAMAHA-SSクラス。エントリーは16台。
TTトップは同クラス06、07チャンピオン江藤剛士(トレンタクワトロ鈴鹿)。2位は橋詰拓馬(ハラダカートクラブ)、3位は稲寄速人(ハラダカートクラブ)。予選ヒートは江藤が無難にダッシュ。2位は争いは橋詰と稲寄のバトル。4位はランキングトップの奥田史憲(トレンタクワトロ鈴鹿)が浮上。上位勢は危なげなく走りきりトップは江藤。以下橋詰、稲寄、奥田、田中裕史(トレンタクワトロ鈴鹿)と続く。
第9戦決勝ヒート。江藤はホールショット。2位は稲寄が浮上。3位は橋詰。4位以下は混戦。江藤はペースが良く、徐々に2位以下を引き離していく。予選同様2位争いは稲寄と橋詰。中盤、ペースのよい橋詰が稲寄をパス。しかし、稲寄もすぐに返し、バトルが激しい。その間、江藤はさらにマージンを築く。橋詰はさらに稲寄をパスし2位浮上。しかし、絵等とのギャップはかなりあり、追いつけない。その間、4位以下のバトルは激しさを増し、アクシデントが多発。ほとんどの中団ドライバーが消えてしまう。その中には奥田も含まれていた。トップ3はそのままチェッカー。江藤は嬉しい今季初優勝。2位橋詰、3位稲寄。4位は田中、5位高田唯希(トレンタクワトロ鈴鹿)が入った。
第10戦決勝ヒート。ホールショットは江藤が取り、橋詰が続く。3位は稲寄、4位奥田、5位は上村和也(Com.DR)が浮上。トップグループは5台になり、これまでと違う展開に。トップ江藤は思いのほかペースが上がらず、橋詰に執拗に攻撃される。隙をうかがいたい橋詰は焦りからか江藤に接触。江藤は無事だったが、橋詰は後退。2位に上がった稲寄。橋詰は盛り返し稲寄を攻めるがまたしても失敗し5位まで順位を落とす。トップを守った江藤であったが、やはりペースが作れず、徐々に稲寄に迫られる。しかし、マージンがあった江藤は持てる力を出し切りトップチェッカー。連勝を飾った。2位は惜しくも稲寄。3位は奥田。4位橋詰、5位上村が入った。
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